Loopのイヤープラグ(耳栓)は睡眠の時でも便利なのかな?いびき対策になると嬉しいんだけど、買うには少し高い…。使っている人の意見を参考にしたいな。
本記事は、ご覧の疑問を持った人向けの内容です。
こんにちは。ミニマリスト初心者のYAITAです。ライター兼ブロガーとして活動しています。騒音などの音に過敏反応してしまう症状“聴覚過敏”を抱え、作業の全てをiPadだけで行うiPad大好きオジサンです。
耳鼻科と精神科の両方で精密検査をしたところ、医師からは「精神的ストレスによる聴覚過敏です」と診断され、退院した現在も治療を続けています。
以降、ほぼ常時イヤープラグ(耳栓)を装着しての生活が始まりました。
私が愛用しているのは、アントワープ(ベルギー)に本社を構える聴覚保護器具メーカー「Loop」の“Loop Experience Plus”です。装着時にも違和感なく、日々の生活音を低減できるようになりました。
また、より遮音性を求めたい人は“Loop Quiet”がオススメです。
QuietとExperience Plusを比較した記事もありますので、よければ併せてご覧下さい。
今回は「Loopの耳栓は就寝時でも使えるのか?」について書いていきます。
Loopの耳栓は睡眠にも使えるの?

Loopの耳栓は、睡眠・仮眠でも問題なく使えます。上記見出し画像はQuietですが、Experience Plusでも問題ありません。なお、Engageに関しては所持していないため、未検証です。
Loopの凄いところは、耳珠(じじゅ)の内側へ隠れるように装着できるところ。耳珠とは下記画像の部分です。

正しく装着できると、真正面からでは耳栓が見えないほど隠れます。これには驚きました。
寝る姿勢は人それぞれ。仰向けじゃないと眠れない人がいれば、逆にうつ伏せという人もいるでしょう。他にも、専用の枕や抱き枕、ぬいぐるみが無いと眠れないという人もいるはずです。
Loopの耳栓なら私生活を含めた就寝時の邪魔にならず、周囲の騒音を低減してくれます。夜間に通る車の騒音や、ベッドパートナーの寝息なども低減するのでおすすめの耳栓です。
もちろん、寝返りをうっても簡単に外れることはありません。
※無意識に外してしまうケースはあり得ます。
ただし、慣れない間は“耳栓を付けている違和感“がどうしてもあります。また、完全な遮音はできません。Loopは生活の邪魔にならない程度の遮音を目的に設計しているからです。遮音性に1番優れたQuietでも-27dBで、通常の会話音が約半減するほどの値になります。
※人や場面によって異なりますが、通常時の会話音は約50dB程度です。
聴覚過敏を抱えるひとりとして、遮音に優れた商品を求める気持ちはよく分かります。ですが、高すぎる遮音は危険を伴うケースもあり、おすすめできません。
“大きな音がでるような場所には近寄らない”が1番です。
すなわち、Loopの設計した“生活の邪魔にならない程度の遮音”が、私生活や快眠にちょうど良いということです。
私は日常的にLoopを愛用していますが、シャワーの時と就寝時だけ外しています。地元が地方(しかも田舎)なので、夜間はとても静かだからです。けれど、大雨の夜や暴風の時は、Loopを付けたまま寝ています。
ちなみに、普段でLoopを付けたまま寝ると、隣で眠る妻の寝息は全く聞こえません。
※Experience Plus・Quiet両方で検証
Loopの耳栓はいびき対策に使える?

“いびきの大きさによる”ものの、Loopの耳栓で低減はできます。ただし、上述したように“完全な遮音”はできません。
人は60dB程度から「うるさい音」と認識します。では、いびきの大きさがどれ位なのかを調べてみました。
のぞみハートクリニックの記事によると、いびきの騒音は人によるものの50dB〜60dB。大きい人だと80dBに相当するとあります。
参照:のぞみ ハートクリニック_いびきの音 vs CPAPの音
また、環境省が公開している騒音の目安がありましたので共有します。

上の目安を参考にすると80dBは地下鉄の車内や蝉の声レベルです。
仮にベッドパートナーのいびきが大きい人(80dB)と仮定して、Loop Quiet(-27dB)を使った場合…
80dB(いびき)ー 27dB(耳栓)= 53dB(聞こえる音)
Loopを使っても、通常の会話音程度の音が聞こえてくる結果になります。したがって、いびきが大きいベッドパートナーの隣で寝る場合、Loopでは満足いく結果にならない可能性も否定はできません。
逆に、“通常の会話音までいびきを低減できる“と考えれることもできます。
いびきが大きい人の対策として、“横向きで寝る“というのが一般的ですが、寝返り等で姿勢が変わればいびきが発生しないとも限りません。
睡眠は私達人間にとって重要です。ベッドパートナーのいびきが酷くて眠れないという場合、寝る部屋を分ける。または睡眠外来の受診などをおすすめします。
耳栓使用の注意点
付けた耳栓を外す際は、比較的静かな所で外して下さい。うるさい場所で外すと、低減していた騒音がダイレクトに耳へ伝わります。鼓膜にダメージを与える結果にも繋がりかねません。
なので、Loopに限らず、耳栓を外すときは比較的静かな所で外しましょう。
Loopの耳栓は大きく3種類

Loopの耳栓には大きくExperience・Quiet・Engageの3種類に分類され、低減する遮音値とカラーバリエーションに違いがあります。
商品名 | カラー | 価格 |
Loop Experience (-18dB) | 4種類 | 3,990円 |
Loop Experience Plus(-18dB/23dB) | 4種類 | 4,990円 |
Loop Quiet(-27dB) | 6種類 | 2,240円 |
Loop Engage(-16dB) | 4種類 | 3,990円 |
Loop Engage Plus(-16dB/21dB) | 4種類 | 4,990円 |
価格も異なり、100均SHOPで耳栓が買える今、決して安い買い物ではありません。
価格や遮音を優先したいのであればQuiet。日常でも不自由なく使いたいのであればExperience Plusをおすすめします。
私個人のおすすめは、Experience Plusです。Quietも使ってみましたが、Experienceの方が私には合っていました。その理由を書いた記事もあります。
まとめ:睡眠の質を上げる選択肢としておすすめ
私は聴覚過敏になって以降、イヤープラグ(耳栓)生活を余儀なくされました。ですが、耳栓にも様々な商品があること、目的や性能、使い心地や価格まで様々。色々と試した結果、Loopに落ち着きました。
周囲の騒音を低減しつつ私生活に不自由さを感じない設計や、オシャレなデザインがお気に入りです。
私にとってLoopは欠かせない存在であり、執筆中の今も付けています。
睡眠の質を上げるため、周囲の騒音が気になって眠れない人にLoopはおすすめです。最大で-27dBを低減し、静けさを与えてくれます。
とはいえ、ベッドパートナーの激しいいびきには完全に対応できないかもしれません。Loopの耳栓の遮音値より、いびきの音が大きいためで、期待外れの結果になる可能性もあるでしょう。
その場合、寝る部屋を変える。睡眠外来への受診をおすすめします。
もし、ちょっとでも気になったのなら、Loop公式サイトをご覧下さい。
今回は以上になります。