【ミニマリスト】うつ病(うつ状態)の人こそ知ってほしい“本当の自分に向き合うこと”

「ミニマリストと“うつ病”に何の関係があるの?」

先に本記事の結論をお伝えします。

ミニマリストの最大メリットは「本当の自分に向き合い、気づける時間を作れること」だと考えています。自身の内なる声に耳を傾けることは、心の回復に繋がるとても重要な時間です。

5年に及ぶ母の介護生活で、肉体的・精神的疲労と重度のうつ状態によって限界を超えた私は、2022年12月に精神が壊れ入院(現在は退院済み)。

人生のどん底にいた私を救ってくれたのは、入院中のベッドで偶然読んだ1冊の本でした。

こんにちは。ミニマリストYAITAです。

音に過敏反応してしまう“聴覚過敏”を抱え、作業の全てをiPadだけで行う40代ブロガーです。現在、個人では69種類のモノを管理し、妻と2人で暮らしています。

心のミニマリスト|うつ病を抱えて生きづらいあなたへ

JoeによるPixabayからの画像

私は介護疲れによって重度のうつ状態に陥りました。倒れてから入院するまでの約数日間、今でも記憶が断片的にしかありません。

心のストレスとなる原因は、人それぞれあるはずです。仕事、人間関係、家庭、育児、介護、お金、環境など、沢山挙げられるでしょう。

心身の疲れを癒すには、ゆっくり休むこと。そして、本当のあなた自身に向き合える時間を作ることです。あなた自身の内なる声に耳を傾け、気づけた時、あなたの本当に必要なモノが見えてきます。

このプロセスに、周囲のモノが邪魔をするんです。代表的なのがSNS。常日頃からスマホ画面を見続けている時間は、自分の時間ではあるものの、自分自身を見つめる時間ではありません。

周囲にモノが散乱していたり、誘惑するモノが近くにあったりすると、気が散ってしまいストレスになります。

だからこそ、物理的なモノから解放されることで、あなた自身に向き合える時間が作れるんです。

つまりミニマリストは、物理的なモノだけでなく“心の整理”もできるため、生きづらさを感じている人達や、うつ病、うつ状態となっている人達にも相性が良いのです。

私が行ったうつ状態からの克服|ストレスを溜め込まない環境づくり

私は何よりもひとりの時間を優先し、自身と向き合ってきました

  1. 部屋を綺麗にすること
  2. 自身の本音に向き合うこと
  3. やりたいことのために必要なこと
  4. やりたいことの問題点を明確化すること
  5. 解決策を論理的に考えること

“マインドフルネス”。いわゆる“禅”の思想が、昨今ビジネス業界でも注目されていますよね。自分自身と向き合える時間は突然やってきません。自ら作るものです。

周囲にムダなモノがないほど、自分自身と向き合える時間を作れます。下記画像は私の部屋です。

この部屋には椅子・iPadとマウスが置かれたテーブル・ルンバ・空気清浄機・猫用のお皿・衣類や私物などがあり、1日のほとんどをこの部屋で過ごします。

本当の自分と向き合えるのは、孤独の時だけです。自分に必要なこと、逆に不要なことを整理していくだけでも、心は幾分か楽になります。

イライラしている時や、精神的に余裕がない時ほど、周囲のモノが気になってくるもんです。毎日を楽しむために、私が行っている「ストレスを溜め込まない方法」について書いた記事があります。

モノと心のミニマリズムで自分らしさを取り戻そう

Avi ChomotovskiによるPixabayからの画像

“自分らしさ”とは何でしょうか。

自分らしさとは、内なる声。すなわち、“周囲の意見や常識に捉われない、素直な想いである”と私は考えています。

社会で生きづらさを感じている人は多く、自分らしさを表現できない社会だからこそ、疲れていく要因となるんです。私もその1人でした。

なので、「あなたらしさとは何か?」を自分の心に聞いて、素直に受け入れてほしいんです。そのためには、上述している通り、ひとりになれる時間が必要になります。

あなたの本当に必要なモノ

例えば、あなたの部屋に1つしかモノを置けないとしたら、何を置くでしょうか。生活必需品等は関係なく、あなたが今、1番に必要としているモノです。

私なら、開口一番に“iPad”と言うでしょう。

あなたが本当に必要だと言えるモノこそ、あなたらしさを表現できるモノだと私は考えます。それはスマホや腕時計、アクセサリー、または全く違うモノかもしれません。

答えは見つけられたでしょうか。

答えが見つからない場合

もし、答えが出なかった場合、あなた自身に向き合えていないのかもしれません。自分自身を知ることが、自分らしさを表現できる第一歩です。

仮に、あなたのお部屋が散らかっているのなら、休日にでも掃除してみて下さい。ムダなモノが無くなるだけで部屋はスッキリしますし、ストレスも低減できます。モノが散らかっていることが判断の数を増やし、脳への負担となっているからです。

そして、スッキリした心で自分自身の内なる声に耳を傾けてみて下さい。

答えが見つかっている場合

逆に答えが見つけられたのなら、そのモノを手に入れるための問題を書き出し、最短で手に入れられる方法を論理的に考えていきましょう。

頭の中で考えず、文章にして書き、俯瞰して見ると整理しやすいです。最近のアプリで言えば、マインドマップをおすすめします。

Xmindーマインドマップ&ブレインストーム
Xmindーマインドマップ&ブレインストーム
開発元:XMind Ltd.
無料
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生きていくためにお金は必要です。

けれど、未来のために今を苦しむのではなく、今を楽しみつつ、明るい未来を形造る方がよっぽど楽しいはずです。

「今の生活が楽しめない」と感じる部分があるのなら、何か問題を抱えています。

解決できる問題であるなら、すぐ行動すべきです。

誰でもできる心のリラックス|“ひとり散歩”

George ForwardによるPixabayからの画像

「運動しなさい」という医師の言葉から、ひとり散歩を習慣にして以降、3ヶ月以上継続しています。散歩には様々なメリットがあると実感できたからです。

  1. 適度な運動
  2. 気分転換
  3. 情報のインプット
  4. 自分と向き合う時間
  5. 思考整理

散歩は、誰にでもできるミニマリズムな運動。歩くことは思考能力を高め、物事を考える時に適しています。Appleの故スティーブ・ジョブズも、歩きながら会議に参加していたことで有名です。

他にも、四季の流れを目や耳で感じたり、時には違う道を歩いたりといった刺激が、脳に良いとも言われます。気分転換は良いリフレッシュになり、ふとしたアイデアが浮かぶきっかけにもなるんです。

なお、私は聴覚過敏の影響から、常に遮音状態で歩いています。

周囲の音が聞こえにくくなるので、散歩そのものが自分自身に向き合える貴重な時間となるんです。歩きながら思いついたアイデアは、忘れないようiPhoneにメモします。

遮音は、周囲の音が聞こえないデメリットもあります。遮音をして歩く時は、周囲を意識して下さい。

最近では1日10,000歩を歩くペースです。時間にして約2時間ほどですが、執筆作業よりも歩く時間を優先します。

私にとって散歩は、睡眠の次に大事な“自分らしさを保つ薬”だからです。

「ちょっと大げさな…」

と思われる人はいるかもしれません。

ですが、歩くことはとても効率の良い時間を過ごせます。いきなり10,000歩は大変なので、まずは近くの公園や散歩道。または、いつもとは違った帰り道で歩いてみるのがおすすめです。

心のリフレッシュやミニマリズムも兼ねて、ひとり散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか。

ミニマリストの最大メリットは、“本当の自分に向き合い、気づける時間を作れること”。あなたの自分らしさを取り戻し、毎日を楽しく過ごすため、今できることを始めてみましょう。

今回は以上です。