ミニマリストに財布はいる?いらない?|ミニマリストがお答えします

「ミニマリストに財布っている?」

という質問を受けた場合、私はこのように答えます。

財布に頼らない生活を始めてみて困らないのなら、その人に財布は要りません。ですが、私はミニマリストとして生活しつつも財布を持っています。すなわち答えは「その人次第」です。

昨今、キャッシュレス決済は大きく普及しました。カードやスマホ1台あれば、簡単に買い物ができる時代です。私が住む地域でも、カード精算専用のレジを多く見かけるようになりました。

こんにちは。 ミニマリストYAITAです。

音に過敏反応してしまう“聴覚過敏”を抱え、作業の全てをiPadだけで行う40代ブロガーです。現在、個人では69種類のモノを管理し、妻と2人で暮らしています。

財布はいる?|ミニマリストの私は財布を持っています

ミニマリストに関係なく、あなたの生活に現金が不要なら財布は要りません。逆に現金が必要であれば、財布は必要です。

「ミニマリストなんだから、今の時代に財布なんて要らないでしょ?」

という意見はあるかもしれません。

その人の生活に財布が必要なら持てばいい。不要なら持たなければいい。すなわち、その人の好きにすればいい。

それだけの話です。

“財布を持っている人はミニマリストではない”といった定義はありません。

ミニマリストが伝える必要・不要の判断基準

ここでお伝えしたいのは、生活に必要なモノを、必要な時に、必要な分だけ持っているのがミニマリストの考え方です。ミニマリストの私は財布を持っています。なぜなら、私の生活に必要だからです。

ミニマリストが不要と考えるは、自分の生活において必要としないモノ。

財布で例えるなら、いつ入れたのかすら覚えていないレシート、もう使っていない何かの会員カード、必要以上のクレジットカードやキャッシュカード、必要以上の現金などです。

逆に、必要なモノを財布で例えると、外出時に必要なカード、最小限の現金。他に、車を運転するのなら運転免許証くらい。「運転免許証を車のダッシュボードに入れておく」という人もいるでしょう。

私はこれらを、abrAsusのマネークリップに入れています。

マネークリップにはカードが5枚、お札10枚が入る設計ですが、それでも11mmという薄さを実現したお財布。ズボンのポケットにすんなり入りますし、邪魔になりません。あまりに薄いので、入っているのか心配になる位です。

なお、小銭はabrAsusの小銭入れを使います。

家と車の鍵を付けるキーホルダー的な役割を持ちつつ、999円が入る設計。ゴミの日に集積所へ向かう時は、鍵と耳栓だけあれば十分です。

財布の中身を管理できているからストレスがない

必要なモノがどこにあるのか管理できていないから、モノを探す結果に陥ります。管理できていても、管理する数が多すぎれば探すのも大変です。

例えば、レジ生産前になって慌てて会員カードを探す人です。カード専用財布に収められた様々なカードの中から、今必要なカード1枚を探す。

レジが混んでいる時や慌てている時なら、さらに探す行為がストレスになります。

私は元々、モノを多く持ち歩く派の人間でした。ズボンのポケットに入らないほど大きい財布を持ち歩き、何が入っているのか、いくらお金が入っているのか自分でも良く分からないレベル。

根っからの心配性で、常にモノを多く持ち歩いていました。なので、モノを多く持っている人の気持ちは良く分かりますし、理解できます。

モノを多く持つ人を否定するつもりは一切ありません。

ただ、私の経験から断言できることは、管理するモノが少ないほどストレスから解放される事実です。現に今は、財布の中に入っているモノを全て把握しています。

なので「あれ? あのカードどこだっけ…」と探すことはなくなりました。

把握していることは「安心」に繋がり、結果としてストレスにならないのです。

私が現金を持ち歩いている理由

2023年5月頃、私もキャッシュレス決済を導入しています。いつ、いくら使ったのか?が簡単に分かるのは便利ですよね。

ですが、お札と小銭もある程度は持ち歩いています。現金しか対応できない所でカードを見せても無意味だからです。

例えば、私が通っている眼科は現金のみ。併設されている薬局は「PayPayのみに対応」でした。

ちょうど、キャッシュレス決済を導入したての頃で「お金持ち歩かなくてもよくね?」「財布いらなくね?」と考えていた私。もしあの時、現金を持っていなかったら、近くのATMを探すことになっていたでしょう。

住んでいる地域が地方という理由もありますが、私の生活に「現金は要らない」とは言えません。

コンパクトが全てじゃない

モノがコンパクトであるほど、身軽になれるとお伝えしました。

けれど「お札は折り曲げたくない派」の人にとって、折り畳み型の財布は嫌がりますよね。特に、ピン札が必要な時や「折り目がない綺麗なお札が好き」というミニマリストはいるかもしれません。

そんなミニマリストにとって長財布は必須です。つまり、人によって必要な財布の形も異なります。

あなたの生活に合った生き方をすればいい

「ミニマリストに財布は必要か?」と問われれば「その人の好きにすれば良い」としか言えません。

人によって生活環境からお財布事情は異なりますし、キャッシュレス化が進んだ現在でも「財布=要らないモノ」とは限らないんです。

好きな財布のブランドや形、機能など、財布に対する価値観は人によって大きく異なります。

ただ私にとって、ミニマリストの考え方が適していただけの話です。

ミニマリストの本質は、不要なモノを削ぎ落とすことで必要なモノを強調させること。

あなたの生活に財布が必要なら、捨てるべきではありません。