ミニマリストってどんな人?|そんな疑問にミニマリストがお答えします

ミニマリストってどんな人を言うの?
ミニマリストって何?

本記事は、ご覧の疑問を持つ人向けの内容になっています。

こんにちは、ミニマリストYAITAです。

音に過敏反応してしまう“聴覚過敏”を抱え、作業の全てをiPadだけで行う40代ブロガーです。

ミニマリストってどんな人?

ミニマリストは、自分のすべきことに集中するため、モノを“あえて”手放し、シンプルにした人です。

自身に必要なモノだけを持つことで、身軽でシンプルな暮らしを理想とします。シンプルな暮らしは心の豊かさを生み、お金の節約やストレスの緩和、パフォーマンス回復などのメリットがあるからです。

特に最大のメリットは、モノや情報に溢れた現代社会の中で『自分の時間を取り戻せること』にあります。

またミニマリストは、下記5つを理解しています

  1. 自分に必要なモノだけで生活できること
  2. 必要なモノが少ないほど身軽になれること
  3. 必要以上のモノはムダな出費やスペースを生むこと
  4. ムダなモノはストレスの原因になること
  5. ムダなモノは貴重な時間を奪うこと

自分に必要なモノだけで生活できること

ミニマリストの特徴として、“所有するモノの少なさ”が挙げられます。良くあるのが“テレビは持たない”です。私の部屋にもテレビはありませんが、妻がテレビを観るため、リビングに1台あります。

昭和の時代、テレビは「3種の神器」と言われたほど、皆が欲しがったモノです(残り2つは洗濯機と冷蔵庫)。

けれど、現在では“テレビ離れ”のワードがあるほど、無くても良いモノとなっています。特にミニマリストでは不要と判断されやすいモノです。理由は、時間を奪うモノだから。

自分のやりたいことに集中したいため、邪魔になるモノは持とうとしません。

必要なモノが少ないほど身軽になれること

ミニマリストにもよりますが、コンパクトかつ高性能なモノを好み、身軽さを優先します。身軽であるほど色々な場所へ足を伸ばせ、フットワークが軽くなるからです。

ミニマリストによっては、持つブランドに拘りが強い人、便利さを追及する人、価格に拘る人などさまざまです。

必要以上のモノはムダな出費やスペースを生むこと

モノを買えば出費が増えますし、置くスペースを確保しなければいけません。モノを買うことが悪いことではなく、管理できていないモノを買い足すことで、不要なモノが増えていくんです

例えば、セール品を見て衝動買いしたけれど、着る機会がなくクローゼットに眠ったままの衣類はありませんか。

「安いし、とりあえず買っておくか…」

と買った服ほど、着る機会は少ないです。下記記事でも伝えています。

着ない服のために出費する位なら節約して、“少し高いけど絶対着たい服”に使った方が充足感を得られるはずです。

ムダなモノはストレスの原因になること

家や部屋のモノが多くなるほど、部屋はモノで圧迫されていきます。生活に不可欠なモノを含め、モノは多いほど所有するスペースが必要だからです。

モノを片付けようと収納が増え、一杯になるとまた新たな収納を買い足していき、部屋は狭くなっていきます。モノが増えると片付けすらメンドウに感じ、次第に散らかっていくんです。

散らかった部屋は衛生的、精神的にも悪い影響を与え、ストレスの原因となります。

ムダなモノは貴重な時間を奪うこと

ミニマリストは、自分が夢中になってやりたいことを知っています

けれど、集中を阻害するモノが部屋にあると、当然ながら集中できませんし、ストレスの元になってしまうんです。

いくら後悔しても、時間は戻りません。人間にセーブポイントやリセット機能は備わっておらず、人生をやり直せても失った時間は戻せないんです。

趣味であれ仕事であれ、夢中になって取り組んだ経験はありませんか。自分が夢中でやりたいこと、その1点に集中するための時間を優先したい。

だからこそ、モノを“あえて”持たないんです。

ミニマリズム|シンプルライフが貴重な時間を取り戻す理由

なぜ、モノが無いと自分の時間が増えるの?
モノがあっても良くない?

という疑問を持たれるかもしれません。

理由は単純で、やりたいことの邪魔や誘惑するモノが無いからです。

必要なモノだけしか無い部屋は、やりたいことに集中できる時間・環境を得られます。

誘惑されるモノが近くにあると、人は負けてしまいます。これは誰しも同じです。

また、モノで溢れ散らかった部屋は「片付けなきゃ…」といった思考を生み、やりたいことの弊害やストレスになります。凄く忙しい時に限って、掃除を始めてしまうことってありますよね。

出したモノを片付けない、不要なゴミやモノで溢れていくから部屋が散らかるんです。

ならば、散らかるモノが最初からなければ散らかりませんし、掃除や片付けにも苦労しません。

必要なモノだけだから集中できる

2023年7月現在、床に置かれた猫壱のお皿は片付けました。

私がやりたいことは『ブログを書き続けること』なので、生活や作業に必要なモノ以外は置いていません。衣類を含めた私物のほとんどは、クローゼット(一畳分)に収まっています。

上記見出し画像は私の部屋(6畳)で、この部屋で1日のほとんどを過ごします。椅子に座り、小さなテーブルに置かれたiPadで作業する毎日です。このブログも、この部屋から書いています。

私の部屋にあるモノはこちら。4LDKの家ですが、私の私物はこの部屋に収まっています。

椅子(母用)マット(畳なので)テーブル(ニトリ)
iPad Pro 4
Magic Keyboard
Magic Mouseルンバ
iPhone12 miniガラホLoopの耳栓
AirPods ProAirPods Max仏壇(父)
目薬調光レンズメガネマスク
空気清浄機クローゼット内の私物

ムダに誘惑してくるモノが無いので、目的である「ブログを書くこと」に集中できます。時には窓から見える景色を眺めたり、読書したりといったこともありますが、基本的にiPadで何かしらの作業をしています。

デジタルデトックス|デジタルミニマリスト

スマホやiPadが誘惑してくるんじゃないの?

と考える人はいるかもしれません。

モノだけでなく、デジタル面のミニマリズム化でも、貴重な時間は取り戻せます。

『デジタルミニマリスト』をご存知でしょうか。物理的なモノではなく、デジタル面のミニマリズム化を提唱する本があります。

例えば、スマホアプリ、SNS、Youtubeなどなど、世の中には誘惑するモノや情報が沢山ありますよね。“スマホ依存症”のワードが生まれるほど、スマホから手が離せない人もいるでしょう。

「ついついYoutube動画を観続けてしまい、寝不足になってしまった…」
「SNSの情報や、投稿した内容に“イイネ”が付いたか気になって仕方ない…」

こんな経験がありませんか。私にはあります。

SNSはリアルな情報発信源として便利ですし貴重です。事実、海外留学中の子がSNSで発信した救援によって、被災した家族を救出できた事例があります。これは、SNSの普及がなければ成し得ません。

一方で、SNSによって被害に合われた人、貴重な時間が奪われている人もいます。

私個人、SNSを否定するつもりは一切ありませんが、SNSのアカウントは削除しました。理由はもちろん、時間を取り戻すためです。

結果として、“イイネ”の数を気にするストレスから解放され、自分の時間を取り戻せました。

ミニマリストの定義

じゃあ、ミニマリストはどの部分で定義されるの?

といった疑問もあるでしょう。

“ミニマリストしぶ”さんの著書『手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択』では、「ミニマリストに明確な定義は無い」と伝えています。

ミニマリストそれぞれの趣味趣向が異なるためです。しぶさんの様に、物理的なモノを減らしたミニマリストがいる一方、デジタルミニマリストも存在します。

考え方や持つべきモノも、ミニマリストによってさまざまです。「コレを持っているからミニマリスト!」といったモノは無く、「コレを持っていないからミニマリストではない」ということでもありません。

共通点があるとすれば、自分がやるべきことを明確に持ち、そのために不要なモノを手放していることです。

ミニマリストの特徴

ミニマリストの考え方によるものの、モノを持つ価値よりも、モノを持たないことで“心の豊かさ”を追求する特徴があります。とはいえ、ミニマリストもモノが無ければ生活できません。なので、自身にとって必要最小限のモノを持ち、管理しているミニマリストが多いです。

ここで言う“管理”とは、モノの場所や数を把握し、所有する理由も言える状態です。

上述している通り、ミニマリストの趣味趣向は異なります。したがって、全てのミニマリストが同じ考えを持っているとは限りません。

必要最小限のモノとはどれ位?

必要最小限のモノって具体的にどれ位の数?

という疑問も持たれるでしょう。

“具体的な数はミニマリストによる”としか言えません。ミニマリストの考え方だけに限らず、性別や職業、生活環境によって必要なモノが異なるためです。

例えば、文房具が好きなミニマリストがいる一方で、全く興味を示さないミニマリストもいます。例えば、私の所有する文房具は、ボールペン1本のみです。iPadとApple Pencilで事足りるため、メモ帳といった書くモノも持っていません。

他にも、衣類は10着未満というミニマリストがいる一方で、30着以上を持つミニマリストもいます。私は現在33着を管理していますが、服の数がミニマリストを定義しません。

重要なのは、所有しているモノを理解し、管理できているかです。

同じモノは3つまで|4つは多い

上でご紹介した『手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択』にて、しぶさんは「同じモノは3つまで。4つは多い」と伝えています。私はこの教えに従い、基本的に同じモノは3つまで所有する様にしました。

例えばTシャツやパンツといった衣類、バッグ、聴覚過敏対策グッズなど、比較的使用頻度の高いモノは3つが基準です。

あくまで一例なので、3に拘る必要はありません。1枚で十分と言うミニマリストもいます。

なので、自身の生活に合った必要最小限を探してみてください。

モノのがある≠幸せ

モノが少なかった昭和の時代、モノを持つことがステータスなイメージがありました。立派な家を構え、高級車に乗り、ブランドの服に袖を通す。周囲が羨むような優雅な暮らしは、モノによって叶えられると考えられてきたんです。

しかし令和の今、根幹が崩されている印象を受けます。キャンプやガーデニング、そしてミニマリズム。モノを持つ暮らしが、必ずしも幸せとは限らないんです。

ミニマリストが必要とするモノとは、大好きなモノ・無くては生活が不便と感じるモノ。

上述したテレビをはじめ、無くても生活に困らないモノを好んで持ちません。他にも、身軽さを意識することから、引越ししやすい(持ち運びやすい)モノを好む傾向があります。

例えば冷蔵庫。食べ物を保存する家電製品として大変便利ですが、持ち運ぶのは大変です。

ミニマリストしぶさんのケースを紹介すると、1日の食べ物はその日で使いきる考え方をするため、冷蔵庫を持っていません。洗濯機は乾燥機付きの洗濯機を所有しています。洗濯や乾燥の手間を解決するためです。

やりたいことを優先した結果、洗濯機には奮発したことをご紹介した本にて伝えています。

まとめ

ミニマリストとはどんな人?と問われれば、

自分のやりたいことに集中するため、モノを“あえて”手放し、シンプルにした人です。

“殺風景な部屋で暮らす人”の様なイメージを持つ人は多くいます。確かに、床に何ひとつモノが無いミニマリストがいるのは事実です。

けれど、テレビやソファー、椅子、冷蔵庫や洗濯機などの家電など、生活感のある暮らしを送るミニマリストもいます。

大切なのは、必要なモノだけで暮らして心を豊かにし、自分の好きなことに集中できる環境を持つことです。

ミニマリストのシンプルライフは、あなたの心を豊かにし、パフォーマンスを回復します。

今回は以上です。