【ミニマリスト】私服の制服化|40代から始めて体験したメリット・デメリット

ミニマリストの服装って同じ服が多いのはなぜ?
他人の目とかは気にならない?
“私服の制服化のメリット”って何?
実際に少ない服で生活している人の意見を参考にしたい。

本記事は、ご覧の疑問に向けた内容です。

こんにちは。 ミニマリスト初心者(2ヶ月目突入)のYAITAです。ライター兼ブロガーとして活動しています。騒音などの音に過敏反応してしまう症状“聴覚過敏”を抱え、作業の全てをiPadだけで行うiPad大好きオジサンです。

2022年11月に体調を崩し翌月には入院。その際、ミニマリストしぶさんの著書「手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択」を読み、今後の人生観に大きく影響を与えました。

退院後、自身の“本当にやりたいこと”をデザインした私は、さっそく行動を始めました。本書は、私にとって人生の教科書とも言える1冊です。

まず始めたのが、不要な服を捨てることと、私服の制服化でした。実際に2ヶ月ほど“ほぼ同じ服装”で生活してみて、色々体験し、気づいたことがあります。

今回は「ミニマリストの“私服の制服化”によるメリット・デメリット」について書いていきます。

そもそもミニマリストとは、“自分に必要なことに集中(強調)させるため、あえてモノを少なくする人”を表し、定義は特にありません。ミニマリストの趣味趣向は、それぞれ違うからです。

“私服の制服化”を始めた理由|しないことを決めた

私専用のクローゼット

ミニマリストの生活を理想とした私は、まず“しないこと”を決めていきました。その1つ目が“私服の制服化”。つまり、“服装選びに悩むことをしない”と決めたんです。服装選びに悩む時間が無いって、本当に楽だと実感しました。

私のやりたいことは“ブログを書き続けること”。

ブログの継続(生産)が、消費への継続的な対策になることを私は知っています。事実、母の介護疲れが原因で重度の鬱状態にまで陥り、まともに働けない時期がありました。その間でも、ブログからの継続的な収益を得ています。

40代の私にとって、残りの人生は後半分位でしょうか…。実際、身体の節々に老いを感じる年代になりました。けれど、私には“やりたいこと”がまだまだありますし、残り約半分の人生をフルに楽しみたいんです。

そのため、弊害やストレスになる部分を極力減らしたいと考えました。

そこで、ミニマリストしぶさんを参考に、服装選びの選択をしない。いわゆる“私服の制服化”を始めたんです。

朝起きたパジャマ姿でクローゼットを開けたら、今日着る服に悩むことなく、トップスとズボンを取り出して着替えるだけ。外出時は、その上に決まったアウターを合わせる程度です。

上記画像は、実際に手放した服の一部です。合計で30〜40着は捨てています。それだけ、クローゼットは服で溢れていたんです。

ミニマリスト私服の制服化|色の統一性

この時期の上下

個人的に黒・白・グレーといった色を好みますので、この3色で私服をほぼ統一しました。

冬から春にかけては、ヒートテック(肌着)にトップスを合わせ、外出時には気温によってカーディガンやジャケットを着込む感じです。

お気に入りのトップスは、ユニクロのストレッチドライクルーネックT(長袖)。ストレッチなので伸縮性が良く、記事の触り心地も良いので気に入っています。

パンツは、オールシーズンでGUのウルトラストレッチスキニーパンツ1択。同じパンツを3着持つほどのお気に入りで、触り心地や伸縮性が良く、とても動きやすいパンツです。

1月や2月の真冬時、アウターはライダースジャケットを着ていましたが、3月に入ってからless is_jpの小さく畳めるカーディガンにしました。

とにかくシワになりにくく、なめらかで触り心地の良い生地は着ていて気持ちいいです。大変高額ですが、もう1着欲しいと思えるほど気に入っています。

…と、ここまでくればお分かりのように、私の服装は“ほぼ黒”です。靴下はもちろん、カバンやスニーカー、ブーツも黒。

ただ、夏用に確保してある半袖Tシャツは白にしています。

2023年1月、妻にも「黒くなったね」と言われるほど、黒い服を毎日着て生活する40代オジサンが生まれました。

同じ服装を好んだ人達

Appleの故スティーブ・ジョブズ、Facebook(現Meta)のマーク・ザッカーバーグ、元アメリカ大統領バラク・オバマなどなど、服装選びをしない選択をした著名人がいます。

例えば、元オバマ大統領のケースをご紹介しましょう。

2012年9月、アメリカの月刊誌Vanity Fairの記事では、運動時には白・赤・青のアンダーアーマーのハイトップスに対し、職場で着用するのは青かグレーのスーツ姿に拘るオバマ大統領。

同サイトで下記のコメントを残しています。


「私は決断の機会を減らしたいんだよ。何を食べ、どの服を着るのかなどに決断している余裕は無いんだ。他に決断すべきことが山積みだからね。」

── バラク・オバマ ── 


ミニマリスト|私服の制服化によるメリット5つ

実際、ほぼ黒い格好で2ヶ月ほど生活してみたことで、「なるほど」と実感できたメリットがありました。

  1. 毎日お気に入りの服が着られる
  2. 服を探す手間・選ぶ手間が無くなる
  3. 「とりあえず買う」が無くなる
  4. 個性的になれる
  5. 管理が圧倒的に楽になる

順に解説していきます。

毎日お気に入りの服が着られる

1番は、毎日お気に入りの服が着られる幸福感です。沢山あった中から厳選された服は、お気に入りの服ばかり。毎日を気持ちよく始められます。

例えば、私は同じパンツ(GUのウルトラストレッチスキニーパンツ)を3着持ち、毎日ローテーションしています。履き心地やサイズ、動きやすさ、デザインの全ての面でお気に入りで、手放せません。

どこか違和感を感じる服は、着ていても落ち着かないものです。

生活する上で欠かせない服だからこそ、自分にピッタリの1着を愛用していた方が、毎日を気持ちよく送れます。

服を探す手間・選ぶ手間が無くなる

上述していますが、毎日の服装選をしなくなったことで、服装選びに悩むことがなくなりました。コーディネートがほぼ1択しかないからです。

トップスやアウターが気持ち変わる位で、基本的には変わりません。

それに「今日着るつもりだった服ってどこだっけ…」と、クローゼットを漁る必要もなく、理想のコーディネートが決まらず悩むこともありません。

制服なんですから、毎日ほぼ同じ格好で生活します。

「とりあえず買う」が無くなる

“私服の制服化”に伴い、服を選ぶことが無いため、セール品などの誘惑に負けなくなりました。「安いし、とりあえず買っておくか…」といった支出が無くなるので、節約に繋がるんです。

着る服は個人で決めているため、それに該当しない服は一切買わなくなりました。“今来ている服が着れなくなってきたら、同じ服を買い替える”という考えになるため、魅力的な服を見つけても誘惑に負けなくなったんです。

「とりあえず買う」が無くなるだけでも、十分に節約に繋がります。

個性的になれる

“私服の制服化”は“ほぼ同じ服を着ている”と認識されるため、個性的な印象を与えます。

黒い服装の生活を始めて2ヶ月、変な目で見られたことは、今まで1度もありません。メディアでも毎回同じ服装で登場する人達は多くいます。コメンテーターからお笑い芸人まで様々ですが、「この人といえば、〇〇なイメージ」を相手に印象付けられるんです。

管理が圧倒的に楽になる

服の数を減らしていることにも関係しますが、着る服が固定されることで管理が楽になります。服の状態を頭の中でも管理しやすくなるので、ストレスが減るんです。

管理が不十分だと、久しぶりに出してみた服にシミや穴ができていた…なんてケースもあり得ます。慌てて買いに走らなくても済むように、自分が把握できる程度の数を持っておいた方が疲れないんです。

ミニマリスト|私服の制服化によるデメリット

私服の制服化を始めて2ヶ月、「まぁそうなりますよね」と感じたデメリットもあります。

  1. 同じ服しか着ていないと勘違いされる
  2. 周囲から心配される
  3. 話のネタにされる

同じ服しか着ていないと勘違いされる

私服の制服化によって「あの人はいつも同じ服だ」「同じ服しか持っていない人だ」と思われても仕方ありません。

「同じ服を何着も持っているんです」といった言葉を伝えて「へ〜そうなんですね」と理解してもらえます。とはいえ、話す機会が無い人にとっては、最悪“不潔な人”と勘違いされるかもしれません。

「周囲の目が気になる…」という人にとって、私服の制服化はおすすめできないと言えるでしょう。

周囲から心配される

私服の制服化によって、周囲から「最近何かあったの?」と心配されます。実際、義母に心配されました(笑)

私服の制服化といった云々は伝えず「気分転換的なものですよ。あはは…」程度で流していますが、住んでいる地域が田舎だけに、話題は一瞬で周囲に広がります。

田舎あるあるですね…。

話のネタにされる

私服の制服化によって、話のネタにされるケースがありました。私の場合、よく利用するスタバのスタッフさんに「最近、黒い装いになりましたねっ」と言われています。私は苦笑い…。

私の場合、“黒に拘って毎日ほぼ同じ格好だったから“という理由もありますが、毎回同じ服を着ているということは、ある意味目立ちます。

ミニマリスト|私服の制服化対策(私なりの)

私は1セット、黒じゃない服を上下用意しています。夏場のTシャツもそうですが、村役用として残した服です。

私は地方住み(しかも田舎)なのもあって、数ヶ月に1回のペースで村人が集まって掃除や行事を行う“村役”があります。

やることは専ら周囲の清掃作業ですが、その際は“黒くない服装“で行くようにしました。

理由は「黒い服ばかりじゃないよ?」というちょっとした抵抗と、“制服を汚したくない”という想いからです。

お気に入りの制服ですから、大事に扱いたいじゃないですか。

まとめ:ミニマリスト|私服の制服化のメリット

私服の制服化とは、お気に入りの服を、まるで学生時代の制服の様に毎日着こなすことを表す言葉です。2023年1月から始めた制服化生活ですが、色々なメリットがありました。

  1. 毎日お気に入りの服が着られる
  2. 服を探す手間・選ぶ手間が無くなる
  3. 「とりあえず買う」が無くなる
  4. 個性的になれる
  5. 管理が圧倒的に楽になる

もちろんデメリットもあります。

  1. 同じ服しか着ていないと勘違いされる
  2. 周囲から心配される
  3. 話のネタにされる

周りの目を気にしていても仕方ありません。とはいえ、周りの目を気にする人にはおすすめできないと言えるでしょう。

大事なのは、自分はどうしたいのか?です。

考えがまとまらない時は、ちょっとした散歩の継続をおすすめします。考えがまとまりやすく、頭がスッキリしますのでおすすめです。

今回は以上になります。