Webライターの仕事に興味がある。でも未経験から仕事を始められるのかな…。自分でも大丈夫なのか不安。
本記事は、ご覧の疑問を持つ人向けの内容です。
未経験の仕事を始める時は、最初の一歩が出にくいですよね。未経験からWebライターの活動を始めた私が、具体的に解説します。
こんにちは。ミニマリストYAITAです。
Webライター歴4年。音に過敏反応してしまう“聴覚過敏”を抱え、作業の全てをiPadだけで行う40代ブロガーです。現在、個人では69種類のモノを管理し、妻と2人で暮らしています。
未経験者に伝えたいWebライターの仕事
そもそも、Webライターとはどんな仕事をするのでしょうか。
Webで検索する読み手の問題を解決し、行動へと移させる道先案内人。それがWebライターです。
Web上の情報記事・ブログ・コラム等の執筆を専門とした職業で、指定KW(キーワード)を元に情報収集・分析し、読み手に分かりやすく伝えるライティングスキルが求められます。ライティングスキルとは、読み手に情報を正しく伝えられる文章力です。
「じゃあ、未経験者はWebライターとして働けないの?」
と感じるかもしれませんが、答えは「NO」です。
Webライターは未経験者でも始められます。実際に文章とは無縁だった私も、Webライターとして活動できました。クラウドソーシングサイトの「ランサーズ」では、認定ランサーとして活動できています。
また、ランサーズ以外でも企業と契約し、執筆を請け負ってきました。
なので、ライティング未経験者でもWebライターとして働くこと自体は可能です。とはいえ、簡単ではない仕事だと理解して下さい。当然ながら未知の領域に足を踏み入れるんです。実際に始めてみないと分からないことは沢山あります。
ですが、行動を起こさない限り、理想は手に入りません。
Webライターの目的はただ1つ
Webライターの目的はただ1つ。指定KWで上位表示される記事を書くことです。
そもそもクライアントが業務委託をする理由は、主に2つあります。
- 記事執筆よりも重要な他の仕事があるから
- 上位記事をWebライターに狙ってほしいから
クライアントは記事よりも運営の方に時間を使いたいんです。また、上位を狙えないから、専門知識を有したWebライターに委託するクライアントもいるでしょう。
クライアントがWebライターに望むのは、自社サイトの記事を上位表示させて収益に繋げること。したがって、検索上位が狙えるライターは大変重宝されます。
Webライターの仕事例
お伝えしているとおり、クライアントが提示するKWを元に情報を収集・分析し、KWで検索する読み手に明確な答えを提示する仕事です。
クライアントと業務委託すると、主に6つのステップを踏みます。それは下記です。
- レギュレーションの確認
- 指定KWで情報を分析する
- 記事構成を練る
- 構成に沿って情報を書いていく
- 推敲を繰り返す
- 納品してフィードバックを受ける
なお、下記記事にて具体例を含めて解説した記事がありますので、参考にご覧下さい。
未経験者に伝えたいWebライターの仕事に必要なスキルは?
資格(スキル)を重要視される時代ですが、Webライティングの世界も同じです。
当然ながら国家資格などの資格は有効ですし、案件受注の幅は広がります。ですが、重要なのは資格ではなく、読み手の問題を解決し、行動に移させる文章を書けるかどうかです。有力な資格保有者であっても、記事が書けなれば仕事を得られません。
しつこい様ですが、情報を伝えられるライティングスキルは必須。その上で、未経験者に伝えたい記事を書くポイントが3つあります。
- 読み手の問題に気づくこと
- 明確な答えを探し出すこと
- 納得を与え行動させること
順に解説します。
読み手の問題に気づくこと
記事を書く時に重要なのが「読み手が抱える問題に気づくこと」です。問題に気付けなければ、提示する答えも変わってくるため、読み手に納得を与えられません。
例えば、本記事は「Webライター 未経験」というKWで書いています。
「Webライター 未経験」で検索する人は、きっと下記の悩みや不安、すなわち「問題」を抱えているのではないでしょうか。
- Webライターって未経験者でもできるのかな?
- どんな仕事なのかな?
- 仕事に必要なスキルって何かな?
- 隙間時間でできる仕事かな?
- どうやって勉強すればいいのかな?
- どこで仕事を受けるのかな?
- いくら稼げるのかな?
明確な答えを探し出すこと
問題に気づけたなら、次に調べるのは根拠を含めた「明確な答え」です。読み手の問題と答えをリンクさせることが、読まれる記事の条件と言えます。
上でご紹介した問題に対し、私が提示する明確な答えが下記です。
- Webライターは未経験でも始められる
- 読み手に納得を与え、行動に移させること
- 検索上位を狙えるライティングスキル
- 慣れない間は大変だが可能
- ライティングを学べる案件や講座がおすすめ
- まずはクラウドソーシングサイトに登録する
- 人によるが月1万円〜10万円、50万円以上稼ぐ人もいる
読み手の問題に気付けないと、明確な答えを提示できません。すると、読み手は「求めている情報と違う…」と感じ、ページを閉じてしまいます。
つまり、読み手の問題と答えをリンクさせることが、読まれる記事の条件です。
納得を与え行動させること
「情報を伝える」がゴールではなく、読み手に納得を与えた上で「行動を起こさせること」がゴールです。
「Webライターの仕事をしてみたい…」と考えていた人に対して情報を伝え、「よし、やってみよう!」と行動に移させる。これができて始めてゴールと言えます。
お店を出店しても、お客さんが来店し、かつ商品を買ってくれなければ売り上げになりませんよね。
したがって、Webライターもクライアントが求める顧客に向けて情報を発信し、商品やサービスを伝えなくてはいけません。
未経験者に伝えたいWebライターは隙間時間にできるのか
記事やブログ執筆が未経験の場合、隙間時間にサクっとできる仕事ではありません。とても頭を酷使する仕事なので、肉体労働とは違った精神的な疲労が大きい職業です。
副業としてもWebライターは人気の職業ですが、「誰でもできる仕事ではない」ということを理解して下さい。
もちろん、案件や仕事ができる環境にも左右されます。例えば、1,000文字の記事を1週間で納品する案件の場合、時間的な余裕はあるでしょう。
とはいえ、家庭の事情によっては仕事している余裕がない日もあります。
本業でクタクタな状態なのに、掃除や洗濯、食事の準備などの家事、育児が加われば時間的な余裕はありませんよね。
情報を調べつつ、読み手の問題を解決できる文章を書くことは、決して簡単な作業では無いんです。
Webライターの仕事で本業に影響しては意味がありません。まずは、あなたがWebライターで働ける時間があるのか?を確認して下さい。
そして、Webライターで本格的に稼ごうと考えるなら、情報や文章と毎日向き合える覚悟は必要です。
未経験者に伝えたいWebライターの勉強方法
Webライティングは独学も可能です。とはいえ効率的か?と問われれば違います。
Webライティングを学ぶ最も効率的な方法とは
ライティングスキルは一朝一夕で身につかず、継続して文章を書いていき、自身を日々アップロードしていく姿勢が必要です。独学でも基礎的な部分は学べます。しかし、文章のプロとして働く以上、結果を残せないとキャリアアップに繋がりません。
最も効率的な近道は、プロに直接教わることです。
未経験者(初心者)に向けた「読まれる文章を書く勉強法」について書いた記事があります。
未経験の人におすすめしたいWebライティングを学べる本
「ライティングが学べる本があるなら知りたい」という人もいるでしょう。下記におすすめの本をご紹介します。
20歳の自分に受けさせたい文章講義:古賀史健
私がWebライティングの勉強に向けて最初に読んだ本です。
「なぜ人は声で情報を伝えられるのに、文字になると伝えられないのか?」という問いに答えてくる1冊。著者の古賀史健さんは「嫌われる勇気」の著者として有名で、下記の本「取材・執筆・推敲」も執筆しています。
取材・執筆・推敲:古賀史健
「ライターとは取材者である」という著者の考えのもと、初学者に分かりやすく文章の書き方をまとめた1冊。文章を書くことの楽しさとは何か? 文章を書くとは何か? 文章で伝えるとは何か?を教えてくれます。
文章だけで月100万円稼ぐ方法:藤原将
元々別の仕事をしていた著者がWebライティングに出会い、実際に月100万円稼ぐまでのプロセスを解説した1冊。とても分かりやすい文章で解説されており、クラウドソーシングでの対策についても書かれています。
文章で金持ちになる教科書:福田卓馬(しかまる)
何気なく趣味で書いたブログでお金を稼げると知り、今では立派なWebマーケターとなった著書。文章の書き方や、お金を稼ぐための準備、手順までを惜しみなく公開しています。
未経験者に伝えたいWebライターの仕事を得る場所
未経験者がWebライターの仕事を得るのにおすすめの場所は、大手のクラウドソーシングサイトです。ランサーズやクラウドワークスなどが挙げられます。登録自体は無料なので、まずは登録して案件を確認してみましょう。
大手サイトほど案件は豊富にありますが、あなたにピッタリの案件が常にあるとは限りません。したがって、こまめな確認をおすすめします。
Webライターが請け負う案件の例を挙げてみました。
- アウトドア関連サイトでの記事執筆
- 金融機関利用時のノウハウや知識の執筆
- 都道府県の情報サイトに関する記事執筆
- ペット保険に関する記事執筆
- 特定の資格保有者を限定とした記事執筆
- 電話占いの体験レビュー
- ガジェット情報のまとめ記事作成
案件にこだわらなければ、無数に仕事はある状況です。文字単価も0.5円〜3円超えなど、クライアントによって報酬は異なります。
あなたの資格や経験がライターの武器になる
ライティングスキルが必須なのはお伝えした通りですが、資格や趣味に関する案件は有利になります。あなたが持つ資格や経験が、立派な武器になるからです。
例えば、アウトドアサイトの記事執筆の場合、上位サイトで得られる情報だけでなく、実際の体験から得られたことは根拠になります。「百聞は一見にしかず」という言葉通り、情報を得ただけの人より、実際に体験している人の方がより詳しく説明できるんです。
人は、自分の知っている情報を、知っている言葉でしか説明できません。英語を知らない人が英会話できないように、情報を断片的に得ただけでは、断片的にしか伝えられないんです。
なので、自分の資格や趣味、経験が活かせる案件を探してみましょう。
未経験者に伝えたいWebライターでいくら稼げる?
ひと月にどれだけ稼ぎたいのか?や、Webライターの仕事に費やせる1日の時間、文字単価などはそれぞれ異なります。なので、具体的な金額は提示できません。
とはいえ、1万円〜3万円程度なら、未経験者でも十分に狙える金額です。
ここで重要になるのが、実績と文字単価になります。
実績が高いほど案件獲得に有利
例えば、あなたが商品を購入する際、誰もが知っている有名な企業の商品「A」と、聞いたこともない企業の商品「B」があったとします。見た目や性能、金額的に大差がなかった場合、どちらを選びますか?
おそらく、ほとんどの人が「A」を選ぶはずです。なぜなら、実績によって信用が担保されているからですね。
Webライターも同じです。過去の実績や仕事への態度、仕事の対応によってクライアントの評価に影響します。大手クラウドソーシングには、沢山の案件があると同時に、沢山のライバルがいるんです。
ライバルに打ち勝っていくには、ライティングスキルだけでなく、プレゼンの能力も求められます。
上でご紹介した「文章だけで月100万円稼ぐ方法」では、案件受注時の方法についても解説しています。よければ参考にして下さい。
Webライターの稼ぎに影響する文字単価
文字単価とは1文字に対する価格で、1文字1円なら、単純に1,000文字で1,000円の売り上げです。つまり、文字単価5円なら、1,000文字で5,000円の売り上げですね。
※実際には仲介手数料が引かれるため、満額は受け取れません。
しかし、文字単価が高い案件ほど条件が厳しくなります。例えば、ライター歴1年以上といった条件や、過去に書いた記事の提出など、より実績が重要視されるんです。未経験者では、案件提案の条件すら満たされません。
したがって、文字単価1円〜2円の案件を狙い、めげずに提案し続けましょう。当時の私は「提出できる記事がないので、ぜひテストライティングを受けさせて下さい」と提案していました。
もちろん、テストライティングを受けるだけで案件に通らなかった数は数えきれません。ですが、1つの仕事を丁寧にこなす姿勢は大切です。
納期は必ず守ること
仮に案件を受注できたのなら、納期は必ず守りましょう。断言できます。納期を守れないライターは信用されません。
音信不通になるライターも多くいると言います。誰も得しない結果になるのなら、最初から受けるべきではありません。
まとめ:未経験でもWebライターはできるが簡単じゃない
本記事の総括として、Webライターは未経験でも始められますが、簡単な仕事ではありません。
「簡単そうだから、ちょっとやってみようかな…?」
とお考えなら、おそらく後悔するでしょう。もちろん、ライティングに自信があるのなら話は別です。
Webライターは、読み手の問題を解決させ行動へと促す道先案内人。
読み手の問題に気づき、明確な答えを分かりやすい文章で伝えなければいけません。問題に気付けなければ、その記事は読まれないからです。
したがって、未経験でWebライターを始めるのなら、まずは勉強から始めましょう。勉強を目的とした案件もあるので、あなたの生活に適した方法でライティングを学び、Webライターへの道を進んで下さい。
今回は以上です。