ミニマリストな生活に憧れた私は、まず“しないこと”を決めていきました。今回はしないと決めた4つ目のこと。手放したことで得られた体験について共有します。
こんにちは。 ミニマリスト初心者(2ヶ月目突入)のYAITAです。ライター兼ブロガーとして活動しています。騒音などの音に過敏反応してしまう症状“聴覚過敏”を抱え、作業の全てをiPadだけで行うiPad大好きオジサンです。
2022年11月に体調を崩し翌月には入院。その際、ミニマリストしぶさんの著書「手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択」を読み、今後の人生観に大きく影響を与えました。
退院後、自身の“本当にやりたいこと”をデザインした私は、さっそく行動を始めました。本書は、私にとって人生の教科書とも言える1冊です。
まず取り組んだのが“しないこと”を決めることでした。これまでに3つの“しないこと”を実行しています。
- 服装選びをしない(私服の制服化)
- ストレスを溜め込まない(ストレスフリー)
- 運転をしない(徒歩生活)
自身の体調回復を優先させるため、自分自身のやりたいことを実行するため、生産を止めないため、4つ目の“しないこと”を実行しています。
そもそもミニマリストとは、“自分に必要なことに集中(強調)させるため、あえてモノを少なくする人”を表し、定義は特にありません。ミニマリストの趣味趣向は、それぞれ違うからです。
“しないこと”を決めた4つ目のこと
4つ目に決めた“しないこと”とは“交友関係を築かない”こと。すなわち、ひとりで居る時間を優先させました。ひとりの時間が、素直な自分と向き合える唯一の時間だと知ったからです。
既婚者なので妻はいますが、それでもひとりで居る時間が多いです。妻は私を知っているで、あえて何も言いません。
TwitterやInstagramといったSNSアカウントは全て削除しました。もともと放置状態でしたし、誰かと繋がりを持つこと、ネット界隈のネガティブな発言や暴言などが目に入ることもストレスになります。
他にも、繋がりができることで誰かに話しかけられたり、期待されたりといったケースもありました。
他人から期待されれば「期待に応えなければ…」というプレッシャーに変わり、プレッシャーは自分を追い込み、結果ストレスとなるんです。
「面倒くさい性格だな…」
と自分自身に萎えることもしばしばあります。けれど残念ながら「周りに居たら面倒な人だな…」と感じる人間が私自身でした。気づいた時にはもう最悪な気分です。
けれど、客観的に自分を見られたという点は、大きな気づきになりました。
コミュ障なので、ほぼ友人はおらず、年に数回連絡を取り合う人がいる程度です。その人達でさえ、私から連絡を取ることはありません。連絡が来たら返事をし、数分で終わる程度。LINEでしか話をしない人もいます。それも、私から発信することはありません。
その位が、私にとってちょうど楽です。誰かと繋がることで疲れる関係なら、そもそも作らなくていい。
もともと知人が少ないので、寂しいと感じることも少なく、むしろひとりの方が快適です。誰にも気を使わずに済みますし、誰にも干渉されませんから。
自分と合わない人間がいて当然
私の様に面倒な人間は稀かもしれません。とはいえ、“これまでに巡り合った人達全員と気が会う人もいない“と私は考えています。仮にいたとしても、その人が世あたり上手なのでしょう。
アニメキャラ然り、ゆるキャラ然り、人間に好かれるキャラクター的存在ならいるかもしれません。けれど、人は様々な性格を持ち、趣味や価値観の違いによっても考え方が変わります。
そして、話す相手によっても態度がガラリと変わるもんです。
すなわち、自分と合わない人間がいて当然です。人間同士で合う・合わないは必ず存在し、気の合う仕事仲間や友達同士で楽しめれば良いんです。
私は、その行為すらストレスになるため、ひとりを選びました。
ひとりのデメリット
ひとりのデメリットは、相談できる同僚や上司がいないため、杓子定規になってしまいがちな点です。自分の信じた考えを一貫する姿勢は良いことですが、間違った道だと気がつかないケースがあり得ます。
周りをよく見て観察し、軌道修正できる心の余裕が必要です。
特に、自身が専門とするジャンルや好きな情報等には、常にアンテナを張っておきましょう。
または、しっかりとサポートしてくれる人が側にいてくれると有難いです。私の場合、妻と言えます。
ぜんぶ、すてれば
自分を花開かせることができるのは、自分自身に他ならない。
出典:ぜんぶ、すてれば_中野 善壽
全ては因果応報。将来をつくるのは、今日の自分。
今日の自分を妨げるのもはぜんぶ捨てて、颯爽と軽やかに、歩いていこうじゃありませんか。
2020年11月、当ブログでもご紹介している本です。今思えば、この1冊が人生初のミニマリズム本でした。
不要な人間関係は捨てていい
本書でも、不要な人間関係は捨てていいと解説しています。“ノミュニケーション“という言葉はありますが、飲み過ぎが原因で遅刻したら当然怒られます。理不尽ですよね。
笑顔で「行きません。お先に失礼します。」で良いんです。
愚痴や不満を吐露してくるだけの人がいるとすれば、断れば良い。自然と離れていきます。
それで良いんです。その時間がムダですから。
気の乗らない食事会や飲み会に参加するよりも、明るい未来や楽しいことを語り合える時間の方が有意義ではないでしょうか。
…といった著者の考え方を淡々と語ってくれる本です。気になった人はぜひご一読ください。
圧倒的解放感
「ひとりは寂しい」と感じる人も多いでしょう。ですが、仕事上での孤独は圧倒的解放感を得られます。
1日のスケジューリングや仕事する時間、場所や働き方さえ自分の自由にできます。毎日挨拶を交わす必要もなく、相手への言葉に気をつかう必要もない。暗く長い洞窟から出られたような解放感を得られるはずです。
しかし、仕事を見つけ提案・交渉し、他者から仕事を勝ち取るのも仕事になります。全ては因果応報。働けなければ稼げませんし、どうやって働くかを決めるのは自分次第です。
2023年3月、介護が必要だった母は施設入居が決まったため、私は家で働く制限が無くなりました。今からでも再就職する選択肢を得たんですが、その気はありません。
今の自由な生活が私に合っているからです。1日を管理しつつ、しっかり余白も取れる生活を送れています。
余白がアイデアを生む
ミニマリストしぶさんの生活に憧れを持って以降、“余白”を重要視しています。余白の時間がアイデアを生み出し、生産へと繋がるからです。
ひとりでいる時、しかも歩いている時が私にとって最も充実した時間です。色々なアイデアが浮かびやすく、頭の中を整理するにはピッタリ。だから、毎日歩く習慣を作りました。
iPadの前で「う〜ん…」と構想を練っている時よりも、遥かに構想を練りやすくなったのを実感しています。
下記はヘルスケアの平均歩数です。毎日歩くことを習慣化し、最近では10,000歩を目安にしています。
※悪天候時には歩きません。
ウォーキングは、誰にでもできるミニマリズムなエクササイズです。
アイデアは、色々な発見や出会いが重なった時に生まれるもの。だから、ネタやアイデアに困っている人は、まず歩いてみましょう。いきなり10,000歩は多いので、近くの公園を散策したり、普段通る道を少し変えてみたりするだけで、違った発見があるものです。
特に徒歩では景色がゆっくり進むため、色々なモノに気がつきます。
その気づきが、アイデアの発端になるかもしれません。
特に、ブログを書き続けることが目標の私にとって、日々のアイデア発想は欠かせないもの。そして、ブログを読ませたい人(想定読者)も決めていかなくてはいけません。
著名人でもない1人のブログを、誰が読みたいと思うでしょうか。誰に何を伝えるのかは、ブログを書く上でとても重要と考えています。
想定読者は5年前の自分
私がブログを読ませたい人は常に決まっています。誰かと言えば、5年前の自分です。
ちょうど5年前の2018年3月、母の病状が進行してひとりでは生活できないと判断し、単身で実家に帰ることを決意した時期です。同時に、新居を構える決意をした時期でもありました。今現在住んでいる家は、母と一緒に暮らすことを前提として建てた家です。
外に出れば母を介助する人が居ない。
でも外に出なければ働けない。
じゃあ、家で働ける手段は無いのか?
と模索していたのが、まさに5年前の今頃。当時は不安でいっぱいでした…。
文章すらろくに書けないのに、どう勉強すればいい?とか、未経験で、さらに40のオジサンがブログやアフィリエイトで稼げる…?とか。そもそもひとりでどうやって働けばいい…?とか。
正直、不安材料しかなかったんです。そらそうですよね。何も知らない状態で飛び込んだんですから。
けれど、5年後の今、何とか生活できています。もちろん、色々な支援サービスや制度、保険をフル活用し、そのために準備してきたこと。妻の支えがあったからこそですけど。
2023年3月の今、まさに5年前の私と同じ境遇に立たされた人がいるかもしれません。もし当時の私と同じ気持ちなら、不安でいっぱいなはずです。
大丈夫です。何とかなります。現に私は何とかなりました。
まずは深呼吸して、自分にできることを書いていって下さい。できれば頭の中ではなく、文字に書きましょう。可視化した方が整理しやすいからです。
できることを見つけたら、迷わず行動して下さい。もちろん、それがブログやライターの道でなくても構いません。あなたの得意とするジャンルがあるのなら、とても大きなアドバンテージとなります。
新しいチャレンジは不安材料となり、大きなストレスとなるでしょう。ですが、新しい挑戦をしたからこそ見える景色を変えられます。その判断を下せるのは周りではなくあなた自身です。
目標を明確に定め、1歩ずつ着実に前進しましょう。
なんだかんだ言っても、ひとりで何とかなるもんです。
今回は以上になります。