【具体例で解説】Webライターの仕事内容ってどんな感じ?|こんな感じです

「Webライターはどんな仕事をするんだろう…?興味はあるけど、仕事内容や具体例を知りたいな」

本記事は、ご覧の疑問に対応した内容です。

Webライターの仕事に興味がありつつも、「思ってたのと違った…」という結果では困りますよね。

そこで、Webライターの仕事内容を、具体的な例を含めて解説します。

こんにちは。 ミニマリストYAITAです。

Webライター歴史4年。音に過敏反応してしまう“聴覚過敏”を抱え、作業の全てをiPadだけで行う40代ブロガーです。現在、個人では69種類のモノを管理し、妻と2人で暮らしています。

ブロガーの生き方を目指した私は、まずWebライティングを勉強して実際に仕事を請け負い、ノウハウを学びました。私自身が経験してきたことを、本記事で共有します。

Webライターの具体的な仕事・目的とは?

Webライターとは、どんな仕事をするのでしょうか。具体的に表現すると、下記になります。

Web上で検索する読み手に対し、明確な答えを提示して納得を与え、行動へと促す文章を書く「Web上の道先案内人」です。

では、Webライターが仕事をする上での目的とは何でしょうか。

クライアントがWebライター(あなた)に求めるのは、たった1つだけ。指定KW(キーワード)で検索上位が狙える記事を書くことです。

検索上位を狙う理由は、上位記事であるほど読まれやすく、クライアントの収益に直結するから。そのためWeb上では、順位争いが常に行われています。

例えば、あなたが何かの情報を知りたくて検索した際、1番上の記事を選びますよね。あえて30ページ目の記事を選ぶ人は、まずいません。なぜなら、検索する人には「問題を早く解決したい」という明確な理由があるからです。

したがって、上位記事は目に止まりやすく、読まれやすいんです。

逆に、上位表示されない記事は読まれず、クライアントの収益に繋がりません。これでは業務委託した意味がありませんよね。

だからこそクライアントは、上位が狙えるWebライターを求めます。つまり、上位が狙えるほど「貴重なWebライター」として、クライアントから重宝されるんです。

Webライターの目的はただ1つ。指定KWで「上位が狙える記事を書くこと」です。

Webライターの具体的な仕事例|6つステップ

Webライターの仕事・目的は分かりました。ここからは、Webライティングの具体的な仕事例をご紹介・解説します。

クライアントと案件の契約を済ませた後、Webライターが行う工程は、主に6つのステップです。

  1. レギュレーションの確認
  2. 指定KWで情報を分析する
  3. 記事構成を練る
  4. 構成に沿って情報を書いていく
  5. 推敲を繰り返す
  6. 納品してフィードバックを受ける

順に具体例を含めつつ解説します。

レギュレーションの確認

レギュレーションとは、クライアントが提示する記事執筆仕様書。いわゆる「記載内容に従って記事を書いて下さい」というルールです。

レギュレーションを熟読し、理解することがWebライター最初の仕事。レギュレーションに従って書かないと、当然ながら修正依頼を受けます。

レギュレーションの内容は、各クライアントによって大きく異なります。下記にレギュレーションの一例を挙げてみました。

想定読者・20代〜30代の〇〇に関心を持つ男性
情報収集・指定KWの検索結果上位10位までの記事を読み分析すること
タイトル・タイトルは30文字〜35文字に収める
・タイトルに指定KWを含めること
リード部分・読み手の疑問を提示すること
・読み手に「答えがある」ことを提示する
・多くても300文字以下にすること
です・ます調・「〜だ・である」は使わないこと
・体言止めは使わないこと
見出し2・見出し2の数は3個以上
・最後の見出し2は「まとめ」にすること
根拠の提示・数字で情報を伝える場合、根拠となったサイトURLを提示すること
情報の参照・引用について・ライバルサイトの情報を参照・引用しないこと
同じ語尾が3回続かないこと・〜です。〜です。〜です。はNG
・〜です。〜ます。〜です。はOK
記事の最低文字数・本文部分で3,000文字以上
レギュレーションの一例

ほとんどのクライアントは、エクセルやスプレッドシートに記載したレギュレーションを、Webライターへ渡し共有します。

上記に記載した例は、あくまで一部です。

クライアントによっては「指定KWを10回以上使うこと」といった記載があったり、「見出し2に指定KWを使うこと」という記載もあったりします。

そして、レギュレーションの表示方法も様々です。ムダなフィードバックを受けないためにも、まずレギュレーションを理解しましょう。

他にも、クライアントによっては画像選定もWebライターに一任します。アイキャッチ画像の作成方法も知っておくと良いでしょう。

個人的におすすめなのは下記のサイトです。

  1. 画像:Photo AC
  2. 画像編集:Canva
  3. 画像圧縮:Squoosh

順にご紹介します。

PhotoAC:日本人モデルが多い画像サイト

Photo ACのTOP

Photo ACは、日本人モデルが多い会員制の画像サイトです。会員登録は無料で、1日1回なら無料で画像をダウンロードできます。

なので、無料で行うなら日頃から使いそうな画像をストックしておきましょう。

Canva:無料でも十分魅力的なアイキャッチを作成できる

Canvaで画像編集中…

Canvaは会員制の画像編集サイト。こちらも登録は無料で、魅力的なアイキャッチ画像を作成できます。当ブログのアイキャッチ画像もCanvaで作成したものです。

Squoosh:簡単に画像圧縮できる

Squooshで圧出中…

Squooshは画像圧縮のサイト。

画像は容量が大きいほど記事の読み込みに影響を与えます。画像1枚の容量が重ければ、読み手が離れていく原因になる部分です。

Squooshは簡単に画像圧縮できるのでおすすめ。

指定KWで情報を分析する

レギュレーションを理解したら、次に行うのが「情報収集」です。提示された検索KWを実際に検索し、上位サイトの情報を確認します。

例えば「Webライター 仕事 例」という検索KWを提示されたとしましょう。実際の検索結果がこちらです。

「Webライター 仕事 例」の検索結果

Webライターさんの運営する個人ブログが上位1位で表示されました。

レギュレーションに従って指定順位までの記事を読み込み、どんな情報が書かれているのかを調べます

情報収集で意識するのは「指定KWで検索する人は、どんな問題を抱えているかに気づくこと」です

読み手が抱える「問題」と「明確な答え」にWebライター自身が気づけないと、上位表示に関係なく記事は読まれません。なぜなら、読み手側の問題と答えがリンクしていないからです。

例えば、「近くの美味しいタコ焼き屋さん」の情報を欲しがっている人に、「タコ焼きの作り方」を伝えてもピンと来ませんよね。

このケースでは「〇〇地域で美味しいと話題のタコ焼き屋さん」といったお店の情報を伝えるべきです。

記事構成を練る

上位記事を読み込んだ上で、記事を書く構成案を練っていきます。クライアントによっては、「執筆前に構成案を提出」のステップがあるほど重要な部分です。

記事構成は具体的であるほど執筆時間に影響するので、どの情報をどの見出しに置き、「情報をどの順番で伝えるのか?」や「どうすれば伝わりやすいのか?」をじっくり考えます

下記は「Webライター 仕事 例」で準備した実際の構成案の一例です。私はX-mindというマインドマップアプリを使い、作成した構成に沿って記事を書いていきます。

X-maidで記事構成中…
Xmindーマインドマップ&ブレインストーム
Xmindーマインドマップ&ブレインストーム
開発元:Xmind Ltd.
無料
posted withアプリーチ

構成案の作成方法は、マインドマップ以外でも問題ありません。ドキュメントツールに見出し2・見出し3を準備し、各見出し部分に情報を列挙するのも良いでしょう。

構成に沿って情報を書いていく

記事執筆中…

構成案が完成した後、本格的な執筆作業が始まります。上記画像は、実際の執筆作業画面です。

私は記事執筆時にGoogleドキュメントを使っています。誤字脱字のチェックや文字数の確認、見出し・リストにも対応し、さらにWord納品もできるからです。

WebライターにGoogleドキュメントをおすすめする記事も書いています。

記事執筆時に注意したいのは、上位サイトの情報をそのまま伝えないこと。情報のコピペ(転載)はNGだからです。

例えば、文章の順番を入れ替えるだけの対応は、伝わる情報が同じという理由でNGになります。

A:Webライターは、Web上のコンテンツを専門に執筆するライターです。
B:Web上のコンテンツを専門に執筆するのがWebライターです。

では、どうするかといえば、得た情報に新たな価値を追加しつつ、あなたの言葉に変換することです。

C:Web上で検索する読み手に対し、明確な答えを提示して納得を与え、行動へと促す文章を書く「Web上の道先案内人」。この仕事を担うのがWebライターです。

全く別の情報を伝えているのが分かりますよね。

あなたの言葉に変換するには、伝えるべき情報を理解していることです。人は、自分が知っている情報を、知っている言葉でしか伝えられません。断片的に理解した情報は、断片的にしか伝えられないんです。

そのため、読み手が抱える「問題」にフォーカスし、何が必要な情報か?を見極め、情報を理解しなければいけません

推敲を繰り返す

推敲(すいこう)とは、記事を何度も読み返し、あなた自身が記事の違和感に気づき、修正していくプロセスを言います。

ライティングの世界でよく言われる1つに「記事を一晩寝かし、翌日に推敲した上で納品する」という教えがあります。

何を意味しているのかと言うと、記事を書いている時は、頭の中に様々な情報が飛び交っています。一方、翌日のあなたの頭はスッキリしているため、記事の情報が飛び交っていません。そのため、書いた日には分からなかった違和感に気づきやすいんです。

推敲は時間があれば何度でも行えます。そして、よりクオリティの高い記事に仕上げていける重要なプロセスです。

気分転換の後や、お風呂に入った後でも構いません。記事から一度離れてみる時間を確保しましょう。

納品してフィードバックを受ける

クライアントや記事数にもよりますが、納期は概ね3日〜7日(1記事あたり)です。納期は必ず守って下さい。納期を守れないWebライターは、まず信用されません。

記事を納品すると、クライアントが厳しくチェックします。

クライアントが理想とする記事を書けているか
誤った情報を書いていないか
情報のコピペがないか(コピペチェック)

時には「この見出し部分の情報は、何が言いたいのか良く分かりませんので修正して下さい」といった指摘も受けるでしょう。

指摘は真摯に受け止め、クライアントの要望に応えられるように修正し、再納品します。

もちろん「とても良い記事を書いてくれてありがとう」と称賛してくれることもあります。

そこは、ライターの腕次第です。

Webライターの仕事を始める上で重要なこと

Webライターの具体的な仕事例をご紹介しました。ここからは、これからWebライターで仕事しようと検討している人に向けた情報を共有します。

Webライターの仕事は簡単じゃない

Webライターは、誰にでも始められる仕事です。けれど、誰でもできる仕事ではありません。この部分を混同している人が多くいると感じます。

断言します。Webライターの仕事は簡単ではありません

読み手が抱える問題に気づき、明確な答えを探し、分かりやすい文章で提示する。

これらのプロセスは、1〜2時間で終わるような内容ではありません。Webライティング初心者なら尚更で、1記事を書き上げるのに何時間もかかります。

「なんだか簡単そうだし、やってみようかな…」

甘い考えで始めると、誰も得しない結果になることもあるでしょう。読み手に納得を与える具体的な記事を書くとは、決して簡単ではありません。

Webライターに必要なスキル

Webライターになるための特別な資格はありません。この敷居の低さがWebライティングのメリットです。とはいえ記事を書く仕事なので、当然ながらライティングスキルを求められます。

そして、これまでお伝えしてきたように、読み手が抱える「問題」に気づける力も必要です。

ライティングスキルは、一朝一夕で身につくものではありません。稼げるWebライターになるためには、読まれる文章を書く勉強が必要になります。

「読まれる文章を書く勉強法」に関しては、下記記事で解説しています。ぜひ参考にご覧下さい。

Webライターに向いている人

私の経験上ですが、Webライターに向いている人は下記です。

  1. 情報を分析するのが好きな人
  2. 文章を書くのが好きな人
  3. 情報を伝えるのが好きな人
  4. 自分のスキルを高めたい人

ひと言で言えば、ライティングそのものを「好き」と言える人が、Webライターに向いています。クライアント含め、KWで検索する読み手のために情報を調べ、提示する。これらのプロセスが楽しめないと、とても辛い仕事です。

しかし、ライティングスキルをマスターすれば、情報の伝え方は劇的に変化します。このスキルはビジネスシーンでも活用できるため、今後のキャリアアップを目指したい人にもおすすめです。

まとめ:Webライターで仕事をするために

Webライターの仕事内容について、私自身の経験を元に、具体例も含めてご紹介しました。Webライターの仕事は、主に6つのステップを踏みます。

  1. レギュレーションの確認
  2. 指定KWで情報を分析する
  3. 記事構成を練る
  4. 構成に沿って情報を書いていく
  5. 推敲を繰り返す
  6. 納品してフィードバックを受ける

「こんな感じで仕事をしていくんだなぁ…」

というイメージは持てたでしょうか。

Webライターは、読み手の問題に気づいて明確な答えを提示し、行動へ促す仕事です。そして、クライアントが求めるのは、上位が狙えるライティングスキルを備えたWebライター。

自分の記事が上位表示された
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という喜びや達成感は、ライティングに携わる人でなければ味わえません。ぜひあなたも、ライティングを楽しんで下さい。

今回は以上です。