・新型iPad ProとiPad Air4の違いって?
・iPad ProとiPad Airならどっちが買い?
本記事は、ご覧の疑問に向けた内容です。
こんにちは。ミニマリスとYAITAです。仕事とプライベートでiPadを使い、使用歴は4〜5年ほどになります。
2022年10月26日。iPad(第10世代)とiPad Pro(第6・第4世代)が発売されましたね。M2チップ搭載やステージマネージャーの実装など、気になる人は多いでしょう。
私も11インチのiPad Pro(第4世代)を購入しました。
今回は「iPad ProとiPad Airの両方を使ってみた感想や違い、購入すべきiPad」について書いていきます。
iPad ProとiPad Airを違いや使用感をレビュー

私が持っているiPad Airは第4世代(1世代古い)というのもありますが、iPad Proの圧倒的なパフォーマンスに驚くばかりです。ひとつ一つの動作がヌルヌル動き、処理も速くて助かっています。「流石はPro」という感想です。
全ての動作がスムーズかつ滑らか
iPad Proで行う全ての動作が滑らかです。iPad Airでも十分なスペックを持っていますが、Proではアプリ1つの動作や処理の速さが違います。
デザインや動画といった重たい処理が必要になる環境や、ハイスペックが求められるゲームアプリなどでは、Proのパフォーマンスを実感できるはずです。
ゲームアプリも快適
ゲームアプリもヌルヌル動きます。
例えば、当ブログで紹介している原神のケースでは、エフェクトや描写処理などを高めに設定しても重いと感じません。FPS(フレームレート)を120に設定しても快適に遊べます。
ただし、FPSが60・120に上げていくと、当然ながらバッテリーは著しく消費していきます。
詳しくは下記記事をご覧下さい。
ステージマネージャが便利

iPad OS16.1で実装されたステージマネージャーは、SideCarを上回る性能です。
SideCarに対応していないアプリは分割できませんでしたが、ステージマネージャによって可能になりました。
例えば、ゲームアプリを起動しつつ攻略サイトを表示し、サイトを確認しながらゲームを続けることも可能です。サイトを確認中にアプリがログアウトする手間もありません。
iPad ProとiPad Airならどっちを買うべき?

iPad ProとiPad Air、どちらを買うか迷っている人も多いでしょう。
まず決めるべきは「iPadで何がしたいのか?」です。
仕事の効率と快適を求めるならiPad Pro
本格的なデザインや動画編集といった重い処理の作業や容量が必要になる作業、特に仕事として使うならiPad Proをオススメします。
負荷の大きい作業はパフォーマンスに影響し、iPad Airでは物足りないと感じるためです。iPad Airでは最大256GBのストレージですが、iPad Proでは最大2TBまで対応できます。
他にも、幻塔や原神の様なハイスペックのゲームアプリを大画面で快適に動かしたい人にもオススメです。
11インチと12.9インチならどっち?
据え置き機としてなら圧倒的に12.9インチをオススメします。一方、持ち運ぶ機会が多く、コンパクトを重視するなら11インチがオススメです。
私が11インチを選んだ理由は2つ。
- 持ち運ぶから
- 持っているMagic Keyboardが11インチ用だから
家ではMacBookで作業しますが、外出時はiPadを使用しています。理由は単純にコンパクトだからです。カフェの小さな机でも、11インチなら十分できます。
Magic Keyboardが11インチ用という理由も大きいです。12.9インチのiPad ProとMagic Keyboardを合わせると、20万円を簡単に超えてきます。
ブログ執筆やデジタルノートとして使うならiPad Air
簡単なデザインを含めた作業や、記事・ブログなどのライティング、デジタルノートとして使いたい人はiPad Airをオススメします。
現在はiPad Air5が最新ですが、iPad Air4でも十分すぎるスペックです。
iPad AirはiPad Proに比べてスペックは劣るものの、ライティングやデジタルノートとしてなら問題なく動作します。大学の授業でデジタルノートとして使ったり、WordPressでブログを書いたりといった作業は、iPad Airで全て対応が可能です。
ゲームアプリも十分動作します。幻塔や原神も問題なく動くので、iPad Proに拘る必要はありません。
iPad Air5なら、ステージマネージャーにも対応できます。
iPad ProとiPad Airの違い

iPad Pro4とiPad Air4のスペックについての比較をしていきます。まずはベンチマークアプリ「Geekbench」を使っての比較で、数値が高いほど優れています。

※計測の度に数値が若干変動するようです。
ベンチマーク(CPU・GPU)
CPU | iPad Pro(第4世代) | iPad Air(第4世代) |
Single-Core Score | 1894 | 1577 |
Multi-Core Score | 8470 | 4288 |
GPU | iPad Pro(第4世代) | iPad Air(第4世代) |
Metal Score | 33696 | 12444 |
CPU・GPUのベンチマークテストでは、ProがAirより優れているのが分かります。
なおGeekbenchでは、他のApple製品のスコアも掲載されており、抜粋したのが下記です。iPad(第9世代)やiPad Pro11インチ(第3世代)など、比較的新しい製品に関する記載がありませんでした。
CPU Single-Core | CPU Multi-Core | GPU | |
iPad Pro11インチ (第4世代) | 1894 | 8470 | 33696 |
iPad Air (第4世代) | 1577 | 4288 | 12444 |
iPad Pro11インチ (第2世代) | 1707 | 7215 | 11883 |
iPhone12 Pro | 1575 | 3862 | 9123 |
iPhone11 Pro | 1311 | 3240 | 7338 |
iPhone SE (第2世代) | 1310 | 2728 | 7251 |
サイズ・重量
iPad Pro(第4世代) (Wi-Fi+Cellular) | iPad Air(第4世代) (Wi-Fi) | |
高さ | 247.6mm | 247.6mm |
幅 | 178.5mm | 178.5mm |
厚さ | 5.9mm | 6.1mm |
重量(Wi-Fi) | 466g | 458g |
重量(Wi-Fi+Cellular) | 468g | 460g |
11インチのiPad Proと10.9インチのiPad Airでは、ほとんど差がありません。ですが、実際に持ってみると厚みや重さの違いを感じられます。
ProMotionテクノロジーの有無
iPad Pro(第4世代) | iPad Air(第4世代) |
11インチLiquid Retinaディスプレイ ProMotionテクノロジーとTrue tone | 10.9インチLiquid Retinaディスプレイ True Tone |
iPad Pro4では、120Hzのアダプティブリフレッシュレートを採用し、数値が高いほど滑らかな描画を実現します。Apple Pencilのスムーズな描き心地にも影響する部分です。「納得のいく線をひきたい」といったデザインに拘りたい人には、Proをオススメします。
デジタルノートとして使う分にはAirでも十分です。
M2チップとA14Bionicチップ
iPad Pro(第4世代) | iPad Air(第4世代) |
M2 8コアCPU 10コアGPU 16コア Neural Engine | A14 Bionicチップ 6コアCPU 4コアGPU 16コア Neural Engine |
動画編集やデザインなど、処理の重い作業を行うのならM2チップは最適ですが、iPad Air4でもデザインはできます。より快適さを求める人はProでしょう。
また、A14 Bionicチップは、iPad10やiPhone12シリーズに搭載されているチップで、ステージマネージャーには対応していません。
そのため「ステージマネージャーを使いたい」のであれば、M1チップ以降のデバイスが必須です。
カメラの違い
iPad Pro(第4世代) | iPad Air(第4世代) |
12MP広角カメラと 10MP超広角カメラ | 7MPFaceTime HDカメラ |
iPad ProとiPad Airでは圧倒的に違う部分です。より鮮明に、より完璧な映像を撮りたいならProでしょう。
ただ、カメラだけに拘るのならiPhone Proシリーズで良い気がしますし、逆に拘らないならAirでも十分綺麗な映像を撮れます。
ロック解除の手段
iPad Pro(第4世代) | iPad Air(第4世代) |
Face ID | Touch ID |
画面に触れるだけでロックを解除するFace IDは何かと便利です。とはいえ、ロックを解除する度にマスクを下ろす手間が発生し、外出時では地味に面倒なステップ。
一方のTouch IDは、スイッチ部分に触れるだけでロック解除してくれる機能。マスクを下ろす手間はありませんが、解除の度に指を触れるステップが伴います。
また、正常に読み込まず、結局パスコードを入力するケースも。
最大ストレージ
iPad Pro(第4世代) | iPad Air(第4世代) |
128GB 256GB 512GB 1TB 2TB | 64GB 256GB |
iPad Proでは最大ストレージが2TB、iPad Airは256GBです。大きめのアプリやデジタルノートとして使う分には、64GBで十分対応できます。
ですが、仕事として使うなら256GBじゃ不十分という人はいるでしょう。特にデザインや動画を扱うのなら尚更です。
Apple Pencil2の使いやすさ

iPad Pro4とiPad Air4は共にApple Pencil2に対応しています。ですが、ペンが画面に触れる前にポインタを表示する機能はiPad Proだけです。iPad Airで確認しましたが表示されませんでした。
ペンの使いやすさ、より快適さを求めるのならiPad Proです。
自分にピッタリの1台を
2022年10月26日。新型のiPad・iPad Proが発売されました。iPadやiPad Airから「変え時?」と考える人もいるでしょう。ProとAirの両方を使ってみて、オススメの人は下記の通りです。
- 仕事の効率と快適さを求めるのならPro
- ブログ執筆やデジタルノートとして使うならAir
iPad Airでも十分アプリは動きますし、原神や幻塔のようなハイスペックのアプリも問題なく動作します。ノートアプリ「GoodNote5」も快適です。
ですが、仕事としてiPadを使うなら、作業の快適さは重要な部分です。もちろん金額面の問題もあります。
高い買い物になるので、納得できる1台を選びましょう。
参照:Apple 日本