【今日から始めるミニマリスト】少ないモノでより良く暮らす7ステップ

今回は、シンプルライフを始めたい人向けの内容を書いていきます。

こんにちは、YAITAです。

聴覚過敏を抱え、ミニマリズムと禅の思想、iPadの3つを愛する40代ブロガーとして活動しています。

ミニマリストとは

ミニマリストは、“モノが一切無い殺風景な部屋で生活する人”というイメージを持たれます。

けれどもミニマリストは、モノを大事にしたいからこそ“あえて厳選“しているだけです。モノを一切持たないわけではありません。

所有する全てのモノに“持つべき理由と役割”があり、役割を持たせることでモノに“価値”が生まれ、大切に管理するんです。少数精鋭のモノを大事に使い続けるのがミニマリストの考え方といえます。

また、安心できる・寛げる部屋でなければ、整頓や少数精鋭にする意味がありません。

例えば、テーブルや椅子を小さくすることで持ち運びが楽になります。とはいえ、寛げる環境がそこしかなければ疲れやすいだけです。寛げない部屋はストレスですよね。

「ミニマリストだからソファーは持つべきじゃない」
「ミニマリストだからベッドを持つべきじゃない」

と考えてしまうかもしれませんが、勘違いです。ソファーやベッドがミニマリストを定義しませんので持っていいんです。我が家にもソファーやベッドはあります。

重要なのは、“役割”を持たせることで生まれるモノの“価値”を大切にすること

なので、役割や価値が見出せないモノを、潔く手放していきましょう。不要なモノを手放していくことでモノや思考がシンプルになり、ミニマリストとしてのシンプルライフを始められます。

ミニマリストのシンプルライフとは、物事を簡素化しストレスを与えないことと、自分らしくいられる時間を持てることです。

この、“自分らしくいられる時間”が最も重要と考えています。

少ないモノでより良く暮らすミニマリストへの7ステップ

ミニマリストは“手放す・捨てる”をイメージされるかもしれませんが、逆です。

自分にとって大切なモノを理解し、大事に残すのがミニマリストです。手放すのは自分に価値を与えず、役割を持たないモノだけ。

ステップごとにまとめました。

  1. ミニマリストの目的設定
  2. 目的のために必要なモノを残す
  3. 持つべき数の設定
  4. 生活に役割があるモノを残す
  5. 不要なモノを手放していく
  6. 不要なモノは買わない【重要】
  7. 1日1個のガラクタを手放す習慣

ミニマリストの目的設定

1つ自問してみてください。「ミニマリストになって何がしたいですか?」と。

例えば私の場合、心の癒しブログを書き続けることでした。元々は介護鬱がきっかけで入院した際、偶然出会ったのがミニマリズムの思想です。

自分の目指すべき場所はココだと確信した私は、退院して早速モノを手放し始めました。今では、ほぼ毎日のように坐禅して心を静め、文章を綴っています。

ミニマリズムによって得られるのは、自分らしくいられる時間です。

この時間で、あなたは何に集中したいのか?
本当にやりたかったこととは?

を考えてみてください。思いつく限りノートにメモしてみるのも良いでしょう。可視化することで、自分の考えを知れる良い機会です。

人生は一度きり。タイムマシーンに乗って臨む過去には戻れません。あなたは、1度きりの人生で何がしたいですか?

目的のために必要なモノを残す

目的が定ったら、目的のために必要なモノを残します。

例えば私の場合だとiPadでした。入院当時はMacBookも所有していましたが、文章を綴るだけならiPadで事足りるため、今は手放しています。それに私はiPadが大好きなので、どうしても手放せないアイテムでした。今では唯一の相棒と言える存在です。

このように、あなたのシンプルライフに必要であり、かつ大好きなモノは絶対に手放さないでください

持つべき数の設定

同じモノを持つ場合の上限数設定を行なってください。

例えば、私の場合は「3つまで」です。これは、参考にしたミニマリストしぶさんの提案です。洋服に限らず、モノを所有する際の上限を設定することで、モノの役割を明確にできます。

とはいえ、どうしても3個じゃ足りないってケースもあるでしょう。私も、靴は5足持っています。生活する上でどうしても5足必要だったからです。

あなたのシンプルライフに適した数を設定し、モノに役割を持たせてあげてください。

生活に役割があるモノを残す

自分の身の回りだけでなく、生活する上で必要なモノを残します。例えば食器や箸、洗濯機、冷蔵庫、掃除機、避難道具、有事の際に必要な備蓄などです。

ミニマリストの中には、冷蔵庫や洗濯機すら持たない人もいます。大きいモノを手放すほど身軽になれるので、引越しなど楽にできます。とはいえ、モノが無いなりの生活を強いられるのは当然です。

目的を第1に考え、第2に生活を考えた時、それらのモノに役割や価値が見出せられれば捨てるべきではありません。

日本は世界面積のたった0.3%ほどしかない小さな国なのに、世界でトップクラスの災害大国です。地震が多く、毎年のように台風がやって来ます。避難道具や備蓄を粗末にしないでください。これらは生きる上で必要なモノです。

不要なモノを手放していく

役割を持たせられず、価値を見出せないモノを潔く手放していきます。捨てるのが嫌な場合、寄付したり、メルカリで売ったりするのは自由です。

まず捨てるべきは、ただの生活ゴミです。ホコリやチリが溜まりやすくなりますし、悪臭の原因にもなりますので真っ先に捨てましょう。ゴミ袋は、ゴミの日にまとめて捨てるだけです。

次に、役割を持たせられなかったモノを手放していきます。例えば、着なくなった服、読まなくなった本、聴かなくなったCD、オーディオ機器などです。

私の場合、まず手をつけたのが服でした。クローゼットに山の様に積まれていた服は、お気に入りでもなければ着る機会もなく、ただ“念の為”に買っておいた服達です。当時は数百着ほど持っていましたが、帽子やベルト、下着類含め30まで減らしました。これだけの衣類は、畳半畳分に収まります。

インナーHanes:半袖Tシャツx2
ハイウェイナイン:半袖Tシャツ
ハイウェイナイン:長袖Tシャツx2

計5着
パンツGU:ウルトラストレッチスキニー x2計2着
アウターユニクロ:ストレッチドライクルーネックT 
Journal Standard:ライダースジャケット
Less_is :小さく畳めるカーディガン
ZARA:ウォーターレペレントパーカー

計4着
部屋着作務衣(上下)1セット
スーツ1式スーツ上下
専用カッターシャツ
専用ネクタイ

1セット
礼服1式礼服上下
専用カッターシャツ
専用ネクタイ

1セット
下着や靴下下着x3
靴下x3

計6着
マフラーARMANI COLLEZIONI:マフラー1着
ベルト黒いベルト1個
帽子ZARA:バケットハット1個
計30
2024年2月現在

次に本類に手をつけ、データ化できる書籍はKindleへ以降し、データ化できず、どうしても捨てられない本を3冊だけ残しています。

CDやオーディオ機器は、全て処分しました。音楽を聴くとすれば、基本的にSpotifyです。

もちろん、音楽が大好きな人は残すべきです。仮に、全く同じCDを何十枚も持っているなら、減らしていいかな?とは考えます。

モノが減ると、今度は空になった収納が邪魔になってきます。粗大ゴミや不燃ゴミ、大きいゴミは簡単に捨てられないので、お住まいの地域毎に定められた方法で手放しましょう。

収納があるとモノは片付きますが、収納が増えることで結果的にモノは増えていきます。なぜなら、収納に片付けることで片付いた気分になり、空いたスペースへモノを置きたくなるからです。

モノを片付ける目的で収納を買うのは、単純にモノが増えるだけですのでオススメしません。

収納に入れるモノが本当に必要なモノなのか?の判断をした上で、購入の検討をオススメします。

取捨選択を判断する30日ルール

取捨選択に困った場合、1ヶ月間あえて使わない様に生活して判断する方法があります。私はこの方法を実施し、MacBookを手放しました。1ヶ月iPadだけでも生活できたんですね。

なので、判断に困ったら使用しない期間を設定して実施し、取捨選択の判断基準にしてみましょう。

不要なモノは買わない【重要】

シンプルライフを始めるために重要なのは、捨てることより、無駄なモノを新しく買わないこと。出ていくモノより家に入るモノの方が多ければ、当然ながらモノは増えてしまいます。

なので「生活に必要だ!」と断言できるモノ以外は買わないことです。買わなければ新しく家には入ってきませんし、それだけ節約にもつながります。

1日1個のガラクタを手放す習慣

普段の掃除にプラスして、1日1個、何でも良いのでゴミを減らし習慣化させてみましょう。習慣になってくると、自然とガラクタを探している自分に気が付きます。

ポイントは、当然ながら個人の所有物に関するモノに限定することです。他人のモノや家族で共有しているモノを勝手に捨てれば口論になります。

シンプルライフは片付けが終わってからがスタート

シンプルライフは、片付けが終わったらゴールではなく、始まりでしかありません。

モノが無いことで時間が生まれ、その時間をどう使うかは本人次第です。定めた目的のために、大切な時間を有効活用してください。ミニマリストのメリットは、自分だけの時間を取り戻せることです。

私たちは、毎日の様にスマホやPC画面から、モノの誘惑を受け続けています。

「あなたはこんなモノが欲しいのでは?」
「今のあなたには、これが必要です」

など、様々な方法であなたを誘惑してきます。そして、ほとんどの人が誘惑に負けてしまうでしょう。モノへ誘導するように莫大な費用をかけて広告が作られており、誘惑されてしまいます。

「モノへの誘惑に負ける自分は情けない…」と感じているかもしれませんが、決してそうではありません。誘惑に負ける様に作られているんです。負けて当然であり、見ないのが1番の回避方法だと考え、提案する私自身、サイトに広告を貼っています…。生活のためですね…。

色々な誘惑に晒され続ける中、自分だけの時間が失われつつあります。スマホ画面の誘惑やモノによって、本来すべきことに向き合えない人もいるでしょう。

ミニマリストは、モノを手放すことで物事や生活をシンプルにしています。本当に集中すべきことを理解し、そのために必要なモノを持っているため、誘惑にも負けにくくなるんです。

実際、私自身は衝動買いがグンと減り、生活が楽になりました。今は文章を綴れる毎日を楽しんでいます。

まとめ

ミニマリストは“モノを捨てる人”というイメージが先行していますが、どちらかといえば“モノを厳選し大事にする人”です。所有するモノに役割を与えることで価値を生み出し、少ないモノで生活を豊かにしてくれます。

  1. ミニマリストの目的設定
  2. 目的のために必要なモノを残す
  3. 持つべき数の設定
  4. 生活に役割があるモノを残す
  5. 不要なモノを手放していく
  6. 不要なモノは買わない【重要】
  7. 1日1個のガラクタを手放す習慣

ただ、ミニマリストは1つのライフスタイルであり、全ての人に適しているとは限りません。ミニマリズムの生活が合わないと感じた人は、ストレスになるだけなのでやめてください。

今回は以上です。