「Loopの耳栓は聴覚過敏にも効果あるのかな?」
結論から言えば、聴覚過敏の対策として、Loopの耳栓(イヤープラグ)は効果があります。聴覚過敏を抱え、Loopの耳栓を2ヶ月以上愛用している私にとって、生活に欠かせないアイテムです。
こんにちは。 ミニマリスト初心者(2ヶ月目突入)のYAITAです。ライター兼ブロガーとして活動しています。騒音などの音に過敏反応してしまう症状“聴覚過敏”を抱え、作業の全てをiPadだけで行うiPad大好き40代オジサンです。
耳鼻科と精神科の両方で精密検査をしたところ、医師からは「精神的ストレスによる聴覚過敏です」と診断され、退院した現在も治療を続けています。
騒音対策として、所有していたAirPods Proで対応していましたが、充電中や就寝時には使えません。そのため、常時装着できる耳栓的なアイテムを探した結果、Loopのイヤープラグ Experience Plusの購入に至りました。
聴覚過敏に最適なLoopの耳栓とは

騒音に敏感な方
周囲の全ての音を、抑えた音量で聴く。
Loopの耳栓(イヤープラグ)とは、ベルギーのアントワープに本社を構える聴覚保護器具メーカー「Loop」によって開発された製品です。
商品のラインナップはこちら。
商品名 | カラー | 価格 |
Loop Experience (-18dB) | 4種類 | 3,990円 |
Loop Experience Plus(-18dB/23dB) | 4種類 | 4,990円 |
Loop Quiet(-27dB) | 6種類 | 2,240円 |
Loop Engage(-16dB) | 4種類 | 3,990円 |
Loop Engage Plus(-16dB/21dB) | 4種類 | 4,990円 |
取扱う商品は、Experience・Quiet・Engageの3種類。なお、ExperienceとEngageに関しては、−5dB低減できる“Loop mute”が備わった“Plus”もあります。
ご覧になれば分かる通り、100均SHOPで耳栓が買える時代に比べ、Loopの耳栓は高額です。
しかし、Loopの耳栓はスタイリッシュなデザインが美しく、長時間つけていても疲れにくい設計。さらに、他の耳栓に比べて圧倒的に目立ちません。尚且つ、生活の邪魔にならない程度の遮音に適した耳栓です。
購入には公式サイトやAmazonにて購入できますが、フリマアプリのメルカリ等で入手もできます。価格面を重視するのなら、メルカリで中古品を探す選択肢も有りです。
とはいえ、中古品だけに劣化が進んでいるケースはあるもの。最高のパフォーマンスで使用するなら、新品を購入すべきでしょう。

「メルカリって大丈夫…?」
と心配される人はいるかもしれません。私も最初は不安でしたが、皆さん気持ち良く取引に応じてくれます。おかげで、今ではすっかりメルカリの常連です。
なぜLoopの耳栓なのか|聴覚過敏の人におすすめのメリット

なぜ聴覚過敏を抱えた人にLoopの耳栓をおすすめするのか。なぜなら、色々な耳栓を試した後、辿り着いたのがLoopの耳栓だったからです。
聴覚過敏とは、日常生活に溢れる音に過剰反応し、時には苦痛を伴うほど煩く聞こえてしまう症状です。人混みや道路の騒音、電車や会話の声、足音、買い物袋など、健常者にとっては「何で?」と思える音が、苦痛に感じてしまいます。
また、苦手な音は人それぞれで、高音が苦手な人がいれば、低音が苦手な人も。
私は特に、食器や陶器が触れ合う高音や、ビニール袋の音が苦手です。
私自身、色々な耳栓を試してきました。例えば、100均SHOPの耳栓を全種類買って比べてみたり、イヤーマフを買ってみたりしたものの、納得のいく耳栓ではなかったんです。
しかし、Loopの耳栓は違いました。圧倒的な使いやすさとつけ心地の良さ、つけたままでも普通に生活できる適度な遮音性、美しいデザイン、目立たない設計などなど、「これだ!」と思えた耳栓がLoopだったからです。
なので、私はLoopの耳栓をおすすめしています。
Loopのメリット
聴覚過敏の人におすすめしたいLoopのメリットをまとめました。
- 長時間つけていても疲れにくい
- 耳栓をつけたまま生活が送れる
- 圧倒的に目立たない
- 洗浄して何度も使える
- 商品によっては遮音調整が可能
- 美しいデザイン
順に解説します。
長時間つけていても疲れにくい
私は日中のほとんどをLoopと過ごしています。朝7時半に起き、ベッドに入る21時頃までの約13時間、Loopの耳栓はほぼつけっぱなしです。就寝時には外していますが、起きたと同時にLoopを身につける習慣となっています。
耳栓を長時間つけていても疲れにくい。
つけ心地も良いので、慣れてくると付けているのを忘れてしまうレベルです。
耳栓をつけたまま生活が送れる
Loopの素晴らしい点は、耳栓をつけた状態でも、私生活が送れるように設計されている点です。遮音性は商品によって異なりますが、最低-16dB〜最大で-27dB。Loop Quietでも、つけたまま日常生活を送れます。
家族や友人と普通に会話ができ、いつも通り生活しつつも遮音し続けてくれる。それがLoopの魅力です。
圧倒的に目立たない
私自身も驚いたのが、とにかく目立たないこと。正しく装着すると、真正面からでは耳栓が見えないほどです。また、選んだ色によってはさらに目立ちにくくできます。
「とにかく目立たない耳栓が欲しい」
という人には最適の商品です。
洗浄して何度も使える
Loopの耳栓は洗浄して何度でも使え、とってもエコです。もちろん経年劣化はしますので、最終的には使えなく日が来ます。約3ヶ月ほど毎日使い続けていますが、今現在で劣化を感じたことは一度もありません。
商品によっては遮音調整が可能
上述していますが、ExperienceとEngageには、“Loop mute”を追加した“Plus”があり、その場によって騒音の調整が可能です。
商品名 | カラー | 価格 |
Loop Experience (-18dB) | 4種類 | 3,990円 |
Loop Experience Plus(-18dB/23dB) | 4種類 | 4,990円 |
Loop Quiet(-27dB) | 6種類 | 2,240円 |
Loop Engage(-16dB) | 4種類 | 3,990円 |
Loop Engage Plus(-16dB/21dB) | 4種類 | 4,990円 |
Loop muteを装着すると-5dB。この-5dBが結構大きな差を生みます。
特に、聴覚過敏の人なら“Plusは必須”と認識して問題ありません。体感ではありますが、-18dBでは高い遮音性を得られません。
何より遮音性を優先するなら、上でご紹介したLoop Quietを選ぶべきでしょう。
美しいデザイン
耳の内側部分に円形のアクセサリーが備わったような美しいデザイン。Loopを知らない人が見た時、それが耳栓ではなく、新しいアクセサリーと勘違いするかもしれません。
カラーバリエーションも豊富なので、自分らしさをアピールできる色でオシャレに使える点も、Loopの魅力です。
聴覚過敏の人が重視するLoopの遮音性能|-27dBってどれ位?
「そもそも-16dB〜-27dBの数値が、どれくらいの遮音性なのか分からない」
と疑問に感じる人は多いのではないでしょうか。私も同じ疑問を持っていました。
体感ではありますが、Loop Quiet(-27dB)で人の会話声が約半減するほどの数値です。
人の会話声は約50dB〜60dB。60dB以上になると、人は「煩い音」と認識すると言われています。すなわち、Loop Quietで約半減する程度の遮音性です。
また、環境省が公開している「騒音の目安」があります。

Loopの耳栓それぞれの特徴|聴覚過敏以外の人にもおすすめ

私はExperience Plusを購入後、Quietを購入しています。
理由は単純で、「どっちの方が遮音性に優れているのか?2つの違いは大きいのか?」といった疑問でした。
この2つを比較・検証してみた記事もありますので、良ければ併せてご覧ください。
【Loopイヤープラグ】QuietとExperienceの違いって?どっちがいい?|検証しました
聴覚過敏を抱える人にとって、遮音性能は重要な判断目安です。実際にQuietとExperienceを使ってみた経験や気づいたことをシャアします。
Loop Quiet|遮音性を優先する人向け
Loopの耳栓で最大の遮音値を誇るのがQuiet(-27dB)です。価格的には1番お値打ちで2,240円。カラーも1番多く、6種類から選べます。
「何より遮音性を優勢したい!」といった人には、Quietをおすすめします。

イヤーチップ(耳に入る部分)のサイズは4種類(XS・S・M・L)あり、自分に適したサイズを簡単に付け替えられます。
ただし、Quietは付け方に若干のコツというか、慣れが必要です。自分に適したイヤーチップのサイズを知り、正しく付けないと性能を発揮できません。
Quietの“私なりの”付け方

Quietの付け方(私なりの)は下記の通り。
- イヤープラグを片手に持ち、もう片方の手で耳を上に持ち上げる
- 耳珠の裏側へ押し付ける様に耳穴へ挿入し、親指で押し込む
- 挿入できたら持ち手部分を下にひねり位置を調整する
耳珠とはこの部分を表します。

Loop Experience Plus・Engage Plus|遮音値を調整したい人向け

聴覚過敏に関わらず、騒音やノイズを低減したい人向けの商品がExperience Plus(-18dB/-23dB)とEngage Plus(-16dB/-21dB)です。“Loop mute”という付属のパーツを取り付けることで、遮音値を高められます。
特に、聴覚過敏の人にとってLoop mute装着は“必須”と考えて下さい。
Quietと違い、持ち手の部分(アコースティックチャンネル)がプラスチックのように硬い素材でできています。付け方は簡単で、イヤーチップ部分を耳に入れて、位置を調整するだけです。
Loop公式による耳栓の付け方を解説した動画があります。
私は最終的に、Experience Plusをメインの耳栓として使っています。
その理由については下記記事にて解説しているので、気になる人は併せてご覧下さい。
【Loopイヤープラグ】QuietとExperienceの違いって?どっちがいい?|検証しました
Loop Engageに関しては未購入のため、検証できていません…。
聴覚過敏の私はLoopの耳栓をこう使っています

私は、ほぼ常時Loopの耳栓をつけています。ブログ執筆中の今もつけていますし、日課にしている散歩の時でも、サウナに入っている時でも外しません。上述していますが、“疲れや違和感を感じない快適なつけ心地が1番のメリット”かなと実感しています。
逆に外す時は、お風呂の時と寝る時。
お風呂の時に耳栓も掃除している感じです。“洗って何度でも使える”点もメリットの1つ。
寝る時に外すのは、私の住む地域が地方(しかも田舎)で、夜は比較的静かだからです。ただし、台風など風の音が煩い時は、つけたまま寝ています。
Loopの耳栓は、耳の内側へ隠れるような設計になっているので、睡眠の邪魔にならず、寝返りをうっても違和感を感じにくいです。
Loopの耳栓をつけたまま寝ると、隣で眠る妻の寝息は聞こえなくなります。
Loop公式サイトで掲載されている使い方
公式サイトを確認すると、Loopの主な使い方は下記の通りです。
- 睡眠時
- 集中したい時
- ライフイベント
- 会合やパーティ
- ツーリング
- 会話
- 育児
- 騒音過敏
Loopの耳栓は、聞こえる音を全体的に低減させ、装着したままでも会話やスマホでの通話など問題なくできます。遮音するということは、周囲の音を遮断すること。ですがLoopは、生活の邪魔にならない“適度な遮音”を目的とした耳栓です。
上述している通り、Loopの耳栓をつけた状態でも普段通りの生活ができます。
ただし、アクリル板ごしの会話や、声が小さめな人との会話は聞き取りにくいケースもあります。
人は音でも疲れている
人は騒音のストレスで疲れてしまいます。これは聴覚過敏を抱えた人に限らず、健常者でも同じことです。
例えば、家や職場の隣で工事が始まった際、騒音によって集中できず、イライラした経験をした人は多いでしょう。
また、騒音は家や職場の外からだけでなく、家の中でも生じます。例えば育児です。
ただでさえ大変な育児。泣き出す赤ちゃんをあやす間、相当な騒音を受け続けることになります。必要以上の騒音はストレスとなり、あなたを疲れさせる原因の1つです。
仮にLoopの耳栓をつけても、赤ちゃんの鳴き声(約80〜90dB)を完全に遮音することはできません。ですが、周囲の音を低減することでストレス緩和に大きく役立ちます。
聴覚過敏者に限ったことではなく、健常者にとっても生活に困らない程度の遮音は、ストレスの観点から見れば効果的なんです。
まとめ:騒音に疲れている人達へ

人は音によるストレスを日々受け続けています。それは聴覚過敏を抱えている人に限らず、健常者の人達も含め全員です。仮に、騒音ストレスを感じない生活をしているのなら、大変長閑で素敵な所なのでしょう。
私は5年に及ぶ介護ストレスによって精神を壊し、結果として聴覚過敏を伴いました。
色々な商品を試し、辿り着いたのがLoopの耳栓です。
もし、あなたが音によるストレスを感じているのなら、ぜひLoopを試してみて下さい。
個人的な経験ではありますが、私はLoop Experience Plusをおすすめします。
今回は以上です。