「40代のミニマリスト(メンズ)にパジャマはいる?・いらない?」
先に本記事の結論をお伝えします。
私個人の結論を言えば「個人の自由にすればいい」です。
“パジャマの有無“が問題ではなく、“パジャマがあなたに与える影響”こそ重要な問題ではないでしょうか。
もっと具体的な解説を求める人は、読み進めて下さい。
私のミニマリスト生活は、入院中のベッドで偶然読んだ1冊の本から始まりました。
こんにちは。 ミニマリスト初心者(3ヶ月目)のYAITAです。ライター兼ブロガーとして活動しています。音に過敏反応してしまう“聴覚過敏”を抱え、作業の全てをiPadだけで行う40代オジサンです。
ミニマリストとしては、まだまだ浅学非才の身。それでもメインアイテムは18種・カバン3つ・靴は5足+(消臭パウダー1個)・衣類関係は全部で38着・スキンケア2つ、全67種類まで減らしています。
*個人のモノに限定しており、生活で必要なモノ(包丁やタオルなど)は除外
40代男性の持ち物をテーマにした記事がありますので、気になる人はご覧下さい。
【ミニマリスト】40代男性の持ち物公開|これだけで生活しています
ミニマリスト40代メンズ|パジャマはいる?いらない?
冒頭にてお伝えしている通り、ミニマリストにとってパジャマの有無は「個人の自由にすればいい」です。
パジャマの有無がミニマリストを定義しない
パジャマの有無がミニマリストを定義しませんし、ミニマリストに決まった定義はありません。趣味趣向は人それぞれ異なるためです。
ミニマリストは、“必要最小限のモノで生活する人”とイメージする人が多いでしょう。私も以前はそう考えていましたが、このイメージは少し異なります。
ミニマリストは、“自分に必要なモノを「強調」させるため、あえてモノを少なくする人”です。目的なくモノを捨てているのではありません。
つまり、“パジャマの有無“が問題ではなく、“パジャマが与える影響”こそ重要な問題。パジャマを手放したことで睡眠の質が下がれば本末転倒です。
なので…
「ミニマリストにパジャマはいらない?」ではなく
「あなたにとってパジャマはいらない?」で考えましょう。
パジャマが睡眠の質を左右するなら必要なモノ
パジャマを手放す選択がダメとは言いません。しかし、あなたにとって睡眠の質を高めるモノのがパジャマなら、必要なモノだと私は考えます。なぜなら、パジャマを手放したことで睡眠の質が下がれば、翌日のパフォーマンスに影響するからです。
特に40代ともなれば、寝ても疲れが取れにくく、身体の節々に疲れを感じる世代です。私生活が変わると順応するまでに時間がかかり、ストレスを受けることもあるでしょう。
「疲れたからぐっすり眠りたい。でも、いつものパジャマじゃないと眠れない…」
これでは寝不足となり私生活が悪化します。すなわち、その人にとってパジャマは必要なモノだったんです。“枕が変わると寝られない人”と似ているのでしょう。
例えば、仕事着に袖を通した時、仕事モードのスイッチが入る経験はあるかもしれません。パジャマも同じで、リラックスモードのスイッチとなる人はいるはずです。
なので、ミニマリストとして取捨選択する際、“あなたにとってパジャマはいらない?”で考えて下さい。
睡眠が重要な理由|ミニマリストが捨ててはダメなモノ2つ
ミニマリストでも、“捨ててはダメなモノが2つある”と私は学びました。それは、睡眠時間と、備蓄を含めた避難道具です。
睡眠はパフォーマンスや心身の状態に大きく影響し、イライラの原因にもなりかねません。さらに、日本は台風や地震が多い国として有名です。我が家でも避難道具や備蓄は優先して確保しています。有事の際、ないと困るモノだからです。
また睡眠に関しては、毎日8時間〜9時間を目安に寝ています。下記は、iPhoneのヘルスケアでデータ化された平均就寝時間です。
1日の仕事量や体調にもよりますが、早いと21時過ぎには寝る状態に入っています。
毎日を楽しむためにも、日々の不安やストレスを軽くするためにも、睡眠時間や質は重視すべきです。
現在40代の人なら「昔は徹夜で働いたもんだ…」という人はいるかもしれません。
しかし睡眠不足になれば、当然パフォーマンスは低下していきます。睡眠を甘くみてはいけません。
睡眠不足は、高血圧・動脈硬化・うつ病・認知症など、多くのリスクを心身共に与える可能性を秘めているからです。
睡眠力:毎日8時間の睡眠がおすすめな理由
睡眠時間の前半で体力面を回復し、精神面は後半で回復するそうです。とはいえ、精神面の回復は“就寝後6時間以降”に行われると言われています。つまり、6時間睡眠では精神面の回復を充分に行えないんです。
したがって、健康維持のために、8時間睡眠の確保をおすすめします。
これらの情報は、「睡眠力」 〜仕事のパフォーマンスを上げる睡眠マネジメント〜 を参照しています。
また、下記一説をご紹介します。
「睡眠負債」提唱者スタンフォード大学睡眠研究所の西野精治先生によると、日本では一時的な不眠症に陥っている人は約50%、慢性的な不眠症では約30%いるとされ、15%が日中に過度の眠気を感じていることが分かっています。
出典:睡眠力_〜仕事のパフォーマンスを上げる睡眠マネジメント〜
2020年に新型コロナウイルスが世界の在り方を一変させました。
上述した通り40代にもなると、従来の生活を根本から急に変えることは難しいものです。しかし、時代は私達に合わせてくれません。ニューノーマルな生活スタイル、新たなテクノロジーは加速を増し、どんどん進化していきます。
仕事はリモートワークに変化し、「満員電車に乗るストレスから解放された!」と喜んだ人はいるでしょう。その一方で、「新しい生活に馴染めない…」とストレスを感じる人が増えたと言います。
ストレスの蓄積によって睡眠不足に陥ればパフォーマンスが下がり、失敗の元にもなりかねません。
だからこそ、睡眠時間と質が大切であり、パジャマを手放す行為を気楽に捉えてほしくないんです。
睡眠のメリット・リスク
本書に紹介されている睡眠のメリット・リスクをまとめました。
睡眠のメリット
- パフォーマンスの維持
- 若々しさを保つ
- 心身の回復
睡眠不足のリスク
- 免疫低下
- 肥満
- 認知症
あえてザックリと紹介しています。詳しく知りたい人は、ぜひ本書をご一読下さい。
ミニマストのパジャマはどんなモノ?
ミニマリストにとってのパジャマは、「ミニマリストそれぞれだ」としか言えません。
パジャマを持っている人がいれば、パジャマを手放し、普段着のまま寝ているという人もいるでしょう。睡眠時間や質に影響しなければ、パジャマは無くても問題ないワケです。
一例として、私のケース(パジャマ)をご紹介します。
- 春:長袖ヒートテック
- 春:GUのウルトラストレッチスキニー
- 夏:スポーツウェアのTシャツ
- 夏:スポーツウェアの短パン
- 秋:長袖ヒートテック
- 秋:GUのウルトラストレッチスキニー
- 冬:長袖ヒートテック
- 冬:ユニクロのストレッチドライクルーネックT
- 冬:GUのウルトラストレッチスキニー
元々は専用のパジャマを確保していました。就寝時には汗をかくので、お気に入りの服が汗で汚れるのを避けたかったんです。
けれど、取捨選択をしていく過程で「パジャマは無くてもいいかな…」という結論に至り、手放しました。
個人的意見ではありますが、ユニクロのストレッチドライクルーネックTと、GUのウルトラストレッチスキニーは本当に着心地が良いです。
ストレッチの名が付いているだけあって伸縮性に優れ、違和感を感じません。フィット感や肌に触れた心地も良いので、私のメイン服となっています。
すなわち、普段のメイン服が着心地良いなら、そのままパジャマにも代用できるんです。
ミニマリストが考えるパジャマがいる人・いらない人
上述している通り、私達にとって睡眠は重要です。パジャマを手放して睡眠の質が下がってはストレスの元になってしまいます。
したがって、2つに分類できます。
- パジャマがいる人:いつもの服じゃないと寝られない人
- パジャマがいらない人:服装に関係なく寝られる人
例えば私の場合、“服装に関係なく寝られる人”の方です。とはいえ「パジャマじゃないと落ち着かないし、寝られない」という人はいるでしょう。
1ヶ月保有しておくマイルール
個人的におすすめなのは、あえて1ヶ月使わずに生活し、取捨選択の判断をするマイルールです。これはパジャマにでも代用できます。
例えば、今使っているパジャマを“あえて”使わず、1ヶ月生活してみて下さい。そして生活の変化を確かめてみましょう。睡眠時間や質は、ヘルスケアなどのアプリ、Oura Ring3などのデバイス、日々の体調や疲れ具合によって判断できます。
私も一時期Oura Ring3を愛用していました。睡眠時間や質を正確に分析し数値化するので大変便利です。
もし仮に「パジャマじゃないと、やっぱり寝つきに時間がかかる…」だったり「どうも落ち着かない…」といった場合、パジャマは必要なモノとして認識しましょう。
逆に「いつも通り寝られる」という人は、パジャマは無くても問題ないワケです。ただし、寝汗で服が汚れるため、同じ服を着続ける行為は“違う意味でリスク”になる点を認識しておきましょう。
元々、私は冬用のトレーナーとスウェットを確保していました。最近になって「いらないかも?」と考えた私は、マイルールを実践し、いらないモノとして判断しました。
スポーツウェア1式はコスパが良い
Amazonなどで販売されているスポーツウェア1式セット。半袖T・パーカー・タイツ・短パンが付いて3,000円程度で購入できます。アンダーアーマーなどブランドに拘ると高額になりますが…。
これらの服は運動時以外でも使い回せるので、1セットあると結構便利です。
例えば私の場合、下記のように使い回しています。
- 半袖Tと短パン:夏用パジャマ
- タイツ:ズボン1枚じゃ寒い真冬用(積雪時など)
- パーカー:普段着を汚したくない作業時用
生活スタイルに合わせて使い回せるので重宝しています。そもそもは、ランニングを目的として4年前に購入したモノでした。もちろん、運動用として使っても問題ありません。
コスパが高く色々と便利なため、私が所有する衣類の中に入っています。
まとめ:ミニマリスト以前に“あなたにとって”パジャマは必要か
ミニマリスト以前に、あなたにとってパジャマは必要か?を確かめた上で取捨選択の判断をしましょう。
睡眠は大変重要なプロセスです。年齢が若い時なら無茶はできました。けれど、40代ともなれば確実にパフォーマンスは下がります。
ミニマリスト活動でストレスを感じたり、不幸だと感じたりする結果は本末転倒です。
「ミニマリストにパジャマはいらない」
「ミニマリストなんだからモノを減らすべき」
といった固定概念に捉われる必要はありません。あなたにとって必要かが重要な問題です。数を減らすことがミニマリストの目的ではなく、必要なモノを強調させるのが真の目的。
なので、パジャマに関係なく捨てるべきか迷った場合、一定期間使わないルールを設定し、本当に必要なモノかを判断する方法をおすすめします。そして、いらないモノだと判断した時は、潔く手放しましょう。
必要な時に、必要なモノを、必要な分だけ持っている。これがミニマリストの理想です。
あなたにとってパジャマが必要なモノなら、捨てるべきではありません。
今回は以上です。