【ミニマリスト】しないと決めた3つ目のこと|大きなモノを手放しました

ミニマリストな生活に憧れた私は、まず“しないこと”を決めていきました。今回はしないと決めた3つ目のこと。手放したことで得られた体験について共有していきます。

こんにちは。 ミニマリスト初心者(2ヶ月目突入)のYAITAです。ライター兼ブロガーとして活動しています。騒音などの音に過敏反応してしまう症状“聴覚過敏”を抱え、作業の全てをiPadだけで行うiPad大好きオジサンです。

2022年11月に体調を崩し翌月には入院。その際、ミニマリストしぶさんの著書「手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択」を読み、今後の人生観に大きく影響を与えました。

退院後、自身の“本当にやりたいこと”をデザインした私は、さっそく行動を始めました。本書は、私にとって人生の教科書とも言える1冊です。

まず取り組んだのが“しないこと”を決めることでした。これまでに2つの“しないこと”を実行しています。

  1. 服装選びをしない(私服の制服化)
  2. ストレスを溜め込むようなことをしない

自身の体調回復のため、ストレスフリーな生活を目指したんです。そして、2023年3月、3つ目の“しないこと”を実行しました。

そもそもミニマリストとは、“自分に必要なことに集中(強調)させるため、あえてモノを少なくする人”を表し、定義は特にありません。ミニマリストの趣味趣向は、それぞれ違うからです。

“しないこと”を決めた3つ目のこと

3つ目に決めた“しないこと”とは“運転しないこと”。すなわち、手放した大きなモノとは車で、移動手段を“徒歩”にしました。

私は地方在住(しかも田舎)で、車社会です。電車やバスは通っていますが、1時間に数本程度。もちろん地下鉄なんてありませんし、レンタルサイクルサービス等もありません。最寄駅までは歩いて30分ほどかかります。

近くのショッピングモールでも片道2kmほど。車で行けば5分もかからない所ですが、歩くと30分ほどかかります。

車って便利ですよね。初めて自分の車を手に入れた時は「なんて便利なんだ」と感動したもんです。

車を手放した理由

手放した理由は単純で、車に乗る機会が圧倒的に減ったことと、車の交換時期だったことでした。

普通のコンパクトカーを所有していましたが、去年12月に入院してからというもの、運転する機会が減ったんですよね。理由は、母がレスパイト入院やショートステイ、そして施設入居が決まったからです。

母の介護を始めて5年。移動する時は、“母の都合”がほとんどでした。通院であったり、急な買い物を頼まれたりといった母の都合です。それらの都合が今年になってピタっと止んだため、運転の機会が激減しました。

逆に言えば、母が家に帰ってくる可能性がある場合、車を手放すことはなかったはずです。

また、車の買い替え時と車検が近づいていました。車検を通せてもあと1回。買い替えるか、車検をするかという瀬戸際だったんです。

尚且つ、車の所有者に税金が発生するため、どうせ手放すなら3月未満であった方が得でした。

無事3月未満に手放せたので、今後車関連の税金等は私に発生しないメリットと同時に、徒歩というデメリットも得ました。

一応、妻は別で車を所有しています。我が家に車が一台もない状態ではありません。

聴覚過敏の対策

2022年11月末、精神的疲弊と重度の鬱状態によって倒れて以降、聴覚過敏の症状を抱えました。簡単に言えば、“何気ない生活音が、苦痛を伴う騒音に聞こえてしまう状態”です。

退院して以降、常にイヤープラグ(耳栓)を装着する日々が始まります。私が愛用しているのはLoopのイヤープラグです。

運転中も耳栓をしていますが、道路を走る音や、対向車の騒音に耐えられない時がありました。私にとって、運転することがストレスになるんです。車が無くなるのは不便ですが、ストレスを溜め込まないためには運転しないことが1番だと結論づけました。

母の通院日には車を借りる

母は重度のパーキンソン病で、介護施設に併設された内科では対応できません。そのため、パーキンソン病に関しては、従来通り大きな病院まで連れて行く必要があります。

けれど、私には車がありません。

保険として、妻や義父の車をお借りするという手段を得ました。義父と義母にも事情を説明し、承諾を得ています。

運転免許証を手放したワケでは無いので、車さえあれば運転は可能です。当然、事故には気をつけないと行けませんね。

徒歩生活でも大丈夫と確信していた

「今後の生活はどうするの?

と疑問に感じる人はいるかもしれません。移動手段は徒歩なので、徒歩で移動できる範囲内で生活できる様に準備してきました。

去年12月に入院して以降、“毎日歩くこと”を習慣化し、最近では1日10,000歩を目安に毎日歩いています。歩くことが心身の回復やリフレッシュ・エクササイズに繋がり、頭の中を整理できて新たなアイデアが浮かびやすいからです。

元はと言えば、医者から「運動しなさい」と言われたことがきっかけでした。
下記記事にも紹介しています。
【ミニマリスト】歩く習慣のメリット|たった歩くだけで心が癒されるのを実感できます

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ちなみに、昨日(3月28日)は13,154歩。片道4kmほどある眼科へ徒歩で移動しました。車なら10分程度の所ですが、歩くと1時間以上です。精神科にも1ヶ月に1回のペースで受診しますが、片道約4km程度の距離なので「これなら歩いて行けるな」と判断し、実際に徒歩で通院しました。

耳鼻科に関しては無理(片道13km:約2時間半)なので、最寄駅まで歩きます。

雨の日も歩きます。習慣化していると、精神的に落ち着かなくなってくるのが難点です…。

悪天候の場合、車をお借りすることにしています。

仕事は家で行う

仕事は家で行うので、通勤という概念が私にはありません。近くにコワーキングスペースも無ければ、よく利用していたスタバまで行くのに30分ほど歩きます。

妻は外で働くため、来客でも無い限り1人で過ごせる状態です。

誰にも邪魔されず、干渉されず、ひとり自由に働く。

私の理想が家で実現できるので、出かける必要もなくなりました。

とはいえ、スタバには行きづらくなり、美味しいコーヒーを飲みづらくなったのは残念です。けれど、節約の面では大きく貢献できます。

買い物も歩いて行く

片道2kmの場所にショッピングモールがあるので、私個人の買い物程度なら歩いていきます。運動や気分転換にもなりますし、ちょうど桜のシーズンです。

移動は基本的に手ぶらですが、買った商品はエコバッグで持ち歩きます。

胸ポケットに収まるほど小さいカードケース状のモノが、最大耐荷重5kgのバッグに早変わり。持ち手部分も広く、素材も丈夫なのでとても重宝しています。

EVERLESSのエコバッグが気になった人向けの記事もあるので、参考にご覧下さい。
【レビュー】EVERLESSのエコバッグ|美しいデザイン・コンパクト・丈夫さを兼ね備えたスマートバッグ

自転車の選択肢は“あえて”排除した|手が出せなかった

「自転車を買えば良いんじゃね?」

と感じる人もいるでしょう。自転車の選択肢は、“あえて”排除しました。自転車を新調するのなら、“気に入った自転車に乗りたい”という強い拘りが私にはあります。

iPad ProやLoopのイヤープラグ然り、自分が「コレだ!」と思えたモノは比較的高くても買い、大切に長く使っていくのが私の考え方です。

2023年2月のある日、自転車屋さんに行く機会がありました。何気なく商品を物色してみたら…私が理想としていた自転車は、とても高いんだという現実を知ります。

「36,000円かぁ……ん?…360,000円!?」

安い中古の軽自動車なら買えてしまいそうな金額で、気軽に買えるものではありません。妻に「最近の自転車って凄い高いんだね…」と報告したところ、私の考えることは予測済みで…

「あなたが欲しがりそうな自転車は何十万ってするんだよ?知らなかったでしょ?」と一蹴。

私より妻の方が最近の自転車事情に詳しいんです。行動を先読みし、私が好みそうな自転車について調査済みでした。いかなる面でも妻には敵いません…。

また、自転車はメンテナンスも必要です。「自分が納得できない自転車を買うくらいなら、徒歩を選ぶ」という拘りの結果、自転車を買うという選択肢は無くなりました。

なんだかんだで徒歩でも充分生活できる

車にほとんど乗らない生活となって3ヶ月。3月にはとうとう手放し、車社会の地方で徒歩生活となりました。けれど、なんだかんだで生活できますし、毎日が充実しています。

歩くことは誰にでもできるミニマリズムなエクササイズであり、メリットがあるからです。

  1. 健康改善につながる
  2. 自分と向き合える
  3. 気分が前向きになれる
  4. よく眠れる・寝付きが良くなる
  5. 良いアイデアを浮かびやすい

気になった人は、下記記事をご覧下さい。
【ミニマリスト】歩く習慣のメリット|たった歩くだけで心が癒されるのを実感できます

徒歩の時間が学びの時間になる

歩く時間を学びの時間に変えることもできます。私の場合ではポッドキャストを聴いて学びながら歩き、気づいたことやアイデアが浮べばスマホにメモしていく感じです。

実際、このブログネタも歩いている最中に思いつき、歩きながら構想を練りました。

意外と歩いている時の方が、考えをまとめやすいんです。

少しでも気になった人は、ぜひ近くを散歩する習慣を作ってみて下さい。

今回は以上です。