Webライティングは独学で勉強できる?|できます

・Webライティングは独学で勉強できる?
・Webライティング講座を受講する資金的余裕はないが勉強したい
・Webライティングの仕事を始めたいが勉強方法が分からない

本記事は、ご覧の疑問にお答えします。

こんにちは。YAITAです。

2022年の10月でWebライティング歴3年目です。ちょうど3年前の今頃、上でご紹介した疑問や悩みを抱えていました。

Webライティングの勉強が必要と感じたのは、ブロガーとして活動するには必須のスキルだと判断したからです。当時の私は、文章の書き方やブログの始め方も分からないド素人でした。

そんな昔の自分と同じ疑問や悩みを抱えている人達へ向けた内容です。

今回は「Webライティングの勉強は独学でもできる?」について、私の経験談を元に書いていきます。

なお、クラウドソーシングサイト「ランサーズ」をベースにした内容です。

クラウドソーシング「ランサーズ」

Webライティングは独学でも勉強できる?

結論から言えば可能です。Webライティングの勉強は独学でも十分可能ですし、実際に私は独学でWebライティングの仕事を始めました。

活動時期にもよりますが、ランサーズでは認定ランサーとして評価された時もあります。

すなわち、高い費用を負担しなくても勉強は可能ですし、稼げる環境を作れます。ただし、独学では充実した環境や手厚いサポートなどを受けられないのは事実です。1人で不安に感じることも多く、講座を受講して手厚いサポートを受けつつ勉強した方が効率的でしょう。

ただ、私は金銭的な余裕がありませんでした。なので、1人で勉強しつつランサーズで案件を探し、約1ヶ月後に初めて案件を受注しています。

その1ヶ月間、何をしていたのか?と言えば、下記3つの習慣作りです。

  1. 記事を毎日読んだ
  2. 参考になりそうな本を毎日読んだ
  3. 毎日文章を書いた

記事を毎日読んだ

勉強の一環として、毎日記事を読む習慣を作りました。素人がいきなりペンを持っても記事なんて書けません。なので「記事を書くって何だろう?」という初歩的なことから始めたんです。

「Webライティング」に関するワードをGoogleで検索し、上位表示されている記事を上から順番に読み続けました。併せてブログ記事なども読み漁りました。

私はもともとブロガー志願だったので、自分の理想とするブログを考えつつ、参考になりそうなブログを見つけては読み続けたのを覚えています。

1つでも勉強になった記事はブックマークし、いつでも確認できるように管理しておきましょう。「あの記事どこだっけ…」と探すのは、時間が勿体無いだけです。

参考になりそうな本を毎日読んだ

情報を調べていくうちに、本を紹介するサイトが複数ありました。そこで、気になった本を購入し、毎日読む習慣を作りました。

私がWebライティングを始めるために読んだ本は下記です。

なぜ文章が書けないのか。文章を書くにはどうすれば良いのかを教えてくれます。

私が購入した当時は、アップデート版がありませんでした。Webライティングの基礎を漫画で教えてくれるので、活字が苦手な人でもオススメです。

ライティングの活動を始めた後に知った本ですが、個人的に一番オススメの1冊。ライティングの基礎から提案の仕方まで詳しく解説しています。

毎日文章を書いた

上位サイトや本で勉強したことを、文章でまとめる習慣を作りました。その日に勉強したことや気づいた点を書いていく感じです。

同時に「1ヶ月後には5,000文字を書く」の目標を設定し、日に日に文字数を上げていきます。

最初は1,000文字。素人にとって、この数字がどれだけ大きく大変なことか。5〜6時間かけて書き終えたことを覚えています。文章の書き方云々は関係なく、とにかく設定文字数の突破を目的にしました。

「設定した文字数を書けた」という事実が自信になっていたんです。実際、1ヶ月後には1万文字の記事を書いています。

ですが、私はココで失敗しています。それは、読者の疑問や悩みを解決するための「論理的文章」や「読みやすい文章」を意識して書けていなかったからです。

実際の失敗談

私が実際にクライアントから受けた指摘内容を紹介します。

  1. 〇〇の見出しは論理的な文章で書いて下さい。
  2. 余分な情報が多過ぎて内容が伝わりません。
  3. 回りくどい文章が多いです。分かりやすく書いて下さい。
  4. 読者が求めている情報でしょうか?
  5. 上位サイトの情報を再確認して下さい。
  6. 書いてある内容が理解できません。

文字数を意識し過ぎた結果、クライアントの意向にそぐわない記事を納品していたんです。当然ながら修正依頼を受けますし、文章を書くことの難しさを痛感しました。

なので、文章を書くときは、読者の悩みや不安を見極め、答えになる情報を分かりやすい文章で書きましょう。

ここからは「分かりやすい文章って?」という疑問に関して解説していきます。

Webライティングを独学で勉強するポイント4つ

クラウドソーシングサイトでWebライティングの仕事を請け負うなら、覚えておきたいポイントが4つあります。

  1. ライティングスキル
  2. WordPress編集経験
  3. リサーチ能力
  4. 提案力

順に解説します。

ライティングスキル

分かりやすい文章を書く上で不可欠のスキルです。

「分かりやすい」=「読みやすい」で、情報が正しく伝わる文章を意味しています。

分かりやすい文章を書くためのポイントをまとめました。

  1. 答えを示す
  2. 答えに対する根拠を示す
  3. 文章は長過ぎずコンパクトに
  4. 適度な改行で圧迫感を与えない
  5. 同じ語尾を連続して使い過ぎない

答えを示す

まず答えを示しましょう。読者の疑問に答えていなければ「この記事ではダメ」と判断され、離れていくからです。

例えば、本記事の冒頭で「Webライティングの勉強は独学でできる?」という質問に対し、見出しの最初に「できます」と端的に答えていますよね。

読者は疑問に対する答えを知りたいので、記事で1番伝えたいことは最初に書きましょう。

答えに対する根拠を示す

答えを示す際は根拠も併せて伝えましょう。情報の説得力を高めるためです。本記事では「実際に私は独学で勉強した」の情報が根拠になります。

この根拠を伝えることで「独学でも大丈夫なんだ」と納得してくれるんです。

また、数字を使って根拠を示すのも効果的です。

例えば、明日の天気を知りたくて「明日の雨降るかな?」と家族に聞いたとします。

A:
「降るかもしれないから傘を持ってったら?」
B:
「午後は降水確率40%って言ってたから、傘を持ってったら?」

降水確率40%という根拠を伝えることで「雨降るかも…」と納得できる情報になるんです。

文章は長過ぎずコンパクトに

コンパクトに伝えることを意識し、余分な情報は切り捨てましょう。長過ぎる文章は情報を覚えられず、読みにくいと判断されるからです。

余分な情報が多過ぎると、記事で伝えたいことが埋もれてしまいます。まわりくどい文章も同じで「読みにくい」と判断されれば離れていくでしょう。

一度離れた人は、まず帰ってきません。問題を解決してくれる記事は、他にも無数にあるからです。

適度な改行で圧迫感を与えない

「読みやすさ」を意識して適度に改行しましょう。

改行が無い文章は、読者に圧迫感を与えてしまい「読みづらい」「こんなに読むの?」といったマイナスイメージを持たれやすくなります。

ただし、改行のルールはクライアント毎に異なりますので、レギュレーションに沿って改行しましょう。

同じ語尾を連続して使い過ぎない

語尾が同じ文章を続けると、読みにくい文章になります。例えば、下記の文章です。

Webライティングの勉強は独学でもできます。ライティングに関する情報を発信する記事や本も沢山あります。確かに、講座などを活用する方が効率的に学べます。ですが、高額な費用を負担しなくても勉強はできます。事実、私は独学で勉強しています。

文章の最後が「ます」で続いています。クライアントによっては厳しくチェックされ、修正依頼を受けかねません。

「です」「ます」「でしょう」「ですよね」「ですね」「ました」「ますね」「ません」など語尾は複数ありますので、読みやすい文章を意識して語尾を使い分けましょう。

語尾の種類もクライアントのレギュレーションによって制限されます。例えば「ですね」「ですよね」「でしょう」は使用禁止のケースです。他にも「体言止めは禁止」といったケースもあります。

WordPress編集経験

WordPressの編集経験があると、案件の提案時で有利になります。WordPressでサイト運営しているクライアントが多いからです。

そもそもWordPressとは、Web上に表示されるコンテンツの構成や管理を行うCMS(Contents Management Systemの略)で、当ブログもWordPressで管理しています。

WordPress未経験だと、経験者を優遇されるので提案時に不利です。

ただし、全てのクライアントがWordPressとは断言できませんし、WordPressだとしても、ライターに触らせないケースは少なくありません。その場合、ワードやGoogleドキュメント、または専用のツールを使って納品します。

それに、WordPressでのサイト運営は有料になるので、金銭的に難しい人もいるでしょう。

当ブログでは立ち上げに3万円程度、サイト維持に年間1万円ほどかかっています。

「じゃあ、無料でWordPressを触わることは不可能?」というと、方法はあります。それは、Webライティング勉強を兼ねた初心者用の案件に提案し採用されることです。

Webライティングの勉強からWordPressの操作方法、記事の添削などのサポートを受けつつ実際に記事を書いて報酬を受け取れます。

ただし、初心者用の案件は報酬がとても安価なので、今すぐ稼ぎたい人にはオススメできません。

リサーチ能力

読者の疑問に対する答えやその根拠、解決する方法などの情報を収集する能力で、Webライティングでは重要なポイントになります。

情報収集する際に陥るのが「情報を集める線引きが分からない」というケースです。

「この情報は有力だ!」と集めていくうちに「あれ、これも必要かな?」「これも必要なんじゃ…」と収拾がつかなくなります。結果、伝えるべき情報が埋もれてしまい、伝わりにくい記事になってしまう状態です。

ここでの判断基準は「読者が1番に知りたい情報の答えと根拠、解決方法」を意識しましょう。

「答え」「根拠」「解決方法」の3つを起点にして情報収集し、上で紹介した分かりやすい文章で書けば「読みやすいし、答えや解決方法まで分かった」と評価されやすくなります。

提案力

ここでの提案力とは、クラウドソーシングで案件に提案する時の「提案文の書き方」を表しています。

特に高額案件では提案が殺到するため、その中で「あなた」というライターが選ばれるには「実績」と「提案文」で勝負するしかありません。

もちろん、クライアントは信頼できそうなライターを選びます。なので、自信を持って「自分に任せて!」とアピールする提案文が必要です。

A:
「未経験でよく分かりませんが、とにかく頑張ります。よろしくお願いします。」
B:
「御社商品を購入して扱いも熟知しており、消費者目線で情報を伝えられます。ぜひ私にお任せください。」

上記2点の提案なら、クライアントは迷わずBを選ぶでしょう。

仮に不採用だったとしても、凹まない気持ちが大事です。案件は沢山ありますので、自分ができる案件を探し続けましょう。

提案を勝ち取った私なりの方法

勉強しても、提案を勝ち取れなければ話は進みません。提案を勝ち取った私なりの方法をご紹介します。

テストライティングを申し込む

上述しましたが、数ある提案の中から採用を勝ち取るには「実績」と「提案文」が大切です。とはいえ、最初は実績なんてありません。

なので、当時の私は提案文の最後に下記のような文章を添えていました。

大変申し訳ありませんが、御社に提出できる実績等はございません。そこで、私の実力を確認するためにテストライティングの機会を頂ければ大変幸いです。

この文章が決め手になったかは分かりませんが、テストライティングを受けて採用になった案件はあります。

テストライティングを受けたら、納期までに必ず納品しましょう。

個人ブログの記事(上位)を添えてアピールする

個人ブログを運営し、上位表示された記事を根拠にする方法です。

当ブログでも上位記事は複数あるので、その記事を片手に「私なら上位を狙えます。添付したブログ記事は、KW「〇〇 〇〇」で現在○位です。」とアピールする感じです。

当ブログはゲーム関連がほとんどなので、ゲーム以外のカテゴリで上位表示されている記事を提示しています。

特に、1位を取れると強力な説得力になるので、個人ブログの運営はオススメです。

添削してくれる案件を受注する

持論ですが、ライティングスキルを大きく成長させる一番の方法は「自分よりスキルの高いライターに添削してもらうこと」です。勉強目的で添削してくれる案件に提案し、添削を受けます。

独学での勉強では、記事の評価や感想はもちろん、指摘も受けられません。

「この部分は、こう書いた方が分かりやすいよ」などの添削を受けられる環境は、ライティングスキルを成長させる「気づき」を与えてくれます。

「着実にライティングスキルを上げたい」と考えているのなら、添削してくれる案件(環境)を探しましょう。

時には、凹むほどの指摘を受ける場合はあります。私も数多くの指摘を受けてきました。

  1. 〇〇の見出しは論理的な文章で書いて下さい。
  2. 余分な情報が多過ぎて内容が伝わりません。
  3. 回りくどい文章が多いです。分かりやすく書いて下さい。
  4. 読者が求めている情報でしょうか?
  5. 上位サイトの情報を再確認して下さい。
  6. 書いてある内容が理解できません。

ですが、指摘を受けなければ成長のきっかけもありません。

まとめ

Webライティングの勉強は独学でもできます。私は下記の方法で1ヶ月ほど勉強しました。

  1. 記事を毎日読んだ
  2. 参考になりそうな本を毎日読んだ
  3. 毎日文章を書いた

記事を書く上で大切なのは「読者の悩みや疑問に答えること」です。

私もまだまだ修行中の身。共に頑張りましょう。