本記事は、ご覧の疑問にお答えします。
こんにちは、ミニマリストYAITAです。
音に過敏反応してしまう“聴覚過敏”を抱え、作業の全てをiPadだけで行う40代ブロガーです。
ミニマリストは“つまらない”という考えについて

まず伝えたいことがあります。
ミニマリストが大切にしているのは『自分らしくいられる時間』です。モノのない生活が楽しい・つまらないではなく、自分らしくいられる時間を得られるか?否か?なんです。
なので、「つまらない」という考えに至る時点で違和感を覚えます。おそらく、余暇を楽しむモノまで手放してしまったのではないでしょうか。
楽しめるモノまで手放したら、誰だってつまらないです。私も、iPadが無い生活はつまらないと感じます。
もしかすると、ミニマリストの目的を履き違えているのかもしれません。
ミニマリストの目的
といった意見を持つ人もいるでしょう。
ミニマリストの目的は、自分らしく過ごせる時間を取り戻すことです。不要なモノがあると集中できない・維持コストのために働く・余計なストレスの原因を生みます。だからこそ、不要なモノだけを手放すんです。
つまり、モノを手放すことが目的ではなく、ストレスを低減し、心を豊かにするための手段なんです。
「ミニマリストなら、部屋に余計なモノを置いちゃいけない!」
と杓子定規な考えでモノを取捨選択すると、捨てては困るモノ・極端なケースでは他人のモノまで捨てかねません。勝手な行動は口論の原因を生みます。
自身にとって不要と判断したモノは手放しますが、必要なモノや大好きなモノは手放さないでください。後で後悔します。
あなたに必要なモノが他人と異なって当然
ミニマリストしぶさんの影響を受けて生活を変えてみたものの、つまらないと感じた人もいるでしょう。
ミニマリストしぶさんは、長いミニマリスト生活から得た経験を活かしつつアップデートを繰り返しています。しぶさんの生活が、全てのミニマリストに適しているとは限りません。なぜなら、それぞれの生活様式や価値観、ライフスタイルが異なるからです。
しぶさんが過ごされている環境は、彼自身の理想を求めて行動・改善してきた結果であって、あなたが必要とするモノは他にあって当然なわけです。
モノが減ることで得られる時間
不要なモノを手放すと余白が生まれ、余白部分が多いほどストレスが低減されていきます。モノが減ることで無意識に処理する情報も減るからです。
また、残されたモノが強調されることで、今必要なことに集中でき、ひとつ1つの作業を丁寧に行えます。ながら作業するほどモノがない分、1つの作業に集中できるんです。
他にも、モノが少ない分、自分に向き合える時間も作れますし、自分の好きな時間にもできます。余暇を楽しんだり、旅行や大切な人と過ごす時間にしたりは自由です。
自分らしくいられる時間を取り戻せることが、ミニマリスト最大のメリットであると私は結論付けています。
ミニマリストがつまらないという意見にお答えします

「ミニマリストの生活がつまらない」という考えから、ミニマリストをやめた人は多くいるでしょう。
また、ミニマリストに興味があるものの、「つまらない」という意見もあるから、あと1歩が出ない人もいるのでは?と考えています。
ミニマリストがつまらないという意見に対し、私がお答えします。
- モノの無い生活は不便に感じる・見える
- モノの無い生活は質素で貧乏そうだ
- お金が増えるっていうほど増えない
- 片付けなくても手に届く範囲にあればいい
- モノを捨てる行為がそもそも億劫
- 我慢を強いられる生活がしたいわけじゃない
- 宗教的な雰囲気・嫌悪感を感じる
- 周囲との意見が合わなくて浮いてしまう
- 同じ服だと周囲からの視線を気にしてしまう
モノの無い生活は不便に感じる・見える
今の生活が不便だとは考えていません。むしろ快適です。
ミニマリストは、それぞれの生活に必要なモノだけを選ぶのであって、不便を求めてはいません。モノを手放した結果、不便だと判断したら買い戻します。
ミニマリストの中には、「納得できないモノを買う位なら、あえて不便さを選ぶ」といったモノに強い拘りを持つ人もいるでしょう。
私は個人の車を手放した際、実際に「失敗したかな…」と感じる時はありました。けれど、手放したことに後悔はしていません。
モノの無い生活は質素で貧乏そうだ
殺風景な雰囲気が貧乏な演出をするかもしれませんが、生活に必要なモノは手放しませんので、フツーに生活は送れます。モノの数が重要ではなく、自分がやりたいことに取り組める部屋なのか?が重要なんです。
なので、観葉植物や好きな絵画などを飾るミニマリストもいるでしょう。
殺風景な部屋に違和感を感じ、大好きなモノを部屋に飾りたいのなら、飾っていいと私個人は考えています。だって、その人にとって必要なモノなのですから。
お金が増えるっていうほど増えない
節約効果は大きいと考えています。ミニマリストの生活を始めて以降、無駄な出費は減りました。
特に大きいのが食費と衣類に伴う費用で、挙げられる理由が“1日の食事量が減ったこと”と、“お菓子を食べなくなったこと”です。1日の摂取カロリーを計算した上でチョコレートを食べていますが、それ位です。
また、衣類は以前に比べてほとんど買わなくなった(以前が異常だった)ので、助かっています。
無理な節約はストレスになるので、ゆる〜い感じが丁度いい位です。
片付けなくても手に届く範囲にあればいい
おっしゃる通りで、手に届く範囲にあった方が楽ですし、ミニマリストに目覚める前は同じ生活をしていました。
ただ、モノがあることで掃除が億劫になってくるんですよね。掃除の前にモノを片付けるプロセスが生まれるからです。1回の掃除が億劫になってくると環境に慣れてしまい、どんどんモノが増えていきます。
待っているのは、不衛生な汚部屋と片付ける時の重労働です。
出したモノを片付ける。不要なモノを家に持ち込まない。単なるゴミはゴミ箱へ捨てる。これらのひとつ1つの行動を丁寧に行うだけで、比較的綺麗な部屋を維持できます。
ミニマリストは、どこぞの兵長や姑の様に、指につくホコリ1つ許さないわけではありません。
ただ毎日を丁寧に生きていく。そこに心の豊かさが現れると私は考えています。
モノを捨てる行為がそもそも億劫
よく分かります。仕事でクタクタな日に片付けとかしたくないですよね。
けれど、誰かが片付けなくてはいけません。放っておくと、まとめて片付けを強要される日が訪れます。
今の家へ引越す時、私の実家をひとりで片付けました。4兄弟と母の荷物を整理して捨てる。お金を払えば業者が代行してくれますが、そんなお金の余裕は私にありません。
本当に苦労しました。
身体は日々老いていきますので、身体が動く若いうちからモノの整理をしておくべきです。下記記事でも書いています。
我慢を強いられる生活がしたいわけじゃない
節約は意識していますが、我慢をしているつもりはありません。生活に必要なモノは買いますし、足りないと判断したら買い足します。
自分の頭の中でモノの数や状態を管理できているからこそ、ムダな心配やストレスから解放され、目の前の作業に集中できるんです。
上述していますが、ミニマリストの目的は節約や我慢でもなく、自分らしくいられる時間の確保です。
宗教的な雰囲気・嫌悪感を感じてしまう
確かに、部屋の片隅に小さな仏像や仏具がポツンと置かれていたら、宗教的な嫌悪感を感じる人もいるでしょう。
私の部屋には小さな仏壇(父)があります。もともとは母の介護部屋として用意した部屋だからですが、我が家は無宗教です。
モノへの価値観や、部屋に何を置くのかは本人次第なので、本人にとって大事なモノならそれで良いと考えています。
周囲との意見が合わなくて浮いてしまう
モノへの価値観や考え方がガラリと変わってしまうので、意見の食い違い、衝突はあり得ます。
実際、マキシマリストな私がミニマリストになったことで、妻と何度か口論になりました。妻と口論するためにミニマリストになったワケではないので、お互いの価値観を尊重し合って生活しています。
また、夫婦内のルールなども設けました。下記に解説しています。
同じ服だと周囲からの視線を気にしてしまう
服の数がミニマリストを定義しませんので、複数の服を所有すれば良いだけです。少ない服でも色々着回せるオシャレ系ミニマリストは沢山います。
ただ、私は非オシャレ系なので何とも言えません。オシャレ系ミニマリストを参考にしてください。
また、私の外出時コーデは毎回同じですが、別に変な目で見られたことは1度もありません。
ミニマリストは人を選ぶ|合わない人は始めない

“ミニマリストは人を選ぶ”という持論があり、ミニマリズムの生活に合わない人がいて当然です。無理に続けてストレスを溜め込む位なら、今すぐやめてください。
「ルンバで部屋中を掃除できる部屋が良い!」
という理想があったとしても、部屋の構造的に適さない家もあります。我が家にルンバがあるのは母の介護が前提にあったためのバリアフリーで、ミニマリストを前提にしていません。
外出中に掃除してくれるメリットや聴覚過敏の影響もあり、結果的に買って良かったと判断しています。
下記記事でも解説しています。
今回は以上です。