Webライターは初心者ほど儲からない3つの理由と対策【具体的に書きました】

Webライターの仕事を始めたけど、難しいし儲かる気がしない…。 みんなどうやって稼いでるの?

本記事はご覧の疑問に向けた内容です。

Webライターは、誰でも始められる敷居の低さが大きなメリット。「私でもできるかも?」と始めた人は多いでしょう。

けれど、実際に仕事を請け負ってみると…理想と現実は異なり、全く稼げない状況に陥る人も多くいるのが現状です。

今回は「Webライターは儲からない?」をテーマに、Webライティングの仕事を請け負ってきた私の体験を書いていきます。

こんにちは。ミニマリストYAITAです。

Webライター歴4年。音に過敏反応してしまう“聴覚過敏”を抱え、作業の全てをiPadだけで行う40代ブロガーです。現在、個人では69種類のモノを管理し、妻と2人で暮らしています。

ブロガーの生き方を目指した私は、まずWebライティングを勉強して実際に仕事を請け負い、ノウハウを学びました。私自身が経験してきたことを、本記事で共有します。

【大前提】Webライターの仕事は難しく簡単には儲からない

まず、大前提としてお伝えします。

Webライター(Webライティング)は難しい仕事で、記事執筆経験の浅い初心者ほど儲かりません。

「Webライターで月10万円以上稼ぐ方法」
「Webライターで月50万円稼ぐロードマップ」

「私でもWebライターで月3万円稼げた!」

こういったキャッチコピーを見て興味を持たれた人は多いでしょう。実際に稼げるWebライターがいます。私もピーク時には文字単価3円〜5円、Webライティングで月20万円以上を稼いでいました。

下記は、クラウドソーシング「ランサーズ」の振込履歴です。月16万5,000円の儲けがランサーズ上で発生しているのが分かります。

当時は、ランサーズ以外でも企業と契約し記事を書いていましたので、合計で20万円ほどの儲けです。

Webライティングは『誰にでも始められる仕事』なのは事実です。PCとネット環境、この2つさえ揃っていればWebライターとして働けるんです。スタバなどのカフェでも、気軽に仕事ができます。

しかし、Webライティングは『誰でもできる仕事』ではありません

『誰でも始めらる仕事=誰でもできる“簡単”な仕事』と捉える人が多くいる様に感じます。ですが、Webライティングは難しい仕事で、簡単には儲かりません。

Webライターに興味を持ちやすい人

Webライターは、下記の人達に多く興味を持たれる職業です。なぜなら、お伝えした通り『始めるのは簡単』だから。

  • 文章や記事を書いた経験のない初心者
  • Webライターでバイトしたい学生
  • 隙間時間で副収入を得ようと考えている人
  • 家事や育児の合間で稼ぎたいと考えている人

「Webライターは簡単な仕事っぽいから、私もやってみようかな…」

と考えている人は、きっと理想と現実のギャップに戸惑い、後悔するでしょう。そんな人達を私は多く見てきました。改めてお伝えしますが、Webライティングは難しいです。

なぜWebライター(Webライティング)は難しいのか?

まず「なぜ難しいのか?」の結論をお伝えします。

読者が検索する理由(問題)に気づき、答えとなる情報(根拠を含め)を探し、内容が伝わる文章で記事を書き、尚且つ、検索結果で上位表示させる仕事だからです。

「これからWebライターとして働きたい」と考えている初心者の人達へ、1つ質問を投げかけます。


「では『Webライター 仕事』のKW(キーワード)を元に、3,000字目安の記事を書いて下さい。情報のコピペは禁止で、AIを使った記事作成もNGです。必ずオリジナル文章で書いて下さい。納品形式はWordで、納期は本日を含め7日間です」


あなたに納品できる自信はありますか?

「いや、何から始めたら良いか分からないし、何をどこまで調べたらいいか分からない。どう書けば良いかも知らないし、そもそも文章を書いた経験も無いのに、どうやって記事を書き上げるの?」

こんな疑問や不安を持たれたかもしれませんね。約5年前、当時の私がこの状態でした。

安心して下さい。クライアントの多くは、ライティングの方法をレギュレーションと一緒に提示してくれます。

レギュレーションとは、クライアントが提示する「Webコンテンツ作成仕様書」の様なもので、いわゆるルールです。逆に言えば、レギュレーションに従って記事を書かないと修正対象になります。

けれど、Webライターを志そうと奮起するあなたの前に大きな壁が現れます。この壁を乗り越えられず、挫折する人達は少なくありません。

「Webライティングは難しい」をメインに、問題点と対策を書いた記事がありますので、良ければ併せてご覧下さい。本記事では「儲からない」をメインにお伝えするので割愛します。

Webライターは初心者ほど儲からない3つの理由

Webライターは初心者ほど儲かりません。その理由は3つあると私は考えています。

  1. 経験が浅く実績がない
  2. クライアントの要望に応えられない
  3. 文章が書けない

どのビジネスでも同じ様に、実績や経験が浅いほどクライアントから信用されず、文字単価も上げられません。したがって、Webライターも下積み期間が必要ってことです。

もちろん、実は文才の持ち主で「Webライティングを始めた初月から月10万円儲けた」という人はいるかもしれません。けれど、誰にでも起こりうる事実ではないんです。

上記に挙げた3つの理由を、順に解説します。

儲からない理由①:経験が浅く実績がない

クライアントによりますが、Webライターの仕事は文字単価で計算されます。例えば文字単価1円なら、単純に1,000文字書いて1,000円の儲けです(本来なら手数料等が絡むので、満額は受け取れません)。

つまり、文字単価が高い案件ほど、儲けやすくなります。

私がWebライターを始めた約5年前に比べ、文字単価が1円以上の案件は多くなってきました。

案件によっては文字単価5円もあります。他にも、文字単価2円の案件で結果を残し、クライアントから「頑張ってくれたので単価を上げましょう」と文字単価を上げてくれるケースもあります。

しかし、結果を残すことが大前提です。

結果を残すとは、クライアントの指定KWで上位1位の記事を獲得し、クライアントの収益に貢献したこと

仮に結果を残せなくても、納期を守り、クライアントが納得する記事を納品できたのなら、実績として残ります。この積み重ねが、あなたの信用に繋がっていくんです。

実績の無いライターに「私に仕事を任せて下さい」と提案されても、クライアントは信用しません。根拠になる実績が無いからです。

儲からない理由②:クライアントの要望に応えられない

クライアントの要望に応えられないと、クライアントはあなたを身限ります。上でお伝えした通り、結果が残せるライターをクライアントは求めるからです。

つまり、上位表示させて収益に繋がるライターをクライアントは探しています。仮に見つけると離そうとしません。理由は単純で、このライターに任せれば収益が上がると知っているからです。

逆に上位を狙えない、要望に応えられないライターは無用なんです。クライアントから音信不通になるケースも多く、確認する手間すらストレスに感じます。

Webライターは無数にいます。けれど、結果を残せるWebライターは多くないんです

儲からない理由③:文章が書けない

Webライティングの仕事を請け負うと、必ず「納期」が設定されます。概ね3日〜7日で、納期に遅れると信用に関わる大問題です。

けれど、初心者は記事の書き方すら分かりません。

上位サイトの情報をまとめただけではコピペチェックに引っかかり、クライアントから色々と指摘を受ける。場合によっては厳しい指摘を受けることもあるでしょう。私も、納品記事の8割が修正対象になったケースがありました。

Webライターは執筆業です。

情報を調べる時間、記事構成を考える時間、執筆中の時間など、ライティングそのものを楽しめる人じゃないと、Webライターの仕事は楽しめません。

難しいし儲からない。これの何が楽しい仕事と言えるでしょうか

だから、冒頭でお伝えした様に、Webライターは「誰でもできる仕事ではない」んです。簡単そうと勘違いして始めてみると、きっと後悔します。

Webライターで儲からないを「儲かる!」にするには?

私はWebライターとして仕事を請け負い、Webライティングのノウハウを学んできました。そして、Webライティングのピーク時には月20万円ほどを儲けています。

なぜ、Webライティングで儲けられたのか?の理由は本当にシンプルで、必死に勉強したからです。

Webライターで儲かるには、ライティングを勉強して実績を積み重ね、クライアントから信用を得るしかありません。信用が得られなければ実績を重ねられず、儲けることもできないからです。

私の体感ではありますが、Webライティングでお金を稼げている、儲けを実感できるのは、文字単価が3円を超えた辺り

すなわち、文字単価1円〜2円の案件では「数で稼ぐ」しか方法がなく、儲けを実感する前に疲れてしまいます。納品記事数は増えるほど執筆時間は増え、あなたの私生活に影響を及ぼすでしょう。

私も文字単価1円時代では、毎日が忙殺されていました。こんな生活を、こんな未来を、あなたは理想としないはずです。

だからこそ、文字単価の高い案件でも提案が通せるライターになるべく、ライティングスキルの勉強と確かな実績が重要なんです。

ライティングスキルを勉強する方法【読まれる文章を書く】

クライアントから抜群の反応を得る方法は、上位記事が取れる記事を書くことだとお伝えしました。上位記事の獲得方法は難しく、ライティングスキルの勉強が欠かせません。

優れたライティングスキルとは、読まれる記事であること。たとえ、答えが書いてある記事でも、読みにくい文章では読まれないんです。

では、どのようにライティングスキルを勉強するのか?という疑問に行き着くはずです。

まずは「読まれる文章を書く方法を勉強する」といった所からスタートして下さい。答えは、下記記事にて詳しく解説しています。

下積み期間は必要

実績が伴わないと、単価の高い案件を得られにくくなります。

例えば「ライティング歴⚪︎年以上の人限定」といった条件は、文字単価の高い案件ほど多く、始めたての初心者では門前払いです。

上でご紹介した記事「読まれる文章を書く勉強法」をご覧いただき、しっかりとライティングスキルを磨いたライターでも、実績は必要になります。

「実績=信用」だからです。

この際は、思い切って提案するのをおすすめします。私もそうしてきました。

「無償で構いませんので、ぜひテストライティングを受けさせて下さい」と。

理想を叶えられそうなライターかな?とクライアントが反応すれば、チャンスを与えてくれます。そのチャンスをモノにできるかは、あなたの腕次第です。

私も幾度とチャレンジし、掴み取った案件がある一方、不採用になったことは何度もあります。

諦めないことです。

あなたが望んだ世界がWebライターにあるのなら、諦めずに提案を繰り返し、実績を積み重ねて下さい。実績や信用が積み重なれば、クライアントはあなたを信用し始めます。

Webライターが注意すべきこと【できないと儲かりません】

初心者Webライターに伝えたい注意事項をまとめました。

  • 納期を守れない
  • 音信不通になる
  • レギュレーションを確認しない
  • レスポンスが遅すぎる
  • 指摘を真摯に受け止められない

上記の例はビジネスの上で当然と言える部分です。仕事を請け負う以上、納期は必ず守って下さい。断言できます。納期を守れないライターは信用されません。

副業Webライターやママさんライターなど、諸事情で納期に間に合わないことは大いにあり得る話です。けれど、クライアントはライター側の事情を考慮してくれません。納期に遅れた事実が全てです。

この場合、修正を受ける前提で構わないので、まずは納期までに納品しましょう

クライアントは記事を必ず確認します。そして修整が必要な箇所を指摘し、再納品を依頼するはずです。つまり、指摘通りに修正すれば納品しやすくなり、納期も若干ですが伸びます。納期延長に応じてくれるクライアントもあるでしょう。

「メンドウだから、もうやーめた」

となって音信不通になってしまうと、もう誰も得をしません。ライターにお金は入らず、クライアントは代理のライターを探す手間が発生します。

あなたにはマイナスの実績が積まれ、信用が下がっていくでしょう。それなら、最初からライティングの仕事をすべきではなかったはずです。

「Webライターならできそうな気がした。簡単そうな仕事に思えた…」

と感じて始めたものの、実際には難しくて諦めた人は多くいるでしょう。ある意味、私たちWebコンテンツを扱う人達によって生まれた被害者なのかもしれません。

だからこそ、Webライターを目指す人達には、正しい情報を正しい文章で扱ってほしいんです。

まとめ:Webライターは初心者ほど儲からない

Webライターの仕事は簡単ではなく難しいです。そして、初心者ほど儲からないのも事実です。なぜなら、経験や実績が伴わず、クライアントの要望に応えられる記事を書けないから。

Webライティングで儲かるには、ライティングの勉強が不可欠です。独学でも可能ですが、効率を考えるとおすすめできません。

Webライターに必要なのは、読み手の「問題」に気づき、明確な「答え」を分かりやすい「文章」で提示できるライティングスキルです。ライティングスキルは一朝一夕で上達するものではなく、徐々に理解していくものだと私個人は考えています。

そのため、読まれる文章を書くための勉強は欠かせません。

儲けられるWebライターになりたいと切望する人は、まず勉強から始めて下さい。下記記事にまとめて解説しています。

今回は以上です。