今回は「ミニマリストの服に対する考え方」について書いていきます。
こんにちは、ミニマリストYAITAです。
音に過敏反応してしまう“聴覚過敏”を抱え、作業の全てをiPadだけで行う40代ブロガーです。現在、個人では69種類のモノを管理し、妻と2人で暮らしています。
私のミニマリストな生き方は、病院のベッドで偶然読んだ1冊の本から始まりました。
服は管理するからこそ長持ちする

服に限ったことではありませんが、モノは管理するからこそ良い状態を維持できます。服は、使う人の管理に大きく影響されるモノの1つだと、ミニマリストになってから気づきました。
服(モノ)を管理できないから「不安」になり、新しい服を買い足して「安心」する。
この連鎖がモノを増やして部屋を圧迫し、ストレスの原因になっていきます。モノの数や状態を把握し、頭の中で管理できるからこそ不安やストレスが減り、パフォーマンスは回復するんです。
管理できずムダに多すぎる服で溢れた日々

ミニマリストの思想に目覚める前、私はモノに溢れた生活を送っていました。心配性なのもあって、なんでもストックしておかないと落ち着かなかったんです。
2ヶ月に1回は服を買い足していた過去
母の介護生活を始める以前、私服OKの企業に勤めていた私は、当時2ヶ月に1回のペースで衣類を購入していました。多い時は2週間ペースで、いつも違う服を着れる様に買い足します。
『いつも同じ服を着ている人=清潔感のない人』という勝手な固定概念があったからです。今思えば、あるはずのない周囲からの視線・態度が気になり、不安で仕方ありませんでした。
その不安を払拭する方法が、服を買い足すことだったんです。
山積みになっていく衣類達
ご想像通り、当然ながらクローゼットは衣類で溢れ、床へ乱雑に置かれた衣類が山積みになっていきます。
今日着たい服が見つけられず、山積みの中から見つけた1着は、異臭やシワで着れたもんじゃありません。着れない服を山積みに戻し、購入時期が浅い新しい服ほど着る機会が増えていきます。
結局、私が1番気にしていた「いつも同じ服を着ている人」になっていたんです。
「あれ…これって昨日も一昨日も着てた服じゃなかったっけ…」
職場のトイレに設置された鏡に映る自分を見て、愕然とします。
加速するストレス
もともとコミュ障の私は、組織で働くことに向かない人種でした。
プロジェクトチーム内で部下に指示を出す時も、上司に相談する時も、心のどこかで相手が出す違和感に過剰反応していました。毎日ストレスを溜め込み、心も疲れていきます。
最終的には服が発する匂いだけでなく、自分がから発する全ての匂いが気になり始めます。色々な消臭グッズを試すものの、自身の体臭が合わさった匂いで、また新たな異臭を生み出す悪循環。
そして、長年お世話になった企業を辞める決断に至ります。直後に体調を崩し、回復して「いざ再就職!」というタイミングで、5年に及ぶ母の介護生活が始まりました。
服を捨てた日

2022年12月の入院から退院した私が最初に行ったミニマリストな活動。それは、不要な服を捨てることでした。
そして、以前は気にしていた「いつも同じ服を着ている人」を、自ら行う様に考え方を変えました。
いわゆる『私服の制服化』で、下記記事にて解説しています。
捨てた衣類の数を具体的には覚えていませんが、数百着は捨てたでしょう。畳三畳分のクローゼットで足りず、手が付けられないほど山盛り状態になっていた衣類は、現在だと半畳程で収まっています。
ミニマリストの生活を始めて以降、38着の衣類で生活しています。実際の画像がこちらです。

部屋のクローゼット(1畳分)に、私の私物を含めた衣類が収まっています。あれだけ毛嫌いしてきたのに、今では毎日同じ服に袖を通し、毎日ほぼ同じ装いです。
服の状態を把握・管理すると服からのストレスに解放される
服の状態を頭の中で管理できると、驚くほどに服の「不安」から解消されます。自分の生活に必要な数を把握しているので、衝動買いも無くなりました。
以前はお値打ちな服を見つけると「とりあえず…」と買っていたんです。けれど、必要な数を知っているので「とりあえず…」といった誘惑にも負けなくなります。
好きな服を毎日着れる
お気に入りの服に袖を通すとき、気分が上がりますよね。または、仕事モードに入るスイッチ的な効果もあります。
残した服は私にとって着心地が良く、好きな服ばかり。
だから、毎日好きな服を着て過ごせますし、服によって気分が下がるといったことも無くなりました。
少ないからこそ1着の服を大事にする
数が少ないことで、一層「この服を大事にしよう」という思考になります。好きな服が傷んだり、汚れたりするのはショックですよね。
なので、服1着に対する手間をかける時間も確保します。
逆に、服が多すぎると場所や状態も把握できませんし、今必要ってときに着れない事態に陥るケースもあります。
大好きな服だからこそ、大事に使ってあげたくなるんです。
洗濯の回数に比例して服の生地は傷んでいく

生活に服は必要で、着た服は洗濯しますよね。
ですが、洗濯は服を傷める原因の1であり、洗濯の回数に比例して服の生地は傷んでいきます。使ってる洗剤や柔軟剤、クリーニングの方法なども影響するでしょう。
「洗濯をするな」と言いたいのではありません。「洗濯のタイミングを見定よう」とお伝えしたいんです。
インナーはまだしも、アウターを頻繁に洗う必要はありません。汚れのついたアウターなら別ですが、「今日着たから」という理由だけで洗濯すると、劣化を早める原因になり得ます。
各ご家庭にそれぞれの事情はあるでしょう。
- ホコリを落とす
- 簡単な汚れを拭き取る
- 消臭スプレーを使う
- 天日干しをしない
などの対策で、服のダメージは軽減できます。
大好きな服であるほど、汚れたり、傷んだりするのが嫌なのは誰しも同じです。1着の服を大事に扱うだけで、寿命は変わってきます。
ヨレヨレの服は捨てる
服も日々劣化するもんです。着れない服は潔く捨てるか、着れなくなるギリギリでフリマアプリ等で販売する方法もあります。

実は最近、1着のヒートテックを手放し、服を1着追加しました。それが、ハイウェイナインのC-NECK RIB S/S Tシャツ(白)です。
ハイウェイナインのTシャツは、革ジャンのインナーとして開発された服なんだとか。革ジャンを好んで着るクセに何も知らない自分が恥ずかしい…。
商品は『とても上質な生地で、厚みのあるTシャツ』といった印象で、夏のインナーとしても使えますが、厚みがあるので真夏では厳しいです。
逆に、春や秋、冬といった長いシーズンで着れる1着。
またレビュー記事を書きます。
今回は以上です。