【ミニマリスト】心が疲れた人へ伝えたいこと

「精神的にいっぱいいっぱいで疲れた…何もする気が起きない」

本記事は、精神的な疲れを感じた人向けの内容です。

こんにちは。ミニマリストYAITAです。

音に過敏反応してしまう“聴覚過敏”を抱え、作業の全てをiPadだけで行う40代ブロガーです。現在、個人では69種類のモノを管理し、妻と2人で暮らしています。

5年に及ぶ介護生活が原因で重度のうつ状態に陥った私は、精神を壊し入院。病室のベッドで偶然読んだ1冊が、私の生き方を変えてくれました。

本記事の内容は、あくまで個人の主観であり、全てのミニマリストが同じ主張をするとは限りません。ミニマリストの価値観や考え方が異なるためです。

心が疲れ果て精神が壊れると人はどうなるのか

私の体験談ではありますが、精神が壊れると私生活を送れなくなります。入院するまでの数日間、意識はあっても身体が動きませんでした。頭の中は真っ白か真っ黒で、何も考えられません。

また、当時の記憶を断片的にしか思い出せません。強いトラウマが記憶を呼び起こさない様にしているみたいです。

私の身体が動かない時でも、介助を必要とする母が私を呼びます。私はただ悲鳴を上げるように泣くことしかできず、私の悲鳴を母が聞き、親も泣き出す始末。

妻が仕事を終えて帰ってくるまで、この状況が続きます。当時の記憶は断片的にしか思い出せませんが、地獄であったことは覚えています

その後の2022年12月、母はレスパイト入院し、私も精神科へ入院することになりました。

そして2023年3月、母は介護施設に入所し介護生活から解放。けれど、2023年6月現在でも薬がないと精神をコントロールできず、聴覚過敏の後遺症が残ります。

聴覚過敏を簡単にいうと、今まで気にならなかった生活音が、耐え難い音に聞こえてしまう状態です。そのため、ほぼ常時耳栓を付けています。

ちなみに、私が使っている耳栓は「Loop」の”Loop Experience Plus”です。

レビュー記事もあります。

心が疲れ果てる理由は人それぞれ

私は5年に及ぶ介護疲れが主な原因ですが、心が疲れ果てる理由は人それぞれあるでしょう。

仕事・人間関係・お金・家庭・育児・相続などなど、生活する上でストレスは必ず付きまとうものです。趣味や気分転換を活用し、ストレスと上手く付き合えている人は多くいます。

けれど、心の内側へ溜め込んでしまう人も多くいます。ストレスが許容量を超えた時、『爆発する・倒れる』のどちらかになるでしょう

私のケースをご紹介します。

私は2022年5月頃から、常に『爆発状態』でした。母が勝手に動いて介護ベッドから落ち、腰の骨を折って以降、介護の負担が跳ね上がったからです。なので、常にイライラしていました。

デイサービスや訪問看護等のサービスは利用していましたが、一時的な解放しか得られません。「また苦痛の時間が始まる」という憂鬱感が常にありました。

スケジュールの変更を余儀なくされ、母のためにお金を稼ごうとしても、母に邪魔をされます。オンライン会議や、納期などを母に説明しても、そういう時代を生きてこなかった母には理解できません。私の仕事に関係なく「明日は何曜日や?」「テレビのリモコンはどこや?」といった理由で私を呼びます。

「顔つきが別人のようだった」

と妻が言うほどです。そして11月末、爆発を通り越し、精神が壊れた私は『倒れる』結果となりました。

心が疲れている人こそシンプルな生活をおすすめする理由

心が疲れ果てている人ほど、何気ないことにもストレスを感じるんです。

心が疲れている時ほど周囲が気になってしまう

心が疲れ果て、精神が不安定な状態ほど自身をコントロールできません。私が常にイライラし続けたように、生活を送る全ての出来事にイライラし、ストレスが蓄積されていきます。

例えばモノで散らかった部屋です。

納期が迫っている時や仕事が忙しい時に限って、周囲のモノが気になって掃除する』といった経験はありませんか?

シンクに溜まった食器、テーブルに置かれたコップやサプリメントの箱、床に散乱する雑誌など。

「今は忙しいから、後で片付けよう…」

といった「必要な出来事達」が頭の中に蓄積されていくと、仕事より出来事が気になってしまい、仕事に集中できず、パフォーマンスを下げてしまうんです。

ムダなモノや出来事が周囲に増えることで、イライラの悪循環が生まれていました。

・介護の隙をみて仕事がしたい
・周囲のモノが気になりイライラする
・仕事に集中できずイライラする
・周囲のモノを片付ける
・仕事の時間が減ってイライラする
・親に呼ばれてイライラする
・食事の準備や掃除が適当になる
・モノが散らかる

モノが少ない部屋ほどストレスを感じなくなる

モノが少ないほど、散らかるといった現象は起きません。そもそも散らかるモノがないんですから。必要なモノしかない部屋は解放感を与え、ストレスを幾分か軽減できます

下記画像は、私の部屋(元々は母の介護部屋)です。

iPadとマウスが置かれたテーブル、椅子、ルンバ、空気清浄機、猫壱のお皿2枚、仏壇(父)、そして一畳分のクローゼットに、私の私物(衣類など)が収まっています。

もちろん、ホコリやチリといったゴミは必ず出ます。モノが少なければ掃除も楽ですし、ルンバ等の自動掃除機を使えば、掃除時間も必要ありません。

つまり、生活に必要なモノの量を把握していれば、それ以上のモノは必要なく、邪魔になるだけなんです。

逆に、モノが無い部屋に違和感を感じる人もいるでしょう。私も元々はモノに溢れる生活を送っていたので、違和感を持つ気持ちは理解できます。

ただ単に、ミニマリストの考え方や思想が、私に合っていただけです。

必要なモノだけの環境は「やりたいこと」に集中できる

自分に必要なモノだけの環境ほど、あなた自身が「やりたいこと」に集中できます。他に邪魔をするモノがないからです。あなたのデスク周りを必要なモノだけに変えるだけでも、パフォーマンスに影響します。

下記画像は、私の部屋で使っているニトリのテーブルです。iPadとマウスだけですが、これで十分仕事になります。テーブルは高さの調整が可能なので、普段はテーブル、時にはオットマン代わりにしています。

ダイニングにも私のスペースがあり、そちらはこんな感じです。

あなたの部屋があるのなら、あなたの部屋だけでも必要なモノだけの環境に変えてみましょう。すると、必要なモノが強調されるので、やりたいことが視覚的に明確化され、集中できる環境を得られます。

心が疲れた人こそ行うべきこと

心が疲れている人ほど、優先して行うべきことがあります。

睡眠時間を優先する

心が疲れたのなら、まずはぐっすり寝ることです。睡眠は人間の生活に欠かせないプロセスで、1日6時間〜8時間の睡眠時間を確保しましょう。睡眠時間が減るほど、翌日のパフォーマンスに影響します。

スケジュール帳を確認してみてください。ぎっしりとスケジュールが組み込まれていませんか?

忙しいことは良いことです。とはいえ、あなたの身体に悪影響を与えるペースのスケジュールは、決して良いとは言えません。

睡眠のバランスが不安定になるほどパフォーマンスに影響し、失敗やミスを繰り返す。そしてストレスが溜まっていき、最悪、眠たくても眠れない状態に陥ります。

人生を楽しむには、まずあなた自身がパフォーマンスの高い健康な状態であること。睡眠はもちろん、乱れた食生活や生活サイクルは、ストレスとなってあなたに帰ってきます。

「若さ」でカバーできるのは事実ですが、疲れることに変わりありません。だからこそ、毎日ぐっすり眠れる睡眠時間を確保してほしいんです。

部屋の掃除を習慣化する

心が疲れてくると、普段は気にならない周囲のモノが気になりイライラします。上でお伝えしたように「後で片付けよう…」がイライラやストレスを生む原因なんです。

なので、部屋の掃除を習慣化しましょう。部屋が散らかっていることにイライラするのなら、部屋を掃除することで解消できます。

確かに、掃除はメンドウな作業です。モノが多い部屋ほど、細部まで掃除が行き届かず、大変な労力になり得ます。納期が迫っている時は、それどころじゃない場合もあるでしょう。

ですが、忙しい時ほど周囲が気になってしまうものです。

なので、普段から掃除を習慣化し、綺麗な部屋を維持しましょう。私も作業前に掃除する習慣を作りました。さらにモノが少ないほど、掃除も楽になります。

イライラする原因が少なくなるほど、ストレスを抑えられるんです。

ルンバの活用も1つの選択肢。ルンバの活躍しやすい部屋づくりは必要ですけど、代わりに掃除してくれるので助かっています。

心が疲れたら病院を受診して早めの対策を取る

心が疲れているのなら、精神科の受診や心理カウンセラーのカウンセリングをおすすめします。私は倒れてから精神科を受診しましたが、それでは遅いです。

心が疲れ、精神が壊れる前に手を打ちましょう。

精神科を受診して感じたことは、年齢を問わず沢山の人が受診していることでした。まだまだ若い20代の人から60代後半の人まで様々。それぞれに原因を抱え、心が疲れている人達は沢山います。

私は現在、精神安定剤と睡眠導入剤を処方されており、薬のおかげで今の状態を保てているんです。

心が疲れてしまうことは、誰にでもあることです。

まずはゆっくり休み、あなただの時間を持って下さい。モノが無いシンプルな生活は、あなたにとって必要なことを強調させ、本当にやりたいことを教えてくれます。

今回は以上です。