【レビュー】Loop Experience Plus を聴覚過敏者がつけてみた感想

Loop Experience Plusの遮音性や性能はどうなのかな?実際に使っている人の意見を参考にしたい。

本記事は、ご覧の疑問を持った人向けの内容です。

こんにちは。ミニマリストYAITAです。

音に過敏反応してしまう『聴覚過敏』を抱え、作業の全てをiPadだけで行う40代ブロガーです。現在、個人では69種類のモノを管理し、妻と2人で暮らしています。

2023年7月で、耳栓生活は約半年。私はLoop Experience Plusを愛用し続けています。

現在、AirPods MaxとLoop Experience Plusを併用し、騒音を抑えられる環境を得ました。

今回は、イヤープラグ「Loop Experience Plus」について、聴覚過敏者視点からレビューしていきます。

Loop Loop Experience Plusってどうなの?

AirPods Proより少し大きめのケースが届きます。

Loop Experience Plusは、周囲の音を最大で-23dB低減させるイヤープラグ(耳栓)です。

『音質はそのままに、全体の音量を下げる』のがLoop Experienceの特徴で、装着したままでも会話やスマホでの通話など問題なくできます。

また、耳の内側へ隠れるような構造になっているので、就寝時でも使えるのが大きなメリット。

「耳栓が邪魔で起きた…」
「耳栓が邪魔で眠れない…」

もちろん慣れは必要ですが、物理的に耳栓が邪魔で起きたり、眠れなかったりする心配はありません。ただ、寝返りが多かったり、寝相が悪い人だったりといったケースでは外れるかもしれませんね。

何より、装着していても目立ちません。真正面からでは装着しているのが分からないほどです。これには驚きました。

「耳全体を隠すイヤーマフは大きくて目立つのが嫌だ…」という人には、ぜひオススメです。

しかし、完全な遮音はできません。そもそもLoop Experience Plusは「完全な遮音」では無く「低減」を目的としたイヤープラグだからです。

後述しますが、日常の話し声は約50dBほど。すなわち、最大-23dB低減させるLoop Experience Plusでは、話し声を完全に遮断できないんです。

人によっては「想像したより遮音性が低い」と判断する人もいるでしょう。そのため、遮音に特化した耳栓を探している人にはオススメできない商品です。

遮音性に特化したい人はLoop Quietも選択肢

より遮音性を求める人は、-27dB低減させる“Loop Quiet”をオススメします。Experience Plusより-4dB高い遮音性を備え、価格面でも約半額というお値打ちの品。

Loop Experience Plus4,990円
Loop Quiet2,490円
参照:Loop earplugs

「Loop QuietとLoop Experienceの違いって大きいの?」

と感じた人は多いでしょう。私も感じました。

そのため、Loop QuietとLoop Experience Plusを両方試し、違いを検証した記事もあります。良ければ参考に併せてご覧下さい。

Loop Experience Plus:半年間使ってみた感想

冒頭でも触れていますが、現在はAirPods MaxとLoop Experience Plusを併用して生活しており、ほぼ常時どちらかを装着しています。

Loopを使用して半年、劣化の感じは見せず快適に過ごせています。ただ、取り外す時にイヤーチップだけ外れ、耳穴に残る時はありました。

ちなみに、サウナ中もLoop Experience Plusを装着していますが、耳の中が蒸れるといった感じはありません。サウナ室内の音や会話音などを気にする人は、耳栓で対策できます。

周囲の状況にもよりますが、普段はLoopの耳栓。外出時などにAirPods Maxを首にかけて持ち歩き、煩い場所になるとLoopの上からAirPods Maxを重ねる感じです。

AirPods Maxのレビュー記事もあります。

これによって、体感的には-40dB〜-45dB程度まで遮音できます。ここまでくると、会話が成立しないほどの遮音性能です。

高過ぎる遮音性能は、周囲の音に反応できないことと同じで危険を伴います。そのため、この合わせ技は強力ですが強くオススメできません。使用の際は周囲に気をつけて下さい。

18db/23dbってどれ位?

「-18dBや-23dB下げるって言われても、どれ位か分からない」

と感じたのではないでしょうか。私もです。

体感的な意見ではありますが「話し声は聞こえ、囁き声(小さめの声)は聞こえない程度」です。全体的に聞こえる音量は下がりますが、遮音性がとても高いとは言えません。

AirPods Proのノイズキャンセリングモードとほぼ変わりません。ですが、ノイズキャンセリング機能を未体験の人には伝わらないですよね…。

そこで、スタバにてLoopのイヤープラグを装着して検証してみたところ、下記の結果となりました。

  • イヤープラグを装着したまま注文・清算ができた
  • 2席隣に座る人達の話し声が聞こえ、内容も聞き取れる
  • 4席隣に座る人達の話し声は聞こえるが、内容までは聞き取れない
  • 約10m先のスタバ店員さんの接客声はハッキリ聞き取れる
  • 約10m先のスタバ店員さん同士の会話は聞こえない
  • 商品を準備する物音や店内BGMは聞こえる
  • 扉の開閉音や機械音は聞こえる
  • 店内空調の音は聞こえない
  • Magic Keyboardの打鍵音は聞こえにくい
  • Magic Mouseのクリック音は聞こえる

また、自宅でも検証しました。私は地方住みなので、基本的に静かな地域です。

  • ドアの開閉音は聞こえる
  • Magic Keyboardの打鍵音は聞こえにくい
  • 約5m先の家族と普通に会話できる
  • 約8m先の洗濯機(隣部屋)の稼働音は聞こえない
  • リビングのソファーからエアコンの稼働音(約3m先)が聞こえない
  • これまで普通に聞こえていたTVのボリュームでは聞こえない
  • 自宅前を通る自動車の騒音(約10m先)は聞こえない
  • 自宅の呼びベルは聞こえる
  • 掃除機やルンバの稼働音は聞こえる
  • 調理中・または食洗機の音は聞こえる

色々と試した結果、全体的な音量は下がるものの、高い遮音性があるとは言いにくいです。特に掃除機やドライヤー、食洗機の音が苦手な人は、あまり効果を感じられないかもしれません。

私が苦手とする食器が触れ合う時の音は聞こえますし、ビニール袋のガサガサ音も聞こえます。「嫌な音を完全に遮断したい」という人には不向きかもしれません。

そもそも「私生活の騒音ってどれ位なんだろう?」と気になり、調べてみました。

騒音の目安

dB(デシベル)とは音の大きさを表す単位で、数値が低いほど無音(静か)ということです。

東京都環境科学研究所が公開している「都市部における騒音の新しい目安」では、下記の様に騒音の度合いを表しています。

騒音の大きさ(dB)場所
80〜90dBゲームセンター・ガード下
70〜80dB幹線道路(4車線以上)・繁華街・地下鉄通路バス車内・デパート地下・在来線車内・地下鉄車内
60〜70dB幹線道路(2車線)・在来鉄道・商店飲食店街ファミレス・カフェ・喫茶店・デパート(婦人服)
50〜60dB昼の高層住宅・寺社の境内・都市公園
40〜50dB昼の住宅地・夜の高層住宅・図書館・霊園
30〜40dB夜の住宅地
20〜30dBホテル客室囁き声
0〜20dB木の葉が触れ合う音置き時計の秒針
参照:東京都環境科学研究所「都市部における騒音の新しい目安」

他にも、東京都環境局が公開している生活騒音についてのデータもありました。下記は、一部を抜粋したものです。

約41〜59dBエアコン
約64〜72dB洗濯機
約60〜76dB掃除機
約42〜58dB換気扇
約57〜72dBテレビ
約90〜100dB犬の鳴き声
約50〜66dB子供の駆け足
約50〜61dB人の話し声(日常)
約88〜99dB人の話し声(大声)
引用:東京都環境局「生活騒音」から一部を抜粋

2つのデータを見てみると、静かな所でも40dB。家でも50dB程度の騒音が出ていることが分かりました。

人の話し声(日常)で約50〜60dBに対し、囁き声(小さめの声)では約20〜30dB。Loop Experience Plusでは最大-23dB低減させるので、上述した通り「話し声は聞こえても囁き声(小さめの声)は聞こえない」というのはデータ通りで納得。

Loopのイヤープラグをオススメする人・しない人

Loopのイヤープラグをオススメする人は下記です。

  • 長時間装着していても疲れにくいイヤープラグが欲しい人
  • とにかく目立たないイヤープラグが欲しい人
  • イヤープラグを装着しつつ日常生活も送りたい人
  • イベント参加時など、一時的に騒音を低減したい人

長時間装着しても疲れにくく、耳の内側へ隠れる様な設計になっているため目立ちにくいです。特に正面からでは見えません。イヤープラグを装着しながら日常生活でき、ライブイベントやパーティなどの一時的な騒音対策としても便利です。

上述の通り、私達の日常は騒音で溢れています。ストレスケアの1つとして“イヤープラグを装着する選択肢”もあるんです。

なので、聴覚過敏者に限らず、一般の人にもオススメしたいイヤープラグと言えます。

一方、オススメしない人は下記です。

  • 苦手な音を完全に遮音したい人
  • 遮音性の高いイヤープラグが欲しい人
  • 比較的安価でイヤープラグを購入したい人

Loopのイヤープラグだけでは完全に遮音できません。苦手な音を低減はできても聞こえます。したがって「今(23dB)より遮音性の高いイヤープラグが欲しい!」という人にはオススメできません。Loop Experience Plusでは約5,000円と高額な点もあり、安価に抑えたい人も多いでしょう。

上でご紹介している通り、-27dB低減できるLoop Quietがあります。聴覚過敏者や、より遮音性を求める人にオススメです。

また、対策の1つとして、フリマアプリ「メルカリ」で探すというのも選択肢です。定価以下で購入できる可能性もあるため、お値打ちに購入したい人にオススメします。

2023年2月現在の価格を調べてみたところ、3,200円で取引事例がありました。なお、Loop Quietでは1500円ほどで取引事例があります。

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ただし、多くは中古品であること、新品ではないこと、個人間の取引であることを念頭においた上で検討しましょう。

Loopのイヤープラグ Loop Experience Plusとは?

画像引用:loop earplugs

Loopは、アントワープ(ベルギー)に本社を構える聴覚保護器具メーカーです。上の項目でお伝えしたように、私生活では常に何かしらの騒音があります。誰しも耳を塞ぎたいほど煩いと感じた経験があるでしょう。

イヤープラグを使用することで、睡眠・ライフイベント・会合やパーティなどで生じる騒音からのストレスを緩和できるんです。

また、Loop公式では下記のように伝えています。

ご存じでしたか?  世界的に、成人の4人に1人が聴覚障害になる恐れがあると。
そして、聴覚障害を防ぐ一番の手段は、耳栓をすることなのです。

引用元:loop earplugs

耳栓は数多くありますが、見た目が良くなかったり、付け心地が悪かったりと様々。使用用途も人それぞれなので、完全なアイテムを見つけるのは難しいものです。

Loopは全国で200万人に愛用されているイヤープラグ。

今まで耳栓等を使用した経験が無い人は、一度装着した状態からイヤープラグを外した時に感じるはずです。「こんなに煩い場所だったんだ」ということに。

価格はAmazonで約5,000円と割高ですが、私は購入して満足しています。耳栓のサイズや種類・色など、自分好みに調整できるからです。

Loop Experience Plusの中身

商品の中身は下記の通りで、購入した色は黒です。

  1. 携帯用ケース(耳栓格納・Mサイズのシリコンイヤーチップ装着済)
  2. XS・S・M・Lの交換用シリコンイヤーチップ
  3. S・M・Lの交換用フォームイヤーチップ
  4. Loop mute x4(5dB低減効果・黒と白)

商品の箱自体は小さく手のひらサイズ。ケースを開けると、中心に携帯用ケース(耳栓が既に入っています)。周囲にはXS・S・M・Lサイズの耳栓があり、シリコンタイプとフォームタイプの2種類から自由に交換できます。

箱の角には黒と白のLoop mute(+5dB低減)があり、騒音対策したい人には装着必須です。

全てのサイズやタイプを確かめた後、私はMサイズのシリコンタイプに白のLoop moteを装着して使用しています。

使用して数日後、片方の耳に痛みを感じたため、現在はSサイズのシリコンタイプに変更しました。以降、快適に過ごしています。

Loop Experience Plusの気になるあれこれ13選

Loop Experience Plusは約5,000円と高額です。購入を失敗しないためにも、現在愛用している私が購入前に気になった部分や、気づいた部分をまとめました。

  1. 長時間付けていても疲れない?
  2. 聴覚過敏者にはオススメできる?
  3. カエルの鳴き声対策になる?
  4. 動いても外れたりズレたりしない?
  5. 18dBと23dBの差って大きい?
  6. 持ち運びはどうしてる?
  7. ぶっちゃけ目立つ?
  8. AirPods Proと比べるとどっちが良い?
  9. 100均の耳栓と比べるとどっちが良い?
  10. 電車や自動車乗車時の遮音効果は?
  11. 歯医者さんの音には効果ある?
  12. 子供にも使える?
  13. 逆に困ったことや注意点は?

順に解説していきます。

長時間付けていても疲れない?

疲れません。耳栓を付けている感覚は伴いますが、慣れてくると装着していることを忘れるほどです。

イヤーチップのサイズと種類を調整できるため、自分好みにカスタマイズして下さい。

ただし、サイズが合わなかったり、長時間付けすぎたりすると、耳に痛みを伴う場合があります。痛みを感じたら使用を一旦止めて、耳鼻科へ相談しましょう。

私の場合、お風呂で頭を洗う時と就寝時以外(台風などで風が煩い時は除く)は、ほぼ常時装着しています。

聴覚過敏者にはオススメできる?

これまでお伝えしてきた通り、Loopの耳栓で完全な遮音はできません。

27dB低下させるLoop Quietをオススメします。Loop Experience Plusより+4dB高い遮音効果を持ち、お値段も2,490円と価格的にもお得です。

Experienceより遮音性に優れますが、曇った聞こえ方をします。

担当医にも伺いましたが「苦手な音」というのは人それぞれで、高い音が苦手だという人がいる一方、低い音が苦手という人もいます。さらに、苦手とする音の種類も人それぞれ。すなわち、Loopで特定の嫌な音を低減できるとは限りません。

主に私は、ビニール袋やペーパータオルのガサガサ音、小銭や食器の音が苦手です。

とはいえ、何も付けてない時に比べれば高い効果を感じられますので、聴覚過敏で悩みの人にオススメします。

上述していますが、Loop Quietとの比較記事もあります。

カエルの鳴き声対策になる?

「夜にカエルの鳴き声で眠れない…」

田舎あるあるですね。地域によりますが、夜中にカエルの大合唱で眠れない人は多くいます。結論から言えば効果ありです。

我が家の周囲は田んぼで、夜にカエルの大合唱が始まります。家の環境、カエルの数、カエルの本気度によって騒音は異なってきますが、カエルの音もLoopで低減できます。

私は普段、寝る時にはLoopを外していますが、煩いときには付けたまま寝ています。付けたままでも問題なく寝れますのでオススメです。

我が家のケースだと、Loopを付ければ「カエルの鳴き声がかすかに聞こえる程度」まで低減できます。

動いても外れたりズレたりしない?

頭をブンブンと振り回すような、よほど激しい運動をしない限りは大丈夫です。私は、一度も外れたりズレたりしたことはありません。

装着に少しコツがあるため、正しく装着しましょう。

Loop公式に、Experienceの付け方を紹介したYouTube動画がありますのでご紹介します。

18dBと23dBの差って大きい?

とてもとても大きいです。さらに、聴覚過敏でお悩みの人や、高い遮音性を求める人には27dB低減させる”Loop Quiet”をオススメします。

体感ではありますが、-18dBでは「多少静かになったかな?」と感じる程度でした。

持ち運びはどうしてる?

私の場合、Loop Experience PlusかAirPods Proのどちらかを常に装着しているため、外出時はAirPods Proのケースを併用しています。

イヤープラグ自体とても小さく、すんなりケースに格納可能です。そのため、ケース2つを持ち歩く手間がありません。

このコンパクトさも気に入っています。

ぶっちゃけ目立つ?

上述していますが、真正面からでは見えず、本当に目立ちません。「目立ちにくい耳栓が欲しい」という人には是非オススメしたい商品です。

外出時、病院の先生や看護師さん、お店のスタッフさん達と会話する機会は多々ありますが、特に変な目で見られることもありません。

もちろん、イヤープラグを装着した状態でも、普通に会話ができます。

アクリル板越しの会話に関しては、聞き取りにくい時がありました。

AirPods Proと比べるとどっちが良い?

そもそも、イヤホンと耳栓なのでジャンルや使用目的が異なりますが…。私が購入を検討していた際「AirPodsのノイズキャンセリング程度は低減できると良いな」と考えていました。

Loop Experience PlusとAirPods Proの二者択一を条件とした場合…

騒音対策として検討されるのであれば、Loop Experience Plusをオススメします。値段は高くなりますが、-23dBまで調整できる「Plus」が必須と考えて下さい。

もちろん、Loop Experience Plusでは音楽を聞けませんので、ノイズキャンセリング付きのイヤホンが欲しい人は、AirPods Proをオススメします。

体感ではありますが、遮音性に関する差はほとんどありません。ただ、エアコンや換気扇などのノイズに関しては、ノイズキャンセリングが搭載されたAirPods Proの方が優れていると判断しています。

Loop Experience Plusでも十分低減できますが、AirPods Proにほんの少し劣る?といった感じです。

とはいえ、バッテリー問題や目立ちやすさ、価格や用途によって、Loop Experience Plusの方が優れている部分も沢山あります。

「快適に音楽を聴きたい」ならAirPods Pro
「いつでもどこでも周囲の音を低減させたい」のならLoop Experience Plus
「高い遮音をしつつ音楽を聴きたい」のなら、Loop Experience Plus & AirPods Max

でしょうか…。

100均の耳栓と比べるとどっちが良い?

価格的な差や性能が違いすぎるため、もちろんLoop Experience Plusの方が良いです。実は、耳鼻科と精神科の受診前、100均の耳栓で対応していた時期がありました。

近くの100均SHOP「セリア」で購入した耳栓です。

3種類ほどありましたので全て購入し試したところ、こちらの商品が私には1番合いました。遮音性もそこそこあり、疲れにくいです。

ただし、付けているのが前からでも見えるので目立ちやすく、就寝時には使えません。

電車や自動車乗車時の遮音効果は?

残念ですが、電車(地下鉄含む)の騒音に関しては、Loop Experience Plusで耐えられませんでした。移動中の騒音や、周囲の会話音が煩くてストレスになるからです。

そんな時(緊急時)は、AirPods Proで音楽を(音量高めで)聴いて凌いでいます。

なお、Loop Experience Plusではアナウンスを聞き取れても、内容は聞き取りにくかったです。

一方、自動車は問題なく快適に過ごせます。けれど、エアコンや対向車線を走る車の騒音等を完全に遮音できません。

とはいえ、音による周囲の認知・確認が遅れてしまうため、完全な遮音は別の意味で危険が伴う可能性があるので注意しましょう。

バスに関しては、私自身「バスに酔いやすい体質」のため未検証です。すみません。

歯医者さんの音には効果ある?

待合室から聞こえてくる治療中の音は低減できます。

けれど、自身の治療中は無理です。聴覚過敏に関係なく「治療中の音が嫌いだ」という人はいるでしょう。ですが、自身が治療中の時は無理です。どう頑張っても音は聞こえます。

AirPods Proで音楽を(割とボリューム高めで)流していても、音楽が聴き取れないレベルで治療音が勝ります。

歯医者さんには「うるさい音が苦手なので、耳栓つけていいですか?」と許可を得ています。

子供には使える?

すみません。既婚者ですが子供はいないため、子供に関しての検証はできていません。

身長175cm・体重62kgの私で、Sサイズのイヤーチップを使っています。最小はXSですが、小さなお子さんに合うかは分かりません。

公式サイトにも子供が付けているイメージ画像が見当たらないため、お子さん向けではない可能性があります。したがって、小さなお子さんに合うかの判断は、私からでは断言できません。

逆に困ったことや注意点は?

イヤープラグ生活を始めて2ヶ月ほどですが、装着することで困ったこと・気づいたことがありますので、こちらで共有させて下さい。

【注意】イヤープラグは煩い場所で外さないこと

イヤープラグを外す時は、なるべく静かな所で外して下さい。騒音対策としてイヤープラグを付けるので、わざわざ煩い場所で外すことは稀なケースですが…。

以前、車の運転時(アイドリング中)にエアコンの遮音具合を確かめようと、検証目的で外したことがあります。すると、外すと同時に騒音がダイレクトに伝わるため、耳に想像以上の負荷がかかり本当に驚きました。

鼓膜にダメージを与えるきっかけにもなりかねません。

なので、イヤープラグを外す時は、比較的静かな場所で外して下さい。

後方注意!

イヤープラグは周囲の騒音低減を目的として装着しますが、危険を伴う可能性があります。例えば、狭い道路や、路側帯のない道路を移動(徒歩や自転車など)するケースです。

イヤープラグ装着時では、後方から接近する自動車の音に気づきにくいです。もちろん、人の歩き音は聞こえません(音を出しやすい靴は除く)。

私はウォーキングを日課にしていますが、後方から接近する車に気づきにくくなりました。実際、すぐ後ろにいる自動車に気が付かず、驚いた経験があります。

以降、ウォーキング時には後方を意識しつつ、道路の隅を歩くようにしました。

確認する手間が増えた

洗濯機の稼働音と、終了時に鳴る「ピーッピーッピー」の音が聞こえなくなりました。音で認識できなくなったので、毎度確認しに行くのが手間です。私の作業場所(ダイニング)から洗濯機までは1部屋隣。およそ7〜8m先にあります。逆に、イヤープラグを外すと洗濯機の音は聞こえます。

ポモドーロ時計の時間を乱しやすくなった

作業時はポモドーロ時計を愛用していますが、音が聞こえない(AirPods Proじゃない)ため、作業に没頭してしまいペースを乱してしまうケースがあります。

そのため、25分経過を確認したら深く深呼吸して頭をリセットし、アイマスクをして画面を見ない様にしました。

声が小さい人では聞き取れない

声の小さい人との会話は聞き取れないので、外さざるを得ないケースはあります。

また、家族との会話でも「え?」と聞き直す機会が増えました。

まとめ:聴覚過敏に悩む人以外にもオススメします

聴覚過敏で悩む人に限らず、「騒音」の視点から日々のストレス緩和を目的として購入をオススメします。

Loop Experience Plusは、周囲の音を最大で23dB低減させるイヤープラグ(耳栓)。体感的な目安としては「話し声は聞こえても、囁き声は聞こえない程度」で、完全な遮音はできません。ノイズも低減しますが、こちらも完全な遮音はできないです。

ですが、装着しても違和感が無く、長時間装着していても疲れません。周囲の人と普通に会話ができ、むしろ装着していることを忘れてしまうほどです。

何より目立ちにくく形もスタイリッシュ。自分好みの色やサイズをカスタムでき、私生活に馴染める耳栓として素晴らしい商品です。

また、Loopのイヤープラグをオススメする理由について書いた記事もあります。良ければ併せてご覧下さい。

今回は以上になります。