本記事は、ご覧の疑問を持つ人向けの内容です。
PCとネット環境さえあれば、どこでもできるWebライティングの仕事。身軽さに魅力を感じ、実際に始めたいと考える人や、実際に始めている人は多いでしょう。
しかし、Webライティングの仕事は簡単でなく、難しいと感じる人は多くいます。もちろん、私も難しいと感じました。
そこで、今回は「Webライティングが難しいと悩む人への対策」について書いていきます。
こんにちは。ミニマリストYAITAです。
Webライター歴4年。音に過敏反応してしまう“聴覚過敏”を抱え、作業の全てをiPadだけで行う40代ブロガーです。
初心者に知ってほしいWebライティングは難しい?難しくない?
結論から言えば、Webライティングは難しい仕事です。特に、文章や記事を書いた経験がない人なら尚更で、隙間時間にサクッとできる簡単な仕事ではありません。
仮に、文章を書くことが好きな人やブログ運営の経験者、もともとライティングに携わる人なら、そこまで難しい仕事とは感じないでしょう。
けれど、文章の書き方すら知らない未経験者では、情報をまとめて記事にするだけでも大ごとです。
「記事を書くって言われても、書き方が分からない…」
当然ながら、頭は真っ白な状態に陥り呆然となるでしょう。
また、Webライターの仕事ってどんな感じだろう?と考えている人も多いでしょう。実際の例を書いた記事があります。
Webライティングが難しいと悩む5つの理由
Webライティングの仕事が難しいと悩む理由は、ライターそれぞれにあるはずです。ですが、下記の5つで悩む人が多くいると考えています。なぜなら、私も同じことで難しいと悩んだからです。
- 「文章」で説明できない
- 読み手が抱える「問題」に気づけない
- 「どこまで調る」のか分からない
- ライティングの「時間を確保」できない
- 「コピペ率」が下がらない
順に解説します。
「文章」で説明できない
情報を「会話」で説明できても「文章」で説明できないから難しいと感じる人は多くいます。おそらく、未経験者の前に立ちはだかる最初の壁です。
下記のよう経験がありませんか。
『社内メールで仕事の進捗を伝えたが、意図しない捉え方をされたので、相手のデスクに向かい「会話」で進捗を伝えた』
もっとカジュアルに
『SNSを使う時、言いたいことが文章で書けない』
思い当たる経験はあったでしょうか。この理由は、あなたの頭の中で、会話から文章へと変換できていないからです。
会話と文章の大きな違い
会話と文章には大きな違いがあります。それは、目の前に相手がいるか・いないかです。会話では、身振りや声のトーン、顔の表情などで情報を伝えられます。
一方、文章だと目の前に相手はいません。つまり、読みやすい文章で書かないと、正しく伝わりません。加えて、伝える手段が文章だけなので、よりロジック(論理的)な文章を求められます。
知らない情報は伝えられない
人は、自分が知っている情報を、知っている言葉でしか伝えられません。
例えば、英単語を少ししか知らない人が英会話できない様に、情報を断片的にしか得ていない人は、断片的にしか伝えらないんです。断片的であるほど情報が浅く、伝わらない文章になってしまいます。
読み手が抱える「問題」に気づけない
Webライティングは、あなたが書きたいことを書くのではなく、検索する読み手のために記事を書く仕事です。そのため、難しいと感じる人が多くいます。
KWで検索する読み手の「問題」に気づけないと、求める答えを提示できません。見当違いの答えを出せば「求めている情報と違う…」という理由で、ページは閉じられます。
したがって「読み手が抱える問題は〇〇だ」と気づくためにも、上位記事を読み込み、分析するんです。
「どこまで調べる」のか分からない
上で伝えた「問題」に付随することですが、読み手が抱える「問題」に気づけないと、探すべき情報の収集が付かなくなり、難しいと感じてしまいます。
「この情報も必要かな? あれ?これも必要なんじゃ?」
というように、収集の目処が立たないことで膨大な時間を要してしまい、余分な情報が増えてしまうんです。
文字数や情報の多い記事が読まれるのではなく、読み手の問題に答えられる記事が読まれます。
ライティングの「時間を確保」できない
ライティングの時間を確保できず、難しいと感じる人もいます。例えば副業Webライターや、育児をしながら在宅で働くママさんライターです。
「上位サイトに書かれている情報をまとめるだけでしょ?」
と考えている人は、要注意です。お伝えしているように、Webライティングの仕事は簡単ではありません。
本業を含め、家事や育児で忙しい毎日を過ごされる人に、Webライティングの仕事は難しいと考えています。Webライティングに慣れていない初心者ほど、執筆に時間を要するからです。
Webライティングは在宅可能なメリットがあります。とはいえ、情報収集や記事構成、執筆といったライティングの時間を確保できなければ、仕事はできません。
時間を確保できなければ、睡眠時間や余暇の時間、休日をライティングに充てる結果となります。すると、本業や他にすべきことのパフォーマンスを維持できません。
本業や本来の生活に悪影響を与えては、本末転倒です。
「コピペ率」が下がらない
コピペ率が下がらなくて難しいと感じる人も多いでしょう。記事を納品すれば、必ずクライアント側でコピペチェックが行われます。コピペ率に拘る理由は、書いた情報に著作権が絡んでくるからです。
コピペ率が高いとは「転載の可能性が高い」と同じ意味で、クライアントが厳しく見る部分です。クライアントによっては「コピペ率〇〇%以下で納品して下さい」といったレギュレーション(ルール)もあります。
コピペ率が下がらない理由は、上位サイトから得た情報をそのまま書いているからです。
上でお伝えした「知らない情報は伝えられない」と同じように、上位サイトから得た情報や文章で伝えようとするため、必然的にコピペ率が高くなります。
Webライティングが難しいから「難しくない」にする対策
「Webライティングは難しい仕事であり、誰にでもできる仕事ではない」というのが私の考えです。では、未経験者では無理なのか?と問われると、答えは「NO」です。
私は、全くの未経験からWebライティングを勉強し、Webライターとして働けるようになりました。
「難しい」から「難しくない」に考え方を変えていくには、Webライティングを学ぶことで解決できます。
「文章」で情報を伝えるには
文章を書くことに慣れていない人は、まず文章を書く習慣づくりから始めて下さい。Webライティングは執筆業なので、文章を書く時間が楽しめないと難しい仕事です。
その上で、人は知っている情報を、知っている言葉でしか伝えられません。断片的に知った情報は、断片的にしか伝えられず、読み手に納得を与えられないんです。
したがって、あなたが情報をより理解することで解決できます。上位サイトだけに捉われず、読み手が抱える「問題」にフォーカスし、具体的な解決策を探しましょう。
あなたが情報について深く理解できれば、会話での説明はもちろん、文章でも伝えやすくなります。浅い情報を断片的に伝えるより、説得力のある具体的な情報の方が、納得を得られやすいからです。
最も効率的な方法は、情報の当事者になること。
聞いた話と体験した話では、体験した話の方に説得力が生まれます。仮に指定KWが体験できるものなら、まず体験してみましょう。上位サイトに書かれた情報とは違った、新しい気づきを得られるかもしれません。
読み手の「問題」に気づくには
読み手が抱える問題に気づくには、こちらも情報の当事者になるのが1番効率的です。とはいえ、体験するには難しいKWもあります。
その場合、問題を抱え検索する人になりきって考えるしかありません。これが、ライティングの世界で言われる「ペルソナ」と呼ばれるものです。
ペルソナとはラテン語で「仮面・マスク」を意味し、問題を抱えている人を、あなたが演じるということ。指定KWで検索する人は、どんな問題を抱えるのか?に気づけないと、明確な答えを探せないからです。
他にも、指定KWで実際に悩んでいる人や、悩んでいたが解決できた人のSNSを調べてみるのも良い選択です。どんな問題を抱え、何に悩んでいるのか、どう解決したのかのヒントを得られます。
ただし、そのまま使うとコピペとなってしまいます。レギュレーション(ルール)を確認した上で、SNSなどの情報は「あくまで参考程度」に捉えておきましょう。
「問題」に気づけば「答えと根拠」だけを探す
読み手が抱えている問題さえ理解できれば、あとは求めている「明確な答えと根拠」を探すだけです。
例えば、ゲームの攻略法といった記事は、「問題」と「答え・根拠」がハッキリしています。
「ボスが強くて倒せない」といった問題に「実はギミックがあって、これらのステップを踏むと倒せるよ」という答えと、実際に倒した証拠(根拠)を見せる。「問題」と「答え・根拠」がハッキリしているため、分かりやすいんですね。
そう、問題にさえ気づけば、それに対応する答え・根拠を探すだけなんです。
そのため、余分な情報を調べる必要はありません。ムダな情報が多いほど、読み手は離れていきます。したがって、答えはコンパクトに、分かりやすい文章で伝えましょう。
生活に影響を与える状況で仕事は請け負わない
本業や育児の傍らWebライティングを始めたい人は、まず「今の生活を維持しつつ仕事ができるのか?」を考えてみて下さい。私生活に悪影響を及ぼすのでは、Webライティングの仕事に向いていません。
- ライティングに充てられる1日の時間はどれだけあるのか?
- 1時間でどれ位の文章が書けるのか?
- 情報収集や構成の時間をどれだけ確保するのか?
- 本業や生活に影響を与えないのか?
案件にもよりますが、Webライティングの仕事は3,000文字〜5,000文字の記事執筆が多くあります。もちろん、800文字の記事や、10,000文字以上の案件もあるので一概には言えません。
ライティングに慣れていない人は、1,000文字書くのも大変でしょう。ライティングに充てられる時間が1日3時間とすれば、どれだけ作業が進められるのかを確認して下さい。
なので、実際に仕事を請負う前に、あなたの好きなテーマで1記事書くのをおすすめします。記事が難しいのなら、日記でも構いません。あなたが文章を書くところから始めて下さい。
注意したいのは、仕事を請け負ったのなら、納期は必ず守ること。
納期を守れないライターは、まず信用されません。評価も下がりますし、今後の執筆にも影響します。クライアント側もスケジュール変更を余儀なくされるため、誰も得しません。
無理はしないことです。
コピペ率を下げるために「あなたの文章」で伝える
コピペ率が高くなる理由は、上位サイトの情報をそのまま書いているからです。したがって、上位サイトの情報を踏まえつつ、あなたの言葉で表現し直して下さい。
あなたの言葉とは、得た情報をあなたが理解し、誰にでも説明できる状態です。
おすすめは、上位サイトで得た情報を見ずに、声に出して説明する方法。この時、聞き手がいると尚良しです。あなたの説明に対し「なんでそう言えるの?」と、ダイレクトなツッコミを入れてくれます。
あなたが理解した情報を、相手に伝えてあげる。仮に、相手からの質問に答えられない場合、理解が足りていない証拠です。情報を調べ直しましょう。
頭の中では理解していても、声に出して説明するのは難しいもんです。そこから文章に落とし込むには、もう1段階難しくなります。
他にも、上位サイトが使っていないワードに変更するのも1つの方法です。
「iPhone」を「スマホ」と表現したり「ライティング」を「執筆」と表現する。KWとなるワードが多いほどコピペ率が高くなるので、1つの手段として使えます。
または、コピペとなる文章の削除です。
重要な情報は削除できませんが、無くても伝わる部分でコピペ率に影響するのなら、削除でも構いません。もちろん、削除しても情報が正しく伝わるように、文章を書くことが前提となります。
難しいを解決させるWebライティングの勉強法
Webライティングは独学でも学べますが、効率的とは言えません。1番効率的なのは、プロに教えてもらうことです。
記事を書いても、読まれなければ意味がありません。「読まれる文章を書く勉強法」について書いた記事があります。私が経験した中では最も効率的な近道なので、ぜひ参考にご覧下さい。
まとめ:難しいがやりがいのある仕事
Webライティングは難しい仕事です。読み手の問題に寄り添い、時には読み手を演じ、問題に気づけないと答えを見つけられません。
そして、答えが分かっても伝え方が変では、情報は伝わりません。情報を文章で伝えるとは、難しいことなんです。
けれど、やりがいのある仕事だと、経験者である私は考えています。実際に検索上位を取った時、実際に商品が売れた時は、達成感に満たされるからです。
すなわち、情報が読み手に伝わったということ。
文章だけで読み手に情報を伝え行動を変えた時、立派なライターの1人になれたと言えます。
ぜひ、ライティングの楽しさを知っていただき、情報を伝えられる人になって下さい。
今回は以上です。