【心のミニマリスト】後ろ向きな心は部屋と一緒に掃除しよう

今回は「後ろ向きな心は部屋と一緒に掃除する」をテーマに書いていきます。

こんにちは、ミニマリストYAITAです。

音に過敏反応してしまう“聴覚過敏”を抱え、作業の全てをiPadだけで行う40代ブロガーです。

後ろ向きな心は部屋と一緒に掃除しよう

ストレスを増やさないために、後ろ向きな心は部屋と一緒に掃除しましょう。部屋が散らかれば、あなたの心も散らかり、ストレスになるからです。

日々の疲れからイライラやモヤモヤを抱えつつ、何もしたくない状態で家路につく人がいます。睡眠の質や体調、仕事のパフォーマンスにも影響を及ぼすストレスは、負の悪循環を生み出す原因です。

何もしたくない状態では食事も疎かになり、後片付けを後回しにし、ストレス発散の時間に没頭したくなりますよね。すると、部屋は散らかっていきます。

「また後で片付けよう…」

この感情が、ゆっくりと着実にムダなゴミを増やしていき、部屋は散らかっていくんです。散らかった部屋は脳へ伝わる情報量が多く、精神的なストレスになり得ます。

あなたのパフォーマンスを回復するはずの部屋が、パフォーマンスを下げていく部屋であってはいけません。だからこそ、部屋は片付けるべきなんです。

心が後ろ向きになる主な原因

心が後ろ向きになる主な原因を挙げてみました。

  • ストレス
  • 未来への不安
  • 孤独を感じたとき
  • 自己批判的思想
  • 健康状態の悪化
  • 人間関係
  • 過度な労働環境
  • 過去のトラウマ

遥か昔から人間という生物は、ポジティブ(前向き思考)よりネガティブ(後ろ向き思考)を優先する傾向にあります。生き残るために危険となる事柄や情報を優先したためで、この性質を“ネガティビティバイアス”と言うそうです。

嬉しかった記憶の数より、嫌な記憶の数が多いという感覚はありませんか。「思い出したくもない人が、ずっと追いかけてくる夢を見た」といった経験があるかもしれません。

過去のトラウマとして、記憶の隅に存在しているんです。

心が疲れている人ほど自分に向き合う時間は必要だ

心が疲れている人ほど、素直な自分と向き合う時間が必要です。ひとりの時間を疎かにすると、心の回復がストレスに追いつかなくなり、最終的にパンクします。

私は5年に及ぶ介護によって重度のうつ状態に陥り心が壊れ、その後入院しました。けれど、この入院をきっかけにミニマリストへ目覚める1冊と出会います。

あえてスケジュールは空けておく

自分だけの時間を優先してください。家族・友人にも邪魔されない“自ら選んだ孤独”は、自身と向き合える貴重な時間を生み出します。

ご紹介した本の著者“ミニマリストしぶ”さんも、あえて人と合わない日を設けているそうです。

毎日スケジュールでいっぱいな生活を送るのではなく、あなた自身、あなたの心と真剣に向き合える時間を持ってください。自分の本音と向き合うことで、本当に自分がやりたいことを確認できます。

空を眺めるだけの贅沢な時間

入院時、病室でしていたことは、窓から外の景色を眺めるだけでした。けれど、この時間がとても贅沢に感じられたんです。そして、自分と向き合える時間にもなりました。

私たちは毎日の様に空の景色を見ていますが、心が疲れている人ほど、この時間は必要だと実感しています。心の休息に必要なのは、ゆっくり休むことなんです。

下記記事も書いています。

周囲のムダなモノを減らす

周囲にモノがあると、集中の妨げやストレスの原因になり得ます。なので、お部屋の掃除をしてください。単純なゴミを捨て、出しっぱなしのモノを収納に片付け、掃除機や拭き掃除をする。

私は、この記事を読まれているあなたに「ミニマリストになってください」とは言いません。ミニマリストは人を選ぶと考えているからです。

あなたの部屋を綺麗にする。

たったこれだけで心はスッキリしますし、必要なモノだけで満たされた部屋ほど心は豊かになっていきます。

もし目の前に、以前から捨てれるけど捨てていないゴミがあったとしたら、読む手を止めて今すぐ捨ててください。ゴミ箱に捨てるという行為だけで、あなたの部屋は1つ綺麗になります。

“自分らしさ”を取り戻す

どうせなら、笑って生きていたいですよね。

部屋を掃除しながら心も掃除して、自分らしさを取り戻してください。充実した毎日を送れた方が、人生は楽しいに決まってます。

時間は作るモノです。

スケジュールを詰め込みすぎている人は、スケジュールを空けましょう。家事・育児等で忙しい人は、実家やパートナー、または支援機関に相談してみましょう。

モノがある生活≠充実した毎日

人生の楽しみ方はそれぞれで、人の生き方を指図する資格や身分など私にはありません。

けれど、1つだけ言えることがあります。

モノを減らし掃除を習慣づけて以降、モノに対するストレスから解放されました。モノを持つことやモノを持つステータスが、必ずしも心を豊かにするとは限らないんです。

ガレージに高級車を何台も停め、周囲を圧倒するような豪邸に住み、お金に何不自由なく生活している人は多くいます。高級なモノを沢山所有するというステータスに私も憧れていました。

家族のためだけでなく、色々なモノが沢山欲しい。だから、もっと沢山働かなくてはならない…。

ですが、必要なモノだけあれば、十分生活はできます。

お金持ちは全員幸せなのか?

お金持ちの人はみんな幸せなのか?

と言えば、答えは違うのかもしれません。お金に不自由はしなくとも、別の部分で不便・不自由・不満、生き方に疑念を抱えている人もいるはずです。

例えば、ベンチャー企業の社長だった人がインド旅行をきっかけに得度した実話とか、興味深い内容ですよね。

生きていく上でお金は必要ですが、別に所有しなくて良いモノを買うためにお金を稼ぐ必要はありません。

その時間を自分だけの時間に充ててください。その方が、自分の本音と向き合える貴重な時間を得られます。

あなたが今欲しいと思っているモノは、本当に必要なモノでしょうか。

安心できる老後のため、家族や子供のため、今を懸命に働く人は多いでしょう。本当はやりたくもない仕事を選んでいるのかもしれません。

過去に選択してきた結果が今であり、今に不満を抱いているのなら、過去の選択に何かの間違いがあったのかもしれません。

理想と現実の差分が、今まさに抱えている解決すべき課題です。

今も楽しむべき

人生の最期を迎えるためにモノを所有するのではなく、今をどう楽しむためにモノを選ぶのかが重要ではないか?と浅はかながらに考えています。

自分の本音に耳を傾け、今本当にやりたいことを知ってください。時間を忘れるほど夢中になって取り組めることこそ、あなたがやりたいこと。

あなただけの時間を取り戻し、あなた自身の生活や心を豊かにするためにも、まずはお部屋を掃除する所から始めてください。

上述したように、お部屋が散らかれば心も散らかり、本当の自分に向き合えないからです。

今回は以上になります。