ミニマリストを始める前に知っておきたいこと【具体的に書きました】

今回は「ミニマリストを始める前に知っておきたいこと」について書いていきます。

こんにちは。ミニマリストYAITAです。

音に過敏反応してしまう“聴覚過敏”を抱え、作業の全てをiPadだけで行う40代ブロガーです。現在、個人では69種類のモノを管理し、妻と2人で暮らしています。

私がミニマリストに目覚めるきっかけを与えたのは、病院のベッドで偶然読んだ1冊の本でした。

本記事の内容は、あくまで個人の主観であり、全てのミニマリストが同じ主張をするとは限りません。ミニマリストの価値観や考え方が異なるためです。

ミニマリスト:あなたが想い描く理想の部屋とは?

あなたが想い描く『理想の部屋』とは、どんなイメージかを具体的に説明できますか?

例えば、下記のイメージかもしれません。

  • 生活感を感じない部屋
  • 統一感のある部屋
  • モノが何も置かれていない部屋
  • 高級ホテルの様な品のある部屋

「いや、私の理想はこうだ」

と、上記以外の意見もあるでしょう。重要なのは、あなたが理想とする部屋を、具体的にイメージできているかです。イメージが曖昧であるほど、必要なモノと不要なモノを明確化できません。

なので、まずは具体的に理想の生活をイメージし、今足りないこと、必要なモノ、不要なモノを書き出していきましょう。

仮に、夫婦や家庭をお持ちの人は、手放すものを共有して下さい。自己判断で勝手に捨てると、トラブルの元になります。あなたにとっては不要でも、家族にとっては必要なモノかもしれないからです。

そもそもミニマリストとは

ミニマリストとは、自分に必要なモノを『強調』させるため、あえてモノを減らし生活する人です。決して、『モノを減らせるだけ減らした生活が正解』ではありません。モノが少なすぎる生活で不便を感じては本末転倒です。

ミニマリストは、自分がやりたいことに集中できる環境を作り出すため、弊害となるモノを手放します。例えば、読まなくなった雑誌や着なくなった服、部屋に置いてある使わないモノ、とりあえず物置に置いてあるモノなどです。

「ミニマリスト=必要最小限のモノで生活する人」というイメージが定着しています。これは間違ってはいません。しかし、生活に必要であり便利なモノや、大好きなモノを捨てる行為は、いずれ後悔します。

なので、あなたにとって必要なモノは、必ず手元に置くべきです。例えば、下記のモノを捨てようと考えているのなら、少し待って下さい。

  • 「大好き」なテレビを捨てる
  • 「大好き」な観葉植物を捨てる
  • 「お気に入り」の絵画を捨てる

ミニマリストはテレビを捨てるのか問題

ミニマリストが手放すモノの1つとして、テレビが多く挙げられます。実際、テレビは観なくても生活できますし、iPadやiPhoneなどで代用できます。テレビを観るには、テレビを置く場所や観る場所が必要で、モノが増える原因になるのは事実です。

とはいえ、テレビを観ることが大好きな人は、テレビを捨てないで下さい。テレビを観る生活が大好きな人にとって、テレビを観る環境は必要なモノだからです。

テレビが観れない環境にストレスを感じていては、ミニマリストに何もメリットを感じないでしょう。なので、あなたにとって必要なモノは捨てるべきではないんです。

我が家のリビングにはテレビがあります。妻がテレビを観るのが大好きだからです。なので、我が家にテレビは必要で、捨てるべきモノではありません。

ミニマリストは観葉植物を捨てるのか問題

「ミニマリストだから観葉植物は置かない…」ではなく、置いて良いんです。あなたが観葉植物のある生活を理想とするのなら、ぜひ置いて下さい。ただし、お世話は必要です。

観葉植物を部屋に置きたいと考える、また実際に置いている人は多いでしょう。我が家でも観葉植物を置いていました。ところが、観葉植物も生き物なので、お世話をしないと枯れていきます。他にも、コバエが飛ぶ原因にもなるので、虫が嫌いな人には向いてません。

実際、我が家に置いた観葉植物は、3年ほどで枯れてしまいました…。

ミニマリストに関係なく、観葉植物のお世話が好きな人は置くべきです。ただし、置く植物によっては部屋の間取りや配置場所に影響し、日々のお世話など手間がかかります。

これらがメンドウと感じるのなら、置くべきではありません。枯らす結果が待っています。

ミニマリストは絵画を捨てるのか問題

壁に架けられたイラストや絵画など、あなたが好きで購入した大切なモノは、手放さないで下さい。あなたにとって必要なモノだからです。

何もない部屋ほど、解放感を得られるのは事実です。ですが、人によっては殺風景と感じるでしょう。あなたの大好きな絵画が強調されたなら、それこそミニマリスト的なお部屋です。

絵画があなたにとって大切なモノなら、捨てるべきではありません。

我が家の壁に絵画等は飾っていません。夫婦共に、壁を装飾する等の趣味が無いからです。

モノを管理することで思考をクリアにする

ミニマストの生活を始めて実感できたことは、モノを管理することで思考をクリアにし、ストレスを減らせることでした。そして、自分自身と向き合える時間を作れます。

モノが多すぎると、頭の中で管理・把握できなくなります。例えば、クローゼットに入りきらず埋もれている服を、管理しているとは言えませんよね。

実際にクローゼットを整理した時、もう着れない服が沢山出てきました…。

どの服が、どんな状態で、どこに置かれているのか把握できることで、服に対する不安や悩みがなくなります。このように、自分が所有するモノを管理できると、小さな不安や悩みが解消されていくんです

悩みや不安が減ることで思考はクリアになり、パフォーマンスが回復していきます。

私は現在、38着の衣類を管理し、1年通してこの数です。今後増えるかもしれませんし、減るかもしれません。重要なのは「数」ではなく「管理できるか」です。

管理できないからこそ不安になり、衝動買いが増えてしまいます。したがって、モノの状態を管理できていれば不安に陥ることはなく、ムダな買い物をする機会が減っていきます。

ムダな買い物が減れば節約につながり、溜まったお金で好きな体験をする。またはお金が増えているのを実感できるはずです。

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ミニマリストがモノを減らす理由:強調させて見えるモノ

ミニマリストがモノをあえて減らす理由は、自分がやりたいことに集中するためです。あなたの大好きなモノが強調されることで、本当にやりたいことが明確にできます。

私のケースで挙げると、iPadです。

私がやりたいことは『ブログを書き続けること』なので、ブログを書く環境が必要です。その上で、必要なモノだけを残した結果、下記の部屋になっています。

私の部屋にあるモノはこちらです。

  • iPadとマウスが置かれたテーブル
  • 母用に準備した椅子
  • ルンバ
  • 空気清浄機
  • ガラホとiPhone12mini
  • AirPods Pro とMax
  • Loopの耳栓
  • 調光レンズのサングラス
  • 猫壱のお皿2枚
  • 一畳分のクローゼットに収められた衣類と私物

テーブルはこんな感じです。今の家へ引っ越す際に準備したモノで、テーブル兼オットマンとして活躍しています。

集中を妨げる、作業の邪魔をするモノがあると、作業に集中できません。逆に、邪魔なモノが無いほど作業に向き合えますし、パフォーマンスを維持できます。

パフォーマンスを維持しやすくなった点も、ミニマリストな活動を始めてから感じたことです。

なので、『自分がやりたいことの邪魔になるモノを手放す』というのが、ミニマリスト的な考え方と言えます。

モノを手放す判断基準はシンプルに

モノを手放す判断基準は、「好き」なモノであり、かつ「生活に必要・便利なモノ」かどうか。つまり、特に好きでもなく、生活の邪魔や不要になるモノを手放せば良いんです。

例えば4人家族の家で、4人用のダイニングテーブルに対し、椅子が3脚では変ですよね。4人で食事をする場所なので、最低でも4つ必要です。逆に、椅子が8脚もあれば邪魔に感じますので、手放せば良いんです。

真っ先に捨てるべきは単なるゴミ

まず真っ先に捨てるべきは『単なるゴミ』です。

ゴミ箱に入ったクズゴミや、冷蔵庫に入れっぱなしで使う予定もない調味料、クローゼットに埋もれている着なくなった服などなど。

コンビニで買ってきたお菓子の袋やカップ麺の食べ残し、使った割り箸などが散らばっていれば、真っ先に片付けましょう。異臭の原因にもなるので、衛生的にも良くありません。

私の部屋にゴミ箱は置いていません。リビング用のゴミ箱で十分だからです。ゴミ箱の数が増えるほど、ゴミの回収場所が増えて手間に感じます。なので、基本的にゴミ箱は増やしません。

他にも、床掃除はルンバにおまかせしているので、床にモノを置かないように意識している部分もあります。

あなた(家族)にとって不要なモノを捨てる

「いつか使うかも…」と物置に置いてあるモノは、大体使いません。「本当に必要なモノなのか?」を相談・共有した上で、手放すことをおすすめします。

後に、そのツケをまとめて払う時が訪れるからです。その時とは、引越しや終活、遺品整理です。

私のケースをご紹介すると、母の介護がきっかけで今の家を建てました。実家の物置を整理すると、色々なモノが出てきます。

  1. 家族が置いていったモノ
  2. 家族が使っていたモノ
  3. 母が残していたモノ
  4. 母の実家から持ってきたモノ

今住んでいる家にモノを置くスペースが無いから、とりあえず実家に持って行ったり、家を出る際に今は使わないモノを実家に置いてったりといった経験があるかもしれません。

また、母が大切に保管していた着物や振袖などが沢山出てきました。他にも、私たち兄弟が使っていたオマルや車の乗り物が物置から出てきて驚きました。

着物や振袖は、傷みが激しく着れない状態。兄弟にも確認すると、当然ながら「もう要らない」と返事が返ってきます。着物や振袖系は全て親に確認した上で処分し、オマルや使っていたモノも全て捨てました。

物置にある「いつか使うかもしれないモノ」は、ほとんど「不要」なモノなんです。

あなた(家族)にとって必要なモノは残す

もちろん、あなた自身の生活に欠かせないモノは捨てないで下さい

生活に必要なモノや大好きなモノは、人それぞれ違うんです。なので、他のミニマリストが発信する情報を参考にしつつ、『あなたが理想とする生活やモノ』を追求して下さい。

あなたにとって必要なモノを捨てれば、必ず後悔します。

モノを極端に減らすのではなく、自分がやりたいことに集中するため、ミニマリストは弊害となるモノを手放すんです。

なので、あなたが大好きなことや、やりたいこと、叶えたい理想な生活を実現するために、必要なモノ、不要なモノを選んで下さい。

今回は以上です。